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ため息俳句 昭和風カレーライス

 昨夜来の大雨は昼前には上がった。すると見る見るうちに晴れ上がって、今度は初夏のような日差し、少し買いものに出たのだが、余りの暑さに腕まくりしてしまった。畑の作物は喜ぶだろうが、老体にはあまりよくない気がする。
   
 今日の昼飯は、カレーライスを作った。時折カレーライスがむやみに食べたくなる。自分が作るカレーライスは、実にありふれたもので、ルーはハウスバーモンカレーの辛口を使うことが多い。何故にバーモントカレーかというと、母親が作ってくれたカレーがこれであったように思うからだ。
 でちょっと、Copilotに調べてもらうと、このカレーの販売開始は1963年10月であったそうだ。なんとアベベが走った東京オリンピックの前年であった。と言うことは、自分は中学生の食べ盛り、このころにバーモントカレーの味をお袋の味としてしまったのだろうか。
 では、バーモントカレー以前はというとSBのカレー粉を使っていたのだろう。即席ルーは、カレー粉で調理するより随分と手間を省けるから、忙しい母などは直ぐに飛びついたのだろう。
 SBといえば、ジャワカレー。これも、時々使う。食材の買い出しは妻の役割だから、買いもの基準は価格の安さ、お得感、故にハウスでもSBでも、どっちだってよろしいのだ。
 
 「カレーライス」といえば、遠藤賢司、なつかしい。


 なんとも、なつかしい。
   そうだ、自分も昔は、寝転んでカレーライスができあがるのを待っていたのだが、今やカミサンが寝転んではいないが、ワイドショーなんか楽しげに視ている。
   それにしても、この頃のエンケンさん、むさくるしい。自分らの時代のむさくるしさだ。
 時代は変わった。
 別に昔がよかったなんて、云いたいわけでは無い。
 この歌詞では、今どきの若者なら聞くに堪えないと言われそうだ。
   
  いずれにしろ、自分のカレーライスは、昭和風だ。 

 ・・・・、いや、こんなことを書くつもりではなかった、でももう止めて、寝よう。


春の昼僕が作るよカレーライス  空茶  


ぱくりだ。エンケンさん、ごめんなさい。