松坂屋上野・大丸東京開催「neo・マチ絵ール展」の作品紹介
本日、4月21日から上野松坂屋にて「neo・マチ絵ール展」が開催されました。今回の記事はこちらに展示している二作品を紹介します。
皆さま、久しぶりのnoteの投稿ですね。今までは個展「棘の気息」に向けての投稿が主でしたが、今後も作品紹介のツールとしてnoteを活用したいと思い、再開しました。
そんなに長くない記事ですので、これから展覧会へ行かれる方も、遠方でご来場が難しい方も最後までお読み頂ければ嬉しく思います。
早速、ウサギの作品から紹介していきましょう!
「Pastel wind」
こちらの作品はいつもと違う色彩の作品です。森の中から見える空と光を抽象的なイメージで背景に描きました。
また、パステル画のような柔らかさと風のような流れを感じさせる筆のタッチを意識して描いております。
ウサギの雰囲気はいつもと変わらず、毛を一本一本描き込んで表情を描いてます。
額装もこの作品の為に特注で作っていただきました。明るめでナチュラルなものを選んだので、是非観ていただきたいです。
次の作品は久しぶりの和紙に描かれた作品です。
Stop motion
私は動きを意識した作品をいくつか作りましたが、今回はかなり理想に近いポーズを捉えることが出来ました。
走るキツネの動きは蔵王キツネ村で撮影した動画を元に描いています。
この作品、実は和紙をレイヤーに見立てて2層重ねております。下層に静止画の前後の動きが描かれていて、上層には今この瞬間という「静止」部分が描かれております。
こうした和紙のレイヤー構造を活かした作品は、以前に描いた「兎々跳躍」という作品からアイデアを継承しており、今回の作品が生まれました。
こちらの作品もお近くで観ていただけるとより作品の構造が見えてくると思います。
さて、作品の解説は以上となります。
今回の展覧会はマチエール(絵肌)をテーマにした展覧会でしたので、油彩だけではなく和紙にアクリル画の作品も出してみました。
今まで観ていただいた方から、初めて観ていただく方まで、作品の絵肌をじっくり観ていただければ幸いです。
この記事をご覧いただきありがとうございました!
【開催中】
━ 絵肌研究室 ━
neo・マチ絵―ル展
松坂屋上野店 → 大丸東京店 巡回いたします!
松坂屋上野店 本館7階 美術画廊
2021年4月21日(水) → 27日(火)
午前10時~午後8時 ※最終日は午後5時閉場
大丸東京店 10階 美術画廊
2021年4月28日(水) → 5月 4日(火・祝)
午前10時~午後8時 ※最終日は午後5時閉場
※状況により、営業日・営業時間が変更になる場合がございます。
◆展覧会概要(美岳画廊HPより抜粋)
昨今の情勢からウェブ上で作品をご紹介する機会が増えています。
しかしモニターでは内容を全てご紹介することはできず、特に絵肌に特徴のある作品はその良さをなかなかお伝え出来ません。
弊社のオンラインショップのお客様からも「やはり実物を見たい」というお声を多くいただいております。
そこで、感染対策をした百貨店の広い会場で、素材・材質・タッチにおいて特にオリジナル性が高く魅力を持つ作家たちのグループ展を企画いたしました。
皆様のご来場をお待ちしております。
出品予定作家
荒木名月 市川光鶴 尾崎里樺 遅野井梨絵 志賀絵梨子 田島慧喜
豊澤めぐみ 西川由里子 西脇 恵 真島 柊 宮田みな美 森 水翔 山下千里
美岳画廊HP:http://www.g-mitake.com/
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