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〜1959

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#ブルーノート

Horace Silver. Horace Silver And The Jazz Massagers(1954)

Horace Silver. Horace Silver And The Jazz Massagers(1954)

謎の決めポーズ?をとるホレスがよくわからないですが楽しそうです。(チェック模様のナローネクタイがおしゃれです)本作は元々10インチででていた二枚のアルバムをカップリングしたものでこの時期らしいハードバップ的な演奏が多いですがPreacherというファンキージャズナンバーも収録されてます。時はまだハードバップが出始めた頃なのにもう次のスタイルを作っていたホレスはすごいです。この後このグループはホレス

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Jimmy Smith . A New Sound - A New Star.Vol1(1956)

Jimmy Smith . A New Sound - A New Star.Vol1(1956)

本作は記念すべきジミースミスの初のアルバムです。元々バドパウエルと親交がありピアノを弾いていたジミーは1955(52説も)年頃からオルガンに転向し、R&Bバンドでのツアーで独自のスタイルを磨きます。彼がブルーノートと契約するきっかけになったのはとある歌手がブルーノートに吹き込む時のバックバンドに指名したこと。どんなやつか事前に聴いておこうとライブ会場へ向かったブルーノート社長のアルフレッドライオン

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「ジャズじゃないけどジャズ 」Sabu.  Palo Congo(1957)

「ジャズじゃないけどジャズ 」Sabu. Palo Congo(1957)

本作はブルーノートからのリリースですがジャズではなく本場のラテン音楽です。リーダーのサブーマルティネスは18歳でディジーガレスピーのバンドに加入。ブルーノートレーベルにはアートブレイキーとの共演がブルーノートに残されています。その後は北欧に移住しレアグルーヴとして人気のアルバムをいくつか録音しています。一般的なラテンジャズを期待して聴くとあまりの違いに驚きますがこういうスタイルもジャズになるあたり

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Cannonball Adderley. Somethin’ Else (1958)

Cannonball Adderley. Somethin’ Else (1958)

 キャノンボールアダレイは僕の好きなジャズミュージシャンの1人です。パーカーの再来と言われた初期から自身のルーツであるファンキーカラーを色濃く出した中期、ソウルやファンクに接近しリアルタイムでは散々な評価を受けるもレアグルーヴブームで再評価された後期。どの時代のキャノンボールも好きです。本作は初期のハードバップ色の強い一作です。マイルスがブルーノートからアルバムをリリースしようとしたものの他会社と

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The Three Sounds.  Introducing The 3 Sounds (1959)

The Three Sounds. Introducing The 3 Sounds (1959)

コテコテにファンキーなピアノトリオと言うとラムゼイルイストリオやレスマッキャントリオ、そして今日紹介するスリーサウンズが挙げられると思います。スリーサウンズはインディアナ州出身でオハイオで活躍した後ニューヨークに拠点を移しブルーノートと契約します。固定トリオでリハーサルに時間を使わなかった上にジュークボックスで受けたためブルーノートの財政を支えることに貢献します。お堅いファンにはいないことにされて

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