#28|子どもを『絶対的に・無条件に』信頼できていると確信を得た、登園渋りの朝。やっと”親”になれただろうか。
「ママがいいのー!いかないでー!」
「ほいくえん、いきたくないーー!ママといるのーーーー!」
朝の保育園、靴箱前。
おや、今は10月。
4月ではない。
ちなみにこれは今朝のこと
当の本人の娘4歳、既に保育園生活2年半。
入園以来、一度も保育園に行くことを嫌がったことはなく。
むしろ毎日、嬉々と走って登園していた娘が。
「ママがいいのー!いかないでー!」
「ほいくえん、いきたくないーー!ママといるのーーーー!」と泣き叫ぶ。
うーん…。何があった。
きっかけはこれかもしれない。
泣いて「行かない!」と主張したスイミング。
なぜ急に行きたくないと言い始めたのか。
原因を調べ、
「4歳ならではの分離不安」があると知った。
リソースの確かな情報と子どもへの信頼が親の安心を作る
卒園まで毎朝ウキウキ登園と
1ミリも疑っていなかった私。
突如起きた「年少さんで登園渋り」に、
不思議と焦らずに見守っている自分がいる。
なぜ?2つ、思い当たることがある。
1つ目、
『リソースが確かな情報に触れ、知識を得ていたこと』
先の「レジリエンス」に関する記事で触れた、比治山大学 短期大学部幼児教育科 七木田 方美教授の論文を読んでいたことは大きい。
分離不安が、4歳だから起こることもある、
発達の過程で通る道なのだと
知識を得ていたのが大きい。
知っていたから、心の準備ができていたんだ。
2つ目、
『子どもへの絶対的な信頼ができていたこと』。
娘とはもう4年、一緒にいる。
娘の考え方や価値観、嗜好・志向…
かなり正確に把握しているつもり。
娘と共に過ごした4年のあいだに、
私の中で娘への「絶対的で無条件の信頼」が
出来上がっていたと気づいた。
この子なら大丈夫。
きっとこの葛藤を乗り越える。
それだけの底力と思考力を持ってる。
自分の内面と丁寧に向き合える子だ。
親バカ…かもしれない。
でも娘を心から信頼している。
4年間の積み重ねの結果だ。
だから、泣き叫んだ登園も
「大丈夫。娘ちゃんなら、大丈夫!」
目を見て真っすぐに伝え、
ハグしてさっと帰ってきた。
私も親になれた…のかな。
自分が幼い頃、
親はいつだって安心できる場所だった。
いつも忙しい人たちだったけれど、
自分を大切にしてくれてることは
端々から伝わってきた。
自分は信じてもらっていた。
「親の愛は見返りを求めない」というけれど。
ようやく、私もわかった気がする。
親になって4年。
日々様々な出来事に直面し、
悩み考え、
調べ、
学び、
そして究極的に子供を信じる。
こうして人は親になり、
強くなっていくんだろう。
想定外の登園渋りに動じない自分を支えているのは、子どもへの信頼。
それに気づいた、霧がかかった朝だった。
今日はそんなところです。