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アルバムレビュー

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レビューの少ないアルバム、好きなアルバムを自己満足でレビューしてます
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2023年6月の記事一覧

Sonny Rollins - Easy Living(1977)

Sonny Rollins - Easy Living(1977)

ソニーロリンズのフュージョン。しかも一曲目がスティービーワンダーのかなりポップな新曲のカバー。だからなのかやたらと悪く言われる(言われた?)本作ですがメンバーが最高です。実力のあるミュージシャンをバックにサックスを吹くソニー。彼はバックがなんであれ自分のしたい演奏ができれば気にしないんでしょう。小難しく語らず演奏するのみ。本作に限らずそういう姿勢にジャズミュージシャンの意地を感じます

メンバー

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Milt Jackson - Olinga (1974)

Milt Jackson - Olinga (1974)

ヒップホップグループのATCQがサンプリングしたレコードを紹介する動画を見た時ミステリアスなジャケットとクールな演奏に惹かれました。本作はCTIからのリリースですがその内容はかなりハードバップ的なサウンド。その中にほんのり顔を見せるグルーヴィなビートや電気楽器がクールかつファンキーなサウンドを作り上げています。ちなみに本作がリリースされた1974年は長く続いたモダンジャズカルテット(MJQ)解散の

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The Three Degrees - S,T (1973)

The Three Degrees - S,T (1973)

1963年に結成された女性3人組のソウルグループのスリーディグリース。彼女たちが初めて表舞台に出たのは1971年公開の映画フレンチコネクションでのコパに出演するクラブシンガー役だった(ここではEverybody Gets To Go The Moonを歌っている)。その後PIRと契約し数々のヒット曲を放ちます。この頃は日本でもメジャーだったようで東京音楽祭なるコンテストで優勝したり、次作では日本人

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Gil Evans - The Gil Evans Orchestra Plays Of Jimi Hendrix (1974)

Gil Evans - The Gil Evans Orchestra Plays Of Jimi Hendrix (1974)

ジミヘンのカバーアルバムなのにジャケットはなぜかドアーズの1stアルバムのオマージュ?。ギルが人のいいおじいちゃんみたいな顔なのもあってジャケットだけ見ると孫喜ばせるために「ロックよくわからないけどジミヘンって人カバーしたよ」みたいな一枚になっていますがギルはしっかり予定を立てて準備を進め、ジミが亡くなった後他のギタリストにジミを演じてもらって完成させました。個人的にはジミのオリジナルよりこちらの

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Miles Davis - Jack Johnson (1970)

Miles Davis - Jack Johnson (1970)

発掘音源も含めるととんでもない数のアルバムがリリースされているエレクトリックマイルスですが僕が好きなアルバムを選ぶとIn A Silent Way(1969), On The Corner(1972)そして本作です。ソリッドなファンクビートはもちろん、白いタンクトップを着て仰け反りながらトランペットを吹くマイルスの姿を使ったジャケットも最高にかっこいいです。本作は黒人プロボクサーであるジャックジョ

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Norah Jones - Feels like home (2004)

Norah Jones - Feels like home (2004)

前作よりもアーシーになった本作。ノラ本人やバンドメンバーはあまり変わっていませんがゲストを呼んだりより様々なジャンルに挑戦しておりカントリーやR&B色の強いアーシーなサウンドに仕上がっています。

メンバー
アダムレヴィ、ケヴィンブレイト、トニーシェアー、ジェシーハリス:ギター
リーアレキサンダー:ベース
アンドリューボーガー、ブライアンブレイド:ドラム
ダルーオダ:バッキングボーカル
ロブバーガ

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