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#ジャズボーカル
Sarah Vaughan - S,T(1954)
クリフォードブラウンが伴奏を務めた3人のシンガーのうち2番目に録音されたのが本作です(1番目はダイナワシントン、3番目はヘレンメリル)3作ともクリフォードブラウンと女性シンガーの共演、青みがかったジャケット、シンガーと同じ名前のタイトルという点では同じですが他のメンバーやアレンジャーは異なっており、サウンドの雰囲気も異なります。本作バラード、スウィングナンバー多めでメンバーにはロイヘインズやハービ
もっとみるHelen Merrill. Helen Merrill with Clifford Brown (1955)
ヘレンメリルは40年代から活躍していましたが本作で一躍人気を集めます。一方のクリフォードブラウンはこの年マックスローチとのクインテットを結成し、ヘレン以外にもダイナワシントン、サラヴォーンといったジャズシンガーとのセッションも行なっています。アレンジャーを務めたのはあのクインシージョーンズですがこの頃やっと一流ミュージシャンの仕事を手掛け始めた頃です。録音がされた1954年ヘレンが25歳、クリフォ
もっとみるBlossom Dearie – Blossom Dearie(1957)
子供のようなキュートな声が特徴のブロッサムディアリー。作ったような声ですが意外なことに地声で実際にライブのMCやインタビューを聞くとあの声です。そして弾き語りがメインで声の影に隠れがちですがピアノの腕も卓越したものを持っています。またイギリスやフランスで仕事をすることも多かったため語学にも堪能でアメリカのジャズボーカルとは異なったフィーリングを感じます。本作はヴァーブからのファーストアルバムでブロ
もっとみるCount Basie & Joe Williams - Memories Ad-lib(1959)
カウントベイシーというとビッグバンドのリーダーでピアニスト、出しているアルバムは多すぎて(オスカーピーターソン、MJQも同様)何から聞いていいかわからないイメージが強いですが本作ではベイシーのオルガン+リズムセクション(曲によってはトランペットも)にボーカルというスモールコンボでの演奏になります。ベイシーの本業の人のそれとも違うコクのあるオルガンはファッツウォーラー譲りで選曲にもファッツへのリスペ
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