さるぼぼとカイリューを鞄にぶら下げている女性がカッコよかった
今日は、なんてことはないんですけど、ふと考えさせられた出来事があったのでその話を書きたいと思います。
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昨日駅から会社に向かう通路を歩いていたときに、目の前を少し上の世代のきれいな女性が歩いていました。
「同じ会社の人かな」なんて暢気に考えていると、その人のカバンに二つのキーホルダーが下げられていることに気が付きました。
「なんか赤いのとオレンジの二つがついてるなー、ぬいぐるみかな」
と、集中してよくよく見ると二つのキーホルダーはさるぼぼとカイリューでした。
普通30過ぎの女性はつけないですよね。通勤鞄にさるぼぼとカイリュー。
それもこの組み合わせで。
でもその女性は気にすることなく、なんなら嬉しそうに、堂々たる様子で歩いているんです。
謎の取り合わせのキーホルダーをつけて嬉しそうに歩く女性がなぜだかジャンヌダルクみたいにかっこよく見えて、
「あ、わたしもこうなりたいかも」
と素直に思いました。
もしかしたら子供からもらったプレゼントかもしれない。あるいは本当にさるぼぼとカイリューの大ファンの人なのかもしれない。
でももし、人にもらったものや自分がほんとうに好きなものでも、
少しつけるのが恥ずかしいようなものって、
「つけたいけど、笑われたらやだな〜」
って悩むと思うんです。
でもその女性は凛としていて、圧倒的に自分軸で生きているように見えました。
わたしはつまらない自尊心を捨てきれない人間なので、そういうふうに胸を張って真っ直ぐ好きなものや相手に向き合える人のことを尊敬してます。
いつになったら、
人からどう思われるかじゃなく、自分の感情を軸に生きられるようになるんだろう
と思うんですけど、全然まだまだダメです。
考えてもなかなか答えは出ないんですけど、
さるぼぼとカイリューのジャンヌダルクに出会って、ちょっぴり励まされた気分になりました。