私に芽生えた海外志向
緊急事態宣言が解除されそうです。よくがんばった日本。
さてさて今回は「海外」がテーマです。コロナウイルスのせいですっかり遠い存在になってしまった海外。一昔前まで京都にうじゃうじゃ溢れていたアメリカ人観光客も、道頓堀のドラッグストアで大量に買い物をしていた中国人観光客も消えちゃいました。どこに行ったんでしょうかね。
コロナ前まで、本当に海外のこととか考えることがありませんでした。行きたい国とかないの?とか聞かれても、適当に「ローマ」とか答えてました(国じゃねぇ答えになってねぇ)。
実はわたくし瑞野、パスポート持っていないんですよ。地元から大阪に出てきて作るタイミングを失ってしまったうえに、一昔前の私は国内至上主義。絶対外国になんか一歩も出るもんかと思ってましたので、パスポートも無縁な存在と思ってました。むしろ自動車免許さっさと取らなきゃってぐらい。
ところが、このコロナ禍。
気楽に行ける存在ではなくなってしまった海外。
海外で巻き起こるいろんな出来事を目にするうちに、なんというか、不思議と興味が湧いてきて。遠い存在になってしまって気づく魅力っていうのもあるんですかね。どんどん自分のなかで「海外に行ってみたい」って気持ちが湧いてくるんです。で、そんなときにある本を見つけました。
近藤聡乃さんの「ニューヨークで考え中」というコミックエッセイ。ご存知ですかね?ニューヨーク在住のイラストレーター・漫画家である近藤さんが、ニューヨークでの日常をとりとめなく描いていく、日常系エッセイ。
これがもう最近大好きで。
Kindleで電子書籍を買って、スマホでもタブレットでも読めるようにしてじっくり楽しんでいます。語学力も生活力もないけど、もしできることなら、自分もこんな暮らしを味わってみたいなぁ・・・コロナの閉塞感が、開放的で自由なニューヨークへ私をいざないます。
それで、人生で初めて「地球の歩き方」を買いましてね。ロンドンとニューヨークの2冊。いまはとりあえずそれを眺めながら、頭の中でステイ気分を味わってます。やっぱりこう、食べ物とか娯楽とか、すべてが日本とは違いますよね。見ているだけでも楽しいけど、やっぱり自分の五感を使って味わいたいなぁという気持ちはなおつのりますね。
私がコロナ禍で一番変わったのは、多分そこでしょうね。「海外に行ってみたい」「言葉が通じない世界に自分を置いてみたい」と思えるようになったことが、自分でもすごくびっくりしています。
いやー、もし私があと10年早くこの気持ちに気づいてたら、英検とか取ったりして?留学とかしちゃったりして?シリコンバレーででっかいベンチャーとか起こしてたりしちゃったりしちゃったり?ってね。
まあ、それはないか。
いつかこのコロナが終わったら、ニューヨークロンドンパリは絶対制覇したいですね。太平洋・大西洋横断して、信じられないぐらいの長旅をしたいです。誰か付き合ってくれたら、なお嬉しい。
あたらしい自分、見つかりそうかな〜?なんてね。
海外に行ける日が待ち遠しい瑞野です。
ーたぶんつづくー