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9月発売の雑誌「地域人」85号にて新連載『旅はフェリーに乗って』が始まりました。 フェリ…
旅行にはいつも文庫本を持っていく。 1週間程度の旅行なら5冊もあればいいかなと思う。…
高野秀行さんがネット配信している「辺境チャンネル」に出演しました。 もう一度行きたい旅先…
会社員の頃、通勤中にふと、このまま旅に出たらどうなるだろう、と考えたことがある。 き…
二十代から三十代にかけて、私はバックパッカーだった 大きなザックを背負って何か月も旅…
軍艦島ツアーが面白かったので、もっとああいう場所はないかなあと思っていたら、池島がいい…
旅に出ると、「迷宮」を探す癖がある。 それはたとえば、路地が複雑に入り組んだ古い町並み…
いっぱい歩こうと思ったとき、四国は実にちょうどいい。 どうせ歩くなら、端から端までと…
バスを降りて歩いていると、大人のおもちゃの店を発見した。中国にこんな店が出来ているとは…
目覚めると、上海だった。 旅に出て最初の朝は、できればのんびりと祝福された時間を味わ…
リニアの駅から、二十年前にはなかった地下鉄を乗り継ぎ、上海駅で地上に出ると、すでに夜は更けて、駅前広場はほとんどの店がシャッターを下ろしていた。 目についたのは、広場の脇に立っていた高さ二メートルほどの円柱状の広告塔。高い位置にテレビが埋め込まれ、何かの番組が流れている。そんなのが何本もあった。誰も見ていないのに、いくつもの円柱で同じ番組が流れているのが、いかにもチープで近未来的で、SF映画のなかの退廃的な都市に紛れ込んだような気がした。 胸の中に、自由だ、という、まる