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マクロビアン薬剤師 お味噌を食す
マクロビアン薬剤師 お味噌を食す
認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。
調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』
わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。
本日は
旧暦葉月廿四日
寒露
鴻雁来
西暦2020年10月10日
10月に入り、秋の深まりとともに一気に気温が下がってきました。
温かい食べ物が恋しくなってきました。
この時期に、最強の調味料は
『お味噌』
わたしは
『麦味噌』を使っています。
お味噌は発酵食品の代表格です。
食物繊維を食べて腸内菌を増やすことと、発酵食品を食べて腸内菌の働きを助けることは、
腸の中を整えることに繋がります。
毎日の食事にお味噌を食すことは、腸の健康に繋がります。
『腸管免疫』という話があります。
腸内菌による物質の代謝が身体全体の免疫機能のバランスを保つと以前は考えられていました。
実際にニコチン酸と酪酸が見つかって、この2つの物質が腸管細胞の同じ受容体(専門用語でGPR109A)にくっついて、
リンパ球のバランスを整え、アレルギーや炎症反応を予防していきます。
そこを意識していくと、私たちが食物繊維を食べることは、健康維持になくてはならない腸内菌のためとなります。
食物繊維で腸内菌が増殖する過程は『発酵』
その点では『お味噌』『お醤油』と同じと言えるでしょう。
大昔から保存食として作られてきた『発酵食品』が健康に及ぼす効果は驚くほど優れているといえます。
味噌は大豆と麹・塩を原料としていて、
タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル等を豊富に含むと言われています。
他にもペプチド・アミノ酸のタンパク質や、イソフラボン、サポニン、酵素、食物繊維、リノール酸などなど、
健康に良いとされる栄養分も多く含まれていて、女性は特に積極的に摂取したい調味料です。
お味噌は発酵していることから、ふつうの大豆にはない酵母や乳酸菌などの栄養素を含んでいて、
更に体内へ栄養を吸収しやすいとも言われています。
お味噌は原材料の違いによって何種類かありますが、
その中でもよく使われている白味噌の栄養成分をご紹介します。
白味噌大さじ1杯(18g)当たり(お味噌汁1杯分相当)
(成分表によって多少の違いがあります)
カロリー 39kcal
タンパク質 1.75g
脂質 0.54g
炭水化物 6.82g
ビタミンE 0.05mg
葉酸 3.78μg
食塩相当量 1.1g
(味噌の専門ページMIZOより引用)
塩分が少し高めというところを注意すれば、美容と健康にとても効果的な調味料となります。
塩分量に気をつけて、お味噌を積極的に食していきたいと思います。
お味噌についてもこちら
『幸せになりたかったら、腸を整えなさい』
の中で
腸を整える5つの基本習慣の中で、言われています。
ぜひお読みください。
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