ナスDに憧れて会社を辞め。アマゾン川で叶った(?)夢の話。[vol.2]
今回はアマゾン体験記、vol.2。
前回の記事を見ていない方はこちらから↓
vol.1では、フェリーの出発地プカルパのまちでの出来事を書きました。今回はその 続編 。いよいよイキトス に向けてフェリーで移動です。(ヘンリー号じゃないけど…)
フェリー出発日
いよいよ待ちに待った出発の日。
朝、締めのご飯を食べに行きつけのお店へ。目玉焼き焼きバナナご飯プレート。
5ソル(150円)でボリュームたっぷり。素朴な卵焼きにに塩気の効いたライス。ちょっと米飽きたなーと思った時に、この焼きバナナの甘さで口の中がリセットされ、エンドレスで食べられる一品です。是非。
チェックアウトして、早速プエルトヘンリーの停泊所へ。
昨日もお世話になったchicoちゃんというスタッフのお兄さん。受付でまたお世話になりました。
「5時発だけど 1時 くらいに来た方がいいかも。」とのことで、(早すぎない?)と思いながらもその通りに。
まだ船内のお客さんはまばらだったけど、壊れてたり傾いてたりとにかく色々な席があるので、いい席を確保するには確かに1時かもしれません。笑
一階は音楽がかかったりうるさくなるらしく、二階をお勧めしてくれたchicoちゃん。
チコちゃんの安心感といい心強さといい…この旅で出会えて良かった。と思える人になっていました。
ただ、やっぱり早すぎる。笑 船内はめちゃくちゃ暑く…気温 33度 。その中で4時間ひたすら出発を待ちます。たまにアイス売りのおっちゃんが回ってくる。ニーズをわかっているおっちゃん。ただ、ここ数日食べすぎている私たちは、我慢。
3時頃、船の外でなぜかライブが行われてみんなで鑑賞。
この頃にはすでに席もいいところは埋まっている状態。みんな集合が早い。笑
ご飯は明日のみ支給されるようで、Masaru が街に買い出しへ。こじんまりとしたお店に寄ったらめちゃくちゃ接客されたらしく、チマキ みたいなご飯を購入(2ソル)。
めちゃくちゃ美味しい。なんかもう、プカルパのご飯全部おいしい。素朴においしい…
17時。やっっっと出発。
ヘンリー号じゃないけど。
買ったハンモック結局使わないけど。
あっという間に着いちゃうけど。
予定では 36時間 の旅。明後日の 朝5時 に イキトス に着く予定です。 .
(Rin) これから旅立つ感になんか感動。
(Masaru) アマゾンだーーー!!って感動。
移動中、陽がどんどん沈んで赤くなる空。茶色い川と生茂る木たちがなんか、いい。暑かった船内も動いてから、涼しい風が入ってきて心地よく… 多分よく寝られそうです。
と思ったけど、夜11時。
謎のチケットチェック。絶対やるタイミング違う。みんな寝てるのに、起こされます。笑
次の日のご飯を楽しみに、おやすみなさい。
フェリー2日目
朝6時。外が明るくなり出して、蒸し暑くて、起床。
あいにくの曇りできれいな日の出は見れず。茶色い川と薄暗い雲。でもこれがアマゾンっぽい。
朝7時半。朝食の時間。バターのが塗られたパン2つに、甘酒っぽい液にちょっとお米が入ったような甘いホットドリンク。なんかおいしい。
ヘンリー号は食事の鐘が鳴った瞬間に、みんな一斉に列を作ってご飯をもらいに行きますが、ODIN号 はしっかり一人一人手渡しで配ってくれます。プラスチックのコップも用意されるのでタッパーを持参する必要もなし。(せっかく買ったのに…)
ご飯が終われば各自自由時間。読書したり映画みたり電波も通じないのでやることは限られます。夜熟睡できなかった分、昼間何回も眠気が襲ってきます。雨なので屋上で涼むこともできず。
終始座席におすわり。
そして、待ちに待ったお昼!!!
実はこの高速船ODIN号にも、オネエが。キッチンには…せっせと働くオネエがいました。
12時頃ご飯だったのですが、もう1時間以上前からキッチンの前でオネエは配膳のスタンバイ。
ちなみにフェリーのコックがみんなオネエなのは
かららしい。なんか納得です。
今日のお昼は、お豆カレーのようなペーストがのった柔らかチキン付きの味付きライス。これも1人ずつ席まで配りにきてくれます。
これがもう….
うっっっまい!!!
オネエがスタンバッていた意味。チキンを煮込んでいたと思われます。めちゃくちゃ味が染みてて、出来立て 熱々の お弁当。こうやってその場で作って提供してくれる のがどんなに美味しくてありがたいことか…
ODINの船も途中いろんなところに寄って荷物や人を運んでいきます。ちっちゃい小型の船が近寄ってきては数秒で用を済ませ去っていきます。超流れ作業。
午後5時。プカルパのようなちょっと大きな街に停泊。(2回目)
お腹がすいた Masaru が外に出ていくと…
すでに売り子争奪戦が始まっていました。
ヘンリーと違い、船内には売り子が入ってこれないので自分から積極的に食べ物を獲得しなければなりません。笑
今回獲得できたのは、インゲン豆みたいな形の食べ物と、ちょっと見た目がグレーな焼き魚弁当(生臭さ、強め)。 合計4ソル。
このインゲン豆みたいなモノ。一見、煮ないと食べられなさそうな見た目でしたが….
なんとフルーツ。初めて見るフルーツ。
味は(個人的解説)、、、氷砂糖のような甘い感じで、果物の柿の種の周りのあの美味しいトゥルトゥルだけ食べているような感じ。笑
大部分を種が占めていて食べられるところはほとんどありませんでしたが…ただ、この時の私たちにとっては究極の時間潰しと口満たしになりました。そして意外と美味。
6時頃夕食の時間。待ちに待ったお食事です!!!
オネエが厨房でゴソゴソしていたので、Masaru が今日の料理を撮影しに行くと…
「ビデオはダメよっ。」
と一言。あえなく断念。ちょっと気まずくなったのでおしゃべりも控え退散。
そして驚くことにこの日の夕食は… ガッツリ出てくるのかと思ったら、朝食と全く同じ。甘酒のようなホットドリンクにひとまわりちっちゃくなったパン。笑(余ったのかなぜか後でおかわりパンが2回ほど来ましたが..)
あっけなく食事が終わり、前の席にいた育ちの良さそうなちびっ子と戯れ仲良くなり… 色々すっごいお話ししてくれたけどオールスペイン語で理解できず。。悔しい。ただ Masaru のちょんまげのいじりで一気に距離が縮まった感覚あり。
そしてちびっ子に前から見つめられながら、就寝。この日は終了。
予定では翌朝朝5時にイキトス到着予定。 Masaru の1番楽しみにしていたアマゾンがついにお目見えのはずなのですが、早朝すぎて真っ暗なことが懸念点。笑
フェリー3日目
無事、大きな遅れもなく(1時間遅れ)6時半にイキトスへ到着。
陸路では行けない世界最大の都市、イキトス。ほんと普通に街。
結局。ヘンリー号は乗らなかったけど…
結論。….ODINの1泊2日で十分。笑
シャワーなし電波なしで、船内に5日もこもり続けるのはなんか無理。と経験して感じたこと。笑
中心街までは港から4キロほどありましたが健康状態も考え、徒歩で。エコノミー症候群予防。
こっちもトゥクトゥク社会。ほとんど車は目にしません。 .
今回も突撃訪問で “Hospedaje Neydita” という宿へ。
日本人の口コミも多く良さそうだったのでここに決定。早朝にもかかわらず、おばちゃんが笑顔で出迎えてくれて朝からほっこり。お部屋も共有スペースも綺麗で◯。汗だくの体をシャワーで洗い流し、スッキリ!!(水シャワーだけど暑いのでちょうど良い)
お腹が空いたのでとりあえずメルカドへ。セントラルデイキトス というメルカド。5ソルほどで食べられるお店がずらっと並んでいます。色々回りながらどれにしようかな~とふらついていると、ワイルドなおばちゃんがめちゃくちゃ叫んでいて…(多分活気出ししてるんだけど)
スペイン語で情熱?迫力?ある目で私たちに語りかけてきたため…あまりのおばちゃんのインパクトに、ここ一択。
メニューも(多分)選択権はなく…松屋並みのスピードでスープとご飯プレートが目の前に揃い。なぜかオットとツマは別メニュー。もうおばちゃんのテンポに飲み込まれ、
Si !!
をとりあえず連発。
あっ、いただきます。
ただ、これが美味しくて。メインじゃなくてこの脇役のスープがとっても美味しい。
私たちの後にも何人もおばちゃんに捕まって席につきご飯を食べて。でもなんか憎めないおばちゃんキャラ。これぞ、看板娘って感じ。笑 そして普通に5ソルで多めのスープ付きはコスパ良いし。
なんか最後ドリンクサービスしてくれし。結果、オススメの屋台飯です。
この後これが… (まあ、そうなるよね。)
ささっと食べてメルカドを後にし、明日のツアーについて聞き込み調査。
(ツアーについては次のVOl.3で)
・・・
夜はホテル隣の小売店で買ったチマキとインスタントラーメン。船でも食べたこのちまきご飯。アマゾン料理でアフネっていうらしい。
この名前の由来は”洗礼者ヨハネ”…の生首がなんとかかんとかっていうちょっと生々しい理由でした。
一緒にオリーブが入ってたりチキンが入ってたり…煮汁が染み込んでてこれがほんと美味しい。
ペルーのご飯は今までで1、2を争う美味しさです。何というか日本っぽいというか優しいというか味に深みがある。
翌朝からは、いよいよ Masaru の夢が叶います。笑
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▶︎▶︎【アマゾンツアー 】編 へ続く…
https://note.com/mizugame_note/n/ncb439e0f9542
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