描くことは、自分と向き合うことだった。(自分と向き合うアート体験ワークショップのご案内)
アート体験をしてきました
大分、お久しぶりの投稿になってしまいました。
最近は自分の中での「異質なインプット」を通じて、自分の世界を拡げていくことに時間を使っています。
その過程で、どうにも頭でばかり思考した結果、noteを書けなくなっていました。とはいえ、私は感情が動くときに筆が進むタイプだなと気付けたのもまた良しです。
今日は、最近いとこのお家で開催した「アート体験」についてお話したいと思います。
アートには才能が必要という誤解
アートって、どんなイメージをお持ちですか。
「持って生まれた才能のある人だけが描けるものだ」
「個性のつよい人しか描けない」
「何を描いていいかわからないから描けない」
これ、すべて私が思っていた印象です。
アートは限られた人にしかできないものであり、持って生まれた資質がないと描けない。
そう、思い込んでいました。
時折美術館や絵画展を訪れては、「鑑賞方法がわからないから楽しめないなあ。」なんてタイプでした。
ですが、違いました。いとも簡単に、私にも描けたんです。
アートは良いとか悪いとかいう評価の外にあるという前提を踏まえても、結構よくないですか?(笑)
何がいいかって、この作品をつくる過程で、たくさんの自分に向き合えたこと。
良い作品をつくろうとしている自分。
他の人のつくる色を見て正解探しをしようとする自分。
他の人よりも時間をかけて場を観察している自分。
他の人の作品に対して、無条件で肯定できその人の「らしさ」が見えてくる自分。
こんな風に、無意識下にあった様々な自分に気が付きました。
私は普段コーチとしてコーチングをしているのですが、対話の中でその自分に気が付くのって中々難しかったりします。
なのにこのアート体験においては、一瞬で、しかも自分で自分に対してツッコミを入れるカタチで気が付く。気が付いてしまう、に近い。セルフコーチングが自然にできるような感覚。
いろんな自分がいることに対しても良い悪いの二元論じゃありません。先ほどの私の例でも、自分の認知の枠組みに気付けただけで、どんな自分もいるというそれ自体に良い悪いという評価はありません。
自分の多面性に気付く。
自分の内側から湧き出た作品を通して、自分自身をも美しいと感じる。
それがこのアート体験からの一番の得たことでした。
(もちろん自分の作品も嬉しい!)
自分と向き合うアート体験ワークショップを開催します!
そ し て!
新しい取り組みとして、この自分と向き合うアート体験×コーチングをワークショップにしてみようと思います。
名付けて、「自分と向き合うアート体験ワークショップ」。
コンテンツは以下のような流れを予定しております。
1.ワークシートを用いて、過去、未来、現在の3つの時間軸で自分と向き合って頂きます。ここでは自分の喜怒哀楽感情や美意識などについて内省し、コーチの問いを受けながらグループで対話します。
(グループコーチング:オンライン)
2.ワークシートで湧き上がってきた自分の過去、未来、現在のイメージで各自テーマ設定をして頂き、イメージに近い色を創ります。自分で色を創造する、というのが面白いポイント!
(アート体験:オフライン)
3.それらをひとつに混ぜ、キャンバスに表現します。何が表現できるかわからない、ここがアート体験のハイライト!
(アート体験:オフライン)
4.自分の作品づくりを通じて、気付いたこと、他者の作品を通して気付いたことなどざっくばらんにグループで対話します。コーヒーオタクのプレイスオーナーが淹れる美味しいコーヒー付き!
(アート体験:オフライン)
【その他詳細】
定員:4~5名/回
参加費:8,800円(税込み/モニター価格)
アート作品は乾燥までに2日程度かかります。受け取りご希望の方へのご自宅配送の送料は別途個人負担とさせて頂きます。
開催場所:アート体験のみ横浜市磯子の古民家
(申込者へ場所をお伝えします。横浜から電車で15分程度の場所です。)
ワークショップ参加者の方々の声
・人が心から楽しめているか、心から笑えているか…など無意識でも感じるセンサーを持っていることに気づいた。
(私が感じたものが正しいかどうかは一切関係なく、『私が感じる』という事実の認識)
・人が警戒心がとれて打ち明ける、心から笑うようになる、自己開示をする、相手に興味を持つ…など、ポジティブな変化をとても嬉しいと感じる。一方でネガティブなものを見れば影響も受けやすい。この私の性質は未来の仕事に直接的に活かすのではなく、何か別のことを突き詰める中で『たまたま』この能力が活きてくる瞬間があったら嬉しいと思う。
・自己開示は苦手であるほどエネルギーを消耗するけれど、時には自分の中の「大丈夫」という安心の土台を広げることも可能にする。
・興味の赴くまま学ぶことは楽しい。
・人が感受性は様々。それを受け入れたい。
などなど、学びが沢山ありました^ ^♪ (30代女性/Cさん)
唯一無二、あなただけの作品を創ってみよう
お申込みについてです。
現在はモニター募集なので、私の友人知人界隈に限定してお声がけしております。(評判が良かったら順次公開していきます。)
それでも気になる方は以下の記事よりLINE@へ「アート体験をしたい」という旨を記載の上お問い合わせください。
【以下、私のfacebook投稿より引用】
描くプロセスは自分と向き合い、
鑑賞では共感・承認し合う。
主宰した自分と向き合うアート体験ワークショップが終了しました。
作品を創るということは、究極のセルフコーチングかもしれない。制作過程では嫌でも自分の「上手く描かなきゃ」「ああ、失敗しちゃったかも」「ここまででいいか、いや、もう一歩踏み込む?もっと先に何かがあるかも?」など様々な自分の思考パターンに気が付く。
そして生まれた作品には、自分が生み出したという「自分の一部という感覚」が付随する。
「こんなはずじゃなかったのに。嫌だなあ」
「意外と好きな作品にできた」
人によって、そして作品によって感じ方はそれぞれ。
そしてその作品を他者と共有することで、作品が承認され、作品を媒介しまるで自分が承認されたような感覚になる。
そして自分の作品が好きになり、自分のこともちょっとだけ好きになれる気がする。
そんな時間を過ごせるような気がしています。
学生の授業以来、絵なんて描いていない。
自分の絵は下手だから。
私は絵が"描けない"。
私も、ずっとそう"思いこんで"いました。
この無意識の思い込みに気付きを得やすいのもまたアートの醍醐味かもしれない。
作品には、ありありと「その人」が現れてしまうのもまた面白いところ。
プロを目指すわけではなくて、
絵自体を上達したいわけでもないけれど。
対話だって絵だってひとつの選択肢であり、手段だから。
その先に目指したい世界は、ひとりひとりが内側から満たされ、感じるままに表現できる世界。
自分が好きなことを、
自分はこれが美しいと思うものを、
誰がなんと言おうと叫んだっていいじゃないか。
それをいいね!面白いね!って共感・承認し合える世界で私は生きたい。