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穀雨〜葭始生〜チューリップの開花具合で気温を予想する、、
西暦2022年4月20日(水)
旧暦弥生廿日
穀雨
葭始生(あしはじめてしょうず)
春の土用四日目
季節はまた巡り、
二十四節気は春の最終節気
『穀雨』に。
穀雨とは、『春雨が降って百穀(ひゃっこく)=穀物を潤す』の意味。
田や畑の準備が整い、やわらかな春の雨が降る頃。
この時季に降る雨はさまざまな穀物を育ててくれる恵みの雨。
晩春へと移ろいます。
七十二候は
『葭始生』(あしはじめてしょうず)
水辺の葦(あし)が芽を出す頃となりました。
葦はイネ科の多年草。
夏に背を伸ばして、茎の高さは2〜3メートルまで成長するといいます。
古来日本では、水辺に生える葦を屋根や簾(すだれ)、紙や生薬などに活用してきています。
神話にもとづく日本の呼称『葦原の国』は、
葦が生い茂っていることが由来とされているようです。
葦はしばしば『ヨシ』と呼ばれるのは、『葦(あし)』が『悪し』に繋がる事を避けるためと言われています。
『悪し』の反対で『良し』です。
葦は何度倒れても、茎が柔軟なので折れることがなく、また真っ直ぐ上を向いて成長を続けるそうです。
『人間は考える葦である』〜パスカル
成長を続けながらさらに考え自分自身の思想を持ち続けたいものです。
ところで、この時期によく見かけることの出来る『チューリップ』
チューリップの開花でおおよその気温がわかるのをご存知ですか?
チューリップも色々な品種がありますので、個体などによる違いがあるようですが、
概ね10℃以下では花を閉じたままで、15℃ぐらいで開き始め、20℃以上で大きく開くそうです。
お散歩中にチューリップの花の開き具合を見て、気温予想をしてみるのも一考かもしれません。
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