2016年5月の記事一覧
作るものは矛盾に満ち
作るものは矛盾に満ち、
作品の中に矛盾を反映し、
作品の中で矛盾から調和へ至る。
それが作品にカタルシスを与える。
より大きな矛盾を登って行くのは、作るものと、政治家に共通している。
夕暮れがこんなにせつないのは
夕暮れがこんなにせつないのは、
果たせなかった思いが夜に包まれて行くから。
夏の終わりがせつないのは、
果たされなかった思いが秋に包まれるから。
そうやって人は満たされなかった思いを、
空と季節につないで生きていく。
エンターテイメント・コンテンツの原理
エンターテイメント・コンテンツのこれからの原理は、
ユーザのプロファイルによるリコメンド
と、
そのコンテンツを好きな人、知らない人に共有できる仕組み、
である。
好きな人が少ないコンテンツほど、同じものを好きな人と話すのは嬉しい、さらに、
知らない人に向けて共有することに熱心になる、
これがコンテンツの広がりの原理である。
脱出ゲームと人工知能。
「チェス、将棋、囲碁、人狼と来て、次のAIはどこにフォーカスするんですかね、三宅さん」
「脱出ゲームだよ」
「は?」
「脱出ゲームを自動的に解くAIだよ!」
「さすがにそれは無理なんじゃ。。。」
「最初はどのゲームでも無理だと言われた!」
「はあ。つまり、それはロボットですよね」
「そうだ。脱出ゲームなんだから、クッションとか、ツボとか、ひっくり返してヒントを集めるんだ」
「無理でしょ」
「なんで
時空の平面とその上のステップ。
深ければいいわけでも、
細ければいいわけでもない。
時空の平面に向けて、
どのようなステップのサイズで、
どのような時間スケールで、
行動を組み上げるか、
行動を生成するか、という多様性こそが、
知性の高い基準であり、
人間を生きることの深みなのだ。
人工知能のお話
こちらに掲載しています。よろしくお願いします。
http://mypage.member.jp.square-enix.com/18/blog/detail/324295/
現代アニメーション考
ヤマトも、マクロスも、999も、ガンダムも、
大きなシステムの崩壊を描く。
80年代にはそこにリアリティがあり、
カウンターカルチャーとしてのアニメーションと、
若者文化が同期していた。
今、アニメでSFをやろうしても、
事情はまるで違う。
アニメーションはある程度、ビジネスモデルを確立し、また、受け入れられた文化でさえある。皮肉なことに受け入れるきっかけは、ヤマトや