プチマクロビアンが薬剤師をしながら考えること その5 アレルギー
プチマクロビアンが薬剤師をしながら考えること その5
認知症健康サポーター。プチマクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
30年ほど前にマクロビオティックの世界に出会いその考え方を中心とした生活をしています。
7年間の修行を経て、仕事は薬剤師を選んで生きてきています。
調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』
わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。
◎アレルギー疾患の場合
もともと、ご自身が何が原因でアレルギー症状が出るのかをわかっている方、
特に季節性の花粉などによるアレルギーのある方は対処方を知っています。
どの薬を使っていれば、アレルギーに苦しむことなく過ごせる術を知っています。
これは、お薬を使ってみて、生活様式の工夫をしてみたりの経験によるのもです。
この経験は、アレルギー症状が出ないことには出来ません。
初めて、アレルギー症状が出た方はびっくりしてしまう方が多いですが、
今は、結構簡単にアレルギーの原因を特定する検査もありますし、
アレルギーそのものを起きにくくする療法もありますので、
選択肢は拡がっています。
いずれにしても、アレルギー症状が出て、病院を受診した場合は、
そのアレルギー症状が出た体の部分によって、飲み薬、点鼻薬、点眼薬、吸入薬、塗り薬などが、
処方されます。
お薬を正しい使い方で使えば、比較的早くアレルギー症状が楽になることも知られています。
出ているアレルギー症状を、お薬によって押さえ込む方法を選ばれた方には、より早く生活の質を上げるために、
正しいお薬の使い方をお伝えしていきたいと思っています。
また、お薬を使うとともに、今後の生活も考えてのアドバイスも、
その方の生活様式に合わせてお話出来る機会を作っていきたいと考えています。
今年は新型コロナウイルス感染予防のための外出自粛や、手洗い、うがいの徹底によってだと思われるのですが、
季節性のスギやヒノキの花粉症の方々の症状がとても楽だったとおっしゃる方が多かったです。
これを踏まえて、今後の対策もそれぞれが自覚を持って、私たち薬剤師も新しい情報収集に努めていきたいものです。