“冬の陽だまりを探し、新年早々から気持ちの整理をした”つれづれなる肌感(1/1~7)
1月1日 穏やかに広がる家族の輪
やっと体調が復活してきたような気配を感じる新年の朝。
新年あけましておめでとうございます。
毎年元旦は義実家の新年会で食べてばかりの正月。
新年会は、食事を中心に過ごす静かな正月の風景。
家族親族が集まると、自然と様々な話に花が咲いていく。
職業の異なる兄弟たち、その配偶者たち、
そして姪や甥たち。近年は姪や甥の配偶者も加わり、
話題は枝をどんどん広げていく。
良いも悪いもない、ただ淡々と話が紡がれていく。
誰かの話に「へぇ~」と相槌を打ち、
また誰かの話に「ふう~ん」と耳を傾ける。
それらの反応には嫌味一つなく、
まるで空気のように自然に漂う。
このなんでもない、でもかけがえのない時間に、
深い感謝を覚える。
1月2日 おせちに込められた願い
両親とともに過ごす正月二日目は、また違った趣がある。高島屋から届いたおせちを元旦に開封し、この日はまた高島屋から届いた新たな重箱との出会いを楽しむ。カタログでは何度も目にした品々なのに、実際に蓋を開けた時の彩りの美しさと香りに、心が躍る。
年を重ねるごとに、お節料理それぞれに込められた意味を考えるようになり、一つ一つを菜箸でつまみながら、じっくりと味わう。歳を重ねることで感じる成長の喜びと共に、元気で日本の正月を満喫できる幸せを、しみじみと噛みしめる。
1月3日 心を清める冬の祈り
恒例の神社でのお祓い。元旦には氏神様へ新年の挨拶を済ませ、この日は少し遠くへ足を運ぶ。昨年末の風邪、年始早々の首の不調(寝違えとは異なる症状)など、心身の穢れを祓っていただく。
境内には新年の清らかな空気が満ちている。凛とした空気を胸いっぱいに吸い込みながら歩く。鳥居をくぐり、昨年の重みが少しずつ軽くなっていくような感覚。神前で手を合わせる時、これから始まる一年への期待と不安が交錯、大太鼓の音は腹に響く。この神聖な空間で心を静めることで、何かが整理されていくような気がした。しっかりとお祓いを受け、清々しい気持ちに。
1月4日 温泉に溶ける家族時間
年末は疲労もひどかったが、新年早々に伊香保温泉での湯治で心身を癒す。群馬は伊香保までがチェーン規制ギリギリという厳寒の道のり。
動物大好きな子のリクエストで伊香保グリーン牧場に行ってきました。
山羊や羊に餌をやることに夢中になる我が子の姿に、純粋な喜びを見る。何度も餌やりをせがむ声に、動物との触れ合いや体験の機会を増やしてあげたい気持ちと、料金発生しつづける現実。どこまで応えるべきか、親としての迷いも。
温泉を心から愛する家族らしく、水入らずの時を過ごす。湯の心地よさに誘われ、気がつけば午後2時頃から浅い眠りへ。宿の卓球台で興じたり、読書コーナーでゆっくりと本を開いたり。夕食は17時から。食後もまた湯船に浸かり、また眠るという贅沢な怠惰を味わう。
この日、子は10歳の誕生日を迎えた。産まれてから10年の月日が流れたことに、深い感慨を覚える。親として数多の経験をさせてもらい、喜びと共に、想定外の出来事に立ち止まって考えることの多さを実感する。この10年を共に歩めたことへの感謝の念が、静かに胸に広がる。
1月5日 冬の遊園地で見つけた笑顔
温泉三昧の幸せな気分も、そろそろ帰京の時。
寄りたいところがあるといい、着いていったのは
渋川スカイランドパーク
レジャー施設としてそれほど広くはないものの、我が家の小学生は存分に楽しんでいる。料金の手頃さと、清潔に整備された施設に好感を持つ。引率する側としても安心して過ごせる場所だ。
子が遊び疲れ、ようやく帰る気持ちになるまでゆっくりと待つ。東京への帰路では、自己渋滞や故障車に遭遇したものの、幸いにも日をまたぐことなく無事に帰宅できた。
1月6日 新年、新たな決意と共に
今年初めての出勤日。オフィスで交わす年始の挨拶には、新鮮な緊張感が漂う。今後の働き方について話をする機会があり、自分の判断一つで変えられる可能性に思いを馳せる。
時間管理を含め、考えるべきことは山積みだ。
ふと耳に残る「職業選択の自由、あはは~ん」というCMフレーズ。もう何十年も前のものだ。
「自由、自由」を連呼するそのメッセージに、改めて深い意味を感じる。働き方は自らが選び取るもの。その重みと可能性を、静かに受け止める一日となった。
1月7日 栞の言葉に導かれて
ZINEが届く。
さとゆみさん発行の「今日もコレカラ」
web上の24時間で消えてしまう連載コラム(あの子が可愛くなった秘密【さとゆみの今日もコレカラ/第435回】|CORECOLOR)で毎日楽しみにしていたものが本になっている。
縦書きで記された「まだ、全然間に合う」というサブタイトルに、目が釘付けになる。昨年から感じていた焦燥感、年齢を重ねることへの不安が、この言葉に触れた途端、説明のつかない涙となって溢れ出す。
昼は、さとゆみさんとの貴重な対話の時間。
栞に込められたメッセージの深い意味について語り合い、自分の思いを聞いていただく。短い時間ではあったが、この年に向き合い考えていくテーマが見えてきた気がする。
夕方からは今年の方針について対話をし、
意見がまとまったところでコーチに意思表示。
午前中の対話で得た気づきを胸に、小さいながらも確かな一歩を踏み出す。
明日の誕生日を前に、新たな希望の光を見出した気がした。
明日は誕生日!「まだ、全然間に合う」
今週のstand.fm(スタエフ)
今週はちょっとお休みいただいており、
ゆるゆるとスタートしております。