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なぜ、仕事を教えてくれないのか…その理由や対処法

私が管理職として上司や部下との関わり合いの中で、「一生懸命に人材育成している人」と「いっさい人材育成しない人」との差があるなと思いながら日々考察してた時です。大きく分けて3つの分野から成り立っていることに気付きました。

「なぜ仕事を教えてもらえない!教えない!状態になるのか」
それは正しく会社の環境と教育者と教わる者の3つが混じりあっていないからです。

今回の記事はこんな方に読んで頂きたいです。
もしかしてあなたも気付かないうちに

☑聞いても教えてくれない
☑聞きづらい
☑どのようにコミュニケーションを取ればいいかわからない
☑返事がなく困っている
☑職場環境に全く慣れない

でもあなたが、「指導する側」「教わる側」双方の問題を理解した上で環境の整備を行ったのなら

☑教える者の心理が明確になる
☑教わる者としての対応が分かる
☑コミュニケーションが円滑になる
☑職場環境に早く馴染める(馴染ませる)ことができる

表面に見えているのは、あくまでも氷山の一角です。問題のベースとして3つの交わりがなければ人材育成などできません。教育をする上で最低限必要な事を整えてください。

そして、ベースが成り立った上での教育方法の順番で構築しなければいけないという事です。

それに気付いた、あなたは必ずこの先を読みすすめてください。


仕事を教えてくれない上司の心理7つ

①教えるのが苦手である【苦手】

教えるのが苦手だと感じていることです。自分が当たり前のように普段やっている作業を、何も知らない相手に一から順序を立てて説明するのは、思っているより難しいものです。


②分からない方が悪いと思っている【怒り】

分からない方が悪いと思っていることです。例えば、一度教えてもらっただけでは、分からないこともありますよね。でも、長く務めている上司からすれば、それが当たり前であるため、分からない方がおかしいと思っている状態です。

分かって当然なので、これ以上教えることはないと思っている状態でしょう。また、新入に対して、少なからず敵対心や煙たい存在など、よく思わない感情を抱いており、理解力が悪いと、悪いイメージつけたい可能性もあります。


③自分で考えるべきだと思っている【自主性】

自分で考えるべきだと思っていることです。上司の中では、少し考えれば分かることだと思うと、わざわざ新入に教える必要はないと思っている訳です。

人によって「当たり前」は違うため、本来なら丁寧に教える必要がありますが、このくらいのこと教えなくても自分で考えば分かるでしょ?というスタンスです。


④新入社員が苦手である【嫌い】

新入が苦手だということです。コミュニケーションが苦手な上司だと、なるべく新入と関わりたくないと思い、仕事を教えてくれないことがあります。

また、ウマが合わないと感じる新入であるため、距離をとっているパターンもあります。これに至っては、仕事を教えてくれないどころか、関わりたくないと思われている状態であるため、これからの人間関係でも悩みが増えそうです。


⑤忙しくてそれどころではない【忙しい】

忙しくてそれどころではないことです。仕事を教えるということは、思っている以上に時間や労力を使います。その割に、あまりメリットもないため、目の前の仕事に追われている状態で新入に仕事を教えることまで手が回らないことがあります。


⑥頼りすぎだと思っている【他力本願】

「教えてもらうのが当然」「全て上司に教えてもらおう」一度教わったことを使って、応用する気がないなど、新入があまりに上司に頼りすぎている場合もあります。

そうなると、上司も、これ以上教えることはない・少しは自分で考えてもらいたいと不快に感じます。また、新入の成長のために、あえて教えないという選択をとっている可能性もあります。


⑦自分でやった方が早いと思っている【仕事効率】

自分でやった方が早いと思っていることです。その都度、新入社に教えて、業務を進めていくよりも、上司自身でやった方が早いと思っているパターンです。


人にものを教わる姿勢ではないから

問題となるのは、教える立場の人間ばかりではありません。もちろん、その逆もあります。「仕事を教えてもらう態度ではないな」と思われた場合、新人に教えるのが嫌に感じる先輩もいます。

転職の場合、仕事を教わる相手がずいぶん年下になる場合もあります。年下かもしれませんが、その会社ではあなたにとって先輩にあたるのです。男性の場合は、相手が女性だからといって小馬鹿にしたような態度を取っていないでしょうか。年齢、性別は関係ありません。仕事を教えていただくという謙虚さが必要なのです。

対処法①はっきりと目的を伝えること

A「ここが分からないので教えていただけますか。」
B「ここが分からないので教えていただけますか。今月のノルマを達成するには、この仕事をする必要がありますがこの部分が分からなくて困っています。」

単に、分からないから教えてくれと聞かれるAよりも、Bの方が理由ははっきりしています。理由を伝えたときの方が、伝えなかったときよりも圧倒的に希望を受け入れてもらえます。


対処法②要点を絞って聞くこと

何が分からないのかが把握できずにモヤモヤしてしまう。マニュアルをチェックしながら開けるファイルを見るなど、調べられることもあるはずです。なるべく要点を抑えて、何が分からないのか説明できるようにしておきます。


対処法③相手の時間を借りるという意識を持つ

ほかの人に不明点を尋ねに行くとき、相手の時間を借りているとの意識はありますか?お伝えした通り、教えてくれる先輩はほかに担当業務を抱えている中であなたの教育を担当しています。忙しい中、自分に時間を割いてもらうわけなので「今ちょっといいですか?」など、時間を借りてもいいか尋ねてください。

仕事中、先輩が忙しそうにしている場面もあります。特に緊急でない用件の場合は、先輩が落ち着いてから教えてもらうようにしましょう。人に教わるさいの姿勢で大切なのは、相手の気持ちも考えながら行動することです。覚えなければいけないことがたくさんあって、そこまで気が回らないかもしれません。しかし、お互い気持ちよく仕事をするためにも意識してください。

対処法④1人から教えてもらおうとしないこと

職場には、たくさんの人がいるのでいろいろな人に教わる姿勢を持ちましょう。基本は、担当の先輩に教わるのが良いです。でも、1人からしか仕事を教わってはいけないわけではありません。周りの状況を見ながら、臨機応変に会社の人と関わってください。


そもそも環境の整備が出来ていない

①そもそもが人手不足

新人教育を任されたからと言って、仕事が新人教育だけになるわけではありません。普段の仕事に、新人教育がプラスされるのです。人手不足のために、普段の仕事が忙しくてなかなか新人教育にまで手が回りません。これは、会社側の問題なのです。


②そもそも社員教育がされていない

会社によって、そもそも社員教育制度が整っていないところもあります。教えられないのに、どうして新人を入社させるのか理解できないかもしれません。しかし、このような会社があるのも事実なのです。教えられてないから、自分自身も教え方を知らないというのが先輩の考え方。先輩も、その先輩からきちんと教わったのなら、新人の教育にも困らないはずです。


③そもそも人任せ

40代前後の先輩や上司と、20代の若者とでは、仕事に関する考え方が異なります。上の世代の人たちは、仕事は見て覚えるものだとの考えが根付いているのです。なぜなら、その世代の人たち自身がそのように教育を受けたからですね。責任感を養うためにも、1から10まで教えてはいけないと考えていますし、それが新人のためになると本気で思っているわけです。

また、教えてもらうまで待機するのではなく、自ら学びに行く態度も身についています。そのため、「困っているけれど向こうから気づいてくれるまで声をかけない」との姿勢は理解されないことが多いです。

業務内容の全てがマニュアル化されていないことも問題です。


「最後に」

今すぐに「教しえる側」「教わる側」「環境」の3つがあるか確認することから実行してください。

その上で、初めてOJT・OFF‐JTなどの様々な教育方法が役に立ちます。教える者の責任・適任、教わる側の心得、そして会社での環境整備が大切だと理解できたと思います。

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それでは長くなりましたが最後まで読んでくださり感謝申し上げます。


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