石田勝紀著『勉強しない子には「一冊の手帳」を与えよう!』(ディスカバートゥエンティワン)の感想文
石田勝紀著『勉強しない子には「一冊の手帳」を与えよう!』(ディスカバートゥエンティワン)読了。
人間が好ましい習慣を手に入れるためには、「モチベーション」だけでなく、「仕組み」も必要ということ。
「子ども手帳」は、まさに行動を起こすための)」「仕組み」といえるわけで、教育方針は、「モチベーション」と「仕組み」のふたつを両輪にすべきということである。
1週間でやるべきタスクを子供に見開きの手帳に書かせて、やったらそれを赤ペンで消させる。
それだけの仕組みで、好ましい習慣がつけられのか?でも、面白そうだよね。ってワケで、自分が始めちゃうことにした。
表紙の形のような手帳を手に入れて、早速使ってみた。
赤ペンでタスクを消すのはなかなかかいかんだった。
子供なら夢中になるかも。
この形は
「週間(ウィークリー)ブロック」という。
実は、肝心の作者がその名前を知らなかった😅そのため、アマゾンでこの形の手帳を探すのに難儀した。
アマゾンのサイトで色々検索しているうちに、他人の検索ワードが出てきてその名前を知ることができた。
タスク優先なら、時間の制約が無い週間ブロックの方がいいと感じる。
第一、子供は字が大きい。
バーチカル型やカレンダー(月間ブロック)型は窮屈になる。
お手伝い等や検定の合格にはタスクを赤ペンで消すだけではなく、ポイントを与えると効果が上がる。まぁ要するに「ご褒美」作戦。
子供に頑張ったらご褒美ってのは、「馬の鼻先にニンジン🥕をぶら下げるようで嫌だ」って人もいるけどね。
この「子ども手帳」の一番の良さは、
結果ではなく、
過程(行動したことやプロセス)を評価する所にあるんだよね。
やるべきタスクを積み重ねていけば結果はついてくる。
そういう「努力の積み重ね」の尊さを子供のうちから理解させることに意義があるわけだ。
過程の段階の積み重ねを評価して貰えば、仮に結果が出てなくても達成感を感じることができる。
「達成感があれば、継続したいという願望が生まれ、やるべきことを次々とこなしている自分を誇らしく感じ(自己肯定感)、自信をつけていきます。この自信が積極性を生み出し、プラスの心をつくるのです。」
毎日予定通りの「自分磨き」タスクをこなしてる私はエライ。
って思えればシメたものだよね。
誰にも褒められなくてもいい。
誰にも応援してもらわなくてもいい。
自分で、「やるべきことを次々とこなしている自分を誇らしく感じ」られるようになれば、無敵かもしんない。
教え子にルーティンワークを習慣づけさせる参考のために買った本だけど、どちらかというと自分のためになった。
私はこの手帳を
「自分磨き手帳」と名付けて使っていこうと思う。