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04月10日は「フォトの日」【今日は何の日】

本日04月10日は『フォトの日』。株式会社ビックカメラ・株式会社キタムラ・株式会社コイデカメラ・株式会社プラザクリエイト・株式会社ヨドバシカメラからなる『フォトの日推進委員会』が制定。2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された記念日。

ちなみに、08月19日は『世界写真の日』。1839年のこの日、フランス政府が銀板写真の発明者ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによるダゲレオタイプの発明に基づく特許を買い上げ、誰でも無償で自由に使用できる通達を発令。

ザックリ書くと、10~20分かかっていた露光時間を長くて1~2分、早いと数秒程度にまで短くした発明で、被写体はじーーーーっと動かずに我慢する必要がなくなったので肖像写真が大ブームに。銀メッキを銅板に施していたことから日本では銀板写真とも呼ばれていました。

んで、06月01日は『写真の日』。こっちは日本の写真の日。1841(天保12)年のこの日、日本初の写真撮影がされたとのこと。被写体は薩摩藩主の島津斉彬。

……が、実際には1857(安政4)年09月17日だったらしいがすでに記念日制定しちゃったっつーんで06月01日のままで。

スゴイなぁ。天保の改革とか天保の大飢饉とか安政の大獄とかの日本史で習ったような時代にはもうポートレートを撮っているというのが。。。

ちなみにカメラの原形は「カメラ・オブスクラ」。その原理の初出は9世紀とも10世紀とも言われている。少しずつだが使われるようになったのは15~16世紀辺りだろうか。当初は天体観測や絵を描く際の補助の道具だったらしい。レオナルド・ダ・ヴィンチも写生で使っていたそうな。

この辺りの出来事だと、1501年頃に雪舟が「天橋立図」を描いたとされている。ん~~。よう分からん笑

何にせよ、写真は科学である。

そうそう。

日本最古の銀板写真といわれているものは我が故郷の函館にある、ペリー艦隊が箱館来航の際に応対した松前藩士を従軍写真師が撮ったもの。小学校の時に観たような気もする。

函館病院の跡地に「何でペリーの銅像がたったの?」と思ったような記憶があるので、ペリーさんが箱館に来てたんだって知ったのは結構大きくなってからだったような気もする。

函館、というか箱館には田本研造という写真師がおりました。1868(明治元)年、箱館戦争のさなかに旧幕府軍の榎本武揚や土方歳三を撮影。

その後、建設が始まった札幌の町をはじめとする北海道の開拓事業の記録写真を残した偉大な人。おそらく日本人なら誰でも一度は見たことがある洋装の土方歳三の写真も恐らく田本さんが撮ったと言われています。

ちなみに田本さんの生まれは三重県熊野市。当時、熊野から北海道に。なかなか凄い。。

といった感じで、この辺りももちろん含めた洋の東西を問わない写真史は、写真専門学校の当時の校長の特別講義でひと通り学びました。写真の講評も割とガッツリ行なって貰いましたが、広く深い知識と多彩な感覚を同時に投げかけてくる講義だったので、凡人にはなかなか理解が追い付かないという笑

しっかしまぁ、たった200年ちょいちょいで宇宙から映像が届く時代に。200年後の写真はどうなっているんだろうか。。。


↓2022年のフォトの日の投稿はコチラ↓


上のネコ写真を撮ってから一年、、、あまりにも早い。。。撮影終わりにブラブラしてネコと戯れた一枚でした。

写真専門学校の体験入学の際に頂いた2011年のPHaT PHOTOも捨てた。実際に入学したのは2012年。10代20代の子たちに交じって30代のおっちゃんが来たもんだから「あの人はナニモノなんだ?何しに来たヒト??」とスタッフの間でちょっと話題になったらしい笑

さて、今年の【フォトの日】は特に撮影の仕事は特に入れず、のんびり写真まわりの仕事してます。言ってみれば年がら年中、フォトの日。来年も10年後も撮り続けられるように今日も頑張ります。

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