#ソウルジャズ
Les McCann - Never A Dull Moment! Live From Coast To Coast(1966,1967)
本作はレスマッキャンの66年シアトルでのライブと67年ニューヨークでのライブをまとめたもの。構成的には2枚組のライブインシアトルと1枚組のライブインニューヨークをカップリングしたような感じ。生産は最近いい音源を多く発掘しているレゾナンスでここの会社らしい愛とリスペクトを感じる丁寧なつくりとなっています。ノラジョーンズがお気に入りとしてこの作品を紹介していたので欲しくなって購入しましたが2時間に渡っ
もっとみるEddie “Lockjaw” Davis & Shirley Scott - Jaws(1959)
楽器を始めた理由はなんですかという質問に対する答えは数あれど「飲む打つ買うに憧れて楽器をやろうと思った。目立つ楽器の方が遊べそうだけどドラムはめんどくさそうだからサックスにした」と答えたロックジョーデイヴィスほど不純な動機を隠すことなく語った人はいないはずです。そんな不純な理由で楽器を始めた人がアーチーシェップという正反対のような思考の人間に影響を与えたというのも面白いです。Jawsという芸名はマ
もっとみるJimmy Smith - Back At The Checken Shack (1963)
本作は1960年に録音されたアルバムで61年リリースのミッドナイトスペシャルと同じです。ミッドナイトはすぐにリリースされたものの本作は2年後にリリースされています。しかもその間にもっと後のセッションの録音を収録したアルバムが何枚かリリースされています。ブルーノートの録音とリリースは調べれば調べるほど謎が深まります。どこかで聞いた話ですがブルーノートがシリーズ化できるほど膨大な未発表音源集や正確な型
もっとみるJimmy Smith & Wes Montgomery - Jimmy & Wes The Dynamic Duo (1966)
ジャケ写からしてファンキーな匂いがする一枚ですが左側のオレンジのセーターを着ているのがジミー、右の帽子を被り、青みがかったグレーのスーツを着ているのがウェスです。ウェスとオルガンというとメルラインがいますが彼は伴奏に徹するようなスタイルなのでジミーのような我の強いタイプのオルガン奏者との共演はこれが初です。ジミーもギタリストは伴奏に徹するタイプのエディマクファーデンや自我のオンオフが得意なケニーバ
もっとみるShirley Scott - On Clear Day (1966)
女性のジャズミュージシャンというとその多くはシンガーかピアノを弾きつつ歌う人で楽器の演奏がメインという人はあまり多くはありません。シャーリースコットはオルガン、ピアノ、トランペットを演奏するミュージシャンでプロになってからはオルガンだけを演奏しています。彼女のオルガンプレイはフットベースを使わずタッチもピアノを弾いているかのような軽さがありますがコテコテ、熱々のホンカーとも渡り合うことができる腕の
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