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仕事帰りフェリーに飛び乗ってみたい。 #休日の過ごし方

大阪~神戸は、実は何本か
フェリーが発着している海の玄関口でもある。

私も主に新幹線や飛行機を使いがちで忘れてしまいそうになるのだが、実は関西は九州方面や四国方面へと向かうフェリーがたくさんあって、帰省に使うのにもとても便利なのだ。

私が人生で初めて大阪の地を踏んだ時も
実はフェリーに乗っていた。

高校時代、母校のある運動部が全国大会に
出場することになり、その舞台が京都だった。

それで、有志によって応援団を結成。私も当時は生徒会長を務めていたこともあって、同行させてもらうことになった。朝早くから競技が始まるのでそれに間に合うように、夜に北九州の港から出るフェリーに乗る。起きたときには、もう大阪港。寝ぼけ半分、感動半分でバスに乗り込み、京都へと足早に向かったのだった。

あの時のドキドキは、今でも忘れられない。

海の上を疾走していくフェリー。小さい窓の外に見える、暗く穏やかな瀬戸内海を一晩中見つめて、自分が全く知らない、見たこともない、憧れの場所だった関西へついに足を運ぶのか。そう思うと、ベッドに入ってもなかなか寝付けなかった。

真っ暗な中にポツポツと光る
来島海峡大橋の光を、今も私は覚えている。


しかし考えてみれば、
こんなに安全で楽な乗り物はない。

高速バスよりも圧倒的に途中で事故する確率は低いし、船内は広いから歩き回っても退屈しないし、食べ物もお風呂だって充実してる。動くホテルとはよく言ったものである。寝てたらそのまんまどんぶらこどんぶらこと九州まで連れてってくれる。最高じゃあないか。

だから、最近私はフェリーを使った
弾丸トリップの妄想を膨らませまくっている。

もし時間が許すのであれば、金曜の仕事帰りに急ぎフェリーターミナルへ向かい、そのまま遠くの九州へ旅立ってみたい。向こうに着いたら、1日だけしっかり遊んで、食べて。小倉に着くなら、関門海峡で美味しい海鮮を食べたり、別府に着くならたくさん温泉にでも入ってみたりして。

そんで土曜の夜の船でまた大阪に帰って来るのだ。
まさに、つかの間、という言葉が一番似合う
旅なんじゃないかな。こんな旅行は。

そんなに何週間もどこかへ旅に出るよりも、これぐらい一瞬の現実逃避ぐらいが実はちょうどいいサイズ感なのかもしれないなぁ~、なんて最近特に思うのだった。本当ならもっと遠くへ、いろんなところへ行ってみたいと思うけど、そのあと疲れが残るのもちょっと怖かったりする。

なんだかちょっと老いを感じるなぁ、自分。
昔はちょっと夜行バスで眠れなくても
平気だったけど。

でもそれでも、旅するのは大好きです。
遠くへ、遠くへ、もっと行きたいな~~~~!
っていう、今夜はちょっと中身のない記事でした。



おしまい。



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