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地元小学生と小正月のだんごさし

福島県に古くから伝わる行事に、「小正月のだんごさし」があります。

だんごさしとは、小正月(1月15日)に米粉で作っただんごをミズキという木に挿し、無病息災、家内安全、五穀豊穣を願うもの。

今では家でやる人も少なくなったそうですが、近くの小学校で体験学習をすると聞き、お手伝いさせてもらいました。

どんな作り方なのかなーと見てると
用意した大袋の米粉をボールにバサーーーーっと入れて、水の分量も目分量。大体耳たぶくらいの硬さになったら、色粉(食紅)を加えてまるめていきます。

普段なんでも計量してお菓子作りをする私には衝撃的な光景でしたが、これくらいアバウトな方が覚えることが少なくて楽ですね(笑)

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だんごさしのだんごの色のイメージは、ピンクや黄緑のようなあわーい色でしたが、作ったのは赤・緑・黄色の濃いめの原色!!!

これにもちゃんと理由があって、淡い色だと写真映えしないので今年はあえて濃ーーーーーい色にするのだそう。

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まるめた団子はゆでて冷やしてからしっかりと水を切り、用意した木にどんどん挿す!

本来はいろいろな色を分散して全体にバランスよく一つずつ挿していくものらしいのですが、【一つの枝に何個させるかチャレンジ】が始まったり、枝に挿さずに枝の上に並べてみたり…あちこちでいろんなことが始まっています。

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伝統行事なのにこんな感じで大丈夫なのかな???と心配になりつつ様子を見ていましたが「こどもは自由に!!」という地域の方の教えから、挿し方はあえて、大人が細かく教えません。

そのおかげで、子供たちは最後まで飽きることなく、楽しんで作業をしていました。

「だんごさしとはこういうもの」

「伝統と違うことはしてはいけない」

伝統を大切にしていきたいという思いが強い人は、つい言ってしまいそうなセリフですが、基本的なことだけを教え、あとは思い思い自由なやり方で「楽しむこと」を大切に。

地域の伝統継承というと難しい課題のようですが、こういった体験学習などを通して「だんごさし=楽しい行事」というイメージが子供達の中に定着し、継承されていくと良いなと感じました。

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