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アルバムレビュー

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レビューの少ないアルバム、好きなアルバムを自己満足でレビューしてます
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2024年10月の記事一覧

Randy Crawford – Now We May Begin(1980)

Randy Crawford – Now We May Begin(1980)

ストリートライフでボーカルを導入してヒットを記録したクルセイダーズ。そこでボーカルを務めたのが本作の主人公ランディクロフォードです。彼女は1975年キャノンボールアダレイのアルバムへの参加を皮切りにいくつかのフュージョンやAOR作品に参加すると同時に、自己名義のアルバムもいくつかリリースしています。本作ではクルセイダーズが演奏とプロデュースを努めており他のミュージシャンも皆クルセ人脈でかためられて

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Herbie Hancook - Dedication (1974)

Herbie Hancook - Dedication (1974)

本作は当時流行っていたピアノソロにハービーが挑戦した一枚です。ただし本当の聴き所はアコースティックピアノソロではなくB面(CDだと後半二曲)に収録された各種電気キーボードを多重録音した曲です。録音は日本側からの提案で、スタジオに電気キーボードを持ち込みセッティングする時間が無かったためライブ会場でリハーサルを兼ねて収録されたそうです。ほぼ事前準備なしでここまでクオリティの高いアドリブをくり広げるハ

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Wilton Felder - Inherit The Wind (1980)

Wilton Felder - Inherit The Wind (1980)

本作はクルセイダーズのサックス・ベース奏者のウィルトンフェルダーの3rdアルバムです。クルセイダーズのラプソディ&ブルースやクルセ初のプロデュース作品であるランディクロフォードのNow We May Begin(未紹介ですがいいアルバムなのでいつか紹介します)の制作後に作られておりサウンド的には似通った部分もありますが、ボビーウォマックをボーカルに迎えて久々に汗臭くディープなサウンドになっています

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Wilton Felder - We All Have a Star(1978)

Wilton Felder - We All Have a Star(1978)

今日はウィルトンフェルダーの2ndアルバム星の伝説を紹介します。サウンドは時代を反映して洗練されたものですが同時期のクルセよりも彼のルーツである南部の音楽の要素も違和感なく溶け込んでいて彼の音楽の志向が見て取れます。ちなみに配信はないみたいです。

メンバー
ウィルトンフェルダー:サックス、ベース、ボーカル
グレッグフィルゲインズ、ジョーサンプル:キーボード
ティムメイ、ローランドバティスタ:ギタ

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