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サンタクロースを信じる類の抗い

#タイトルが自由律俳句

小学校3年生のころ、植物と会話がしたくて、帰り道一人の時、小さな声で道端の草花に話しかけていたことがある。返事が聞こえたことは一度もない。

中1のころ、サンタクロースをいつまで信じていたかという話になった。隣にいた友達が、最近まで信じていたよと言ったので、わたしも!と言う。本当は、当時も信じていた。

本音を言えば、植物からの返答もサンタクロースも初めから信じていなかったと思う。だから一人の時しか植物に話しかけられなかったし、信じていることを恥ずかしくて言えなかった。でも『信じられる人』への憧れがあった。『信じられる人』が素晴らしい人、だと思っていた。素晴らしい人になりたかった。

いつも純粋さと純粋さで絡まってしまう。『不器用』という言葉にまとめて、それをいつか笑いに変えることができるかもね。あのころの自分に教えてあげたいところだけど、まだ黙っておこう。抗う時間が長くないと、面白みが減ってしまう。

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