「今」の時間の使い方 (vol 183)
「ヒト・モノ・カネ」
資源管理といった時に出てくる言葉ですが、もう一つ、いや、一番大事な資源、「時間」を忘れないで下さい。
人、設備や材料、資金が足りなくなれば、なんとか追加することができます。ところが、残念ながら「時間」は一度使ったら元には戻りませんし、追加することもできません。
「忙しいから」
この一言は曲者です。私たちの傾向として、どうしても見えるものに目を奪われがちです。目先の緊急事項、資源準備に奔走して、「忙しいから」として無駄に経過してしまっている時間が放置されている失敗が頻繁に発生します。
「忙しいから」の言い訳の後、しばらくして出てくる言葉は「あ〜、あの時こうしておけば良かった」です。「後悔先に立たず、後悔後を絶たず」ですね。
COVID、世界的な物流混乱、設備トラブル、忙しい理由にはキリがありません。忙しい理由が解消されて「暇」になる? 100年たってもあり得ません。
言い訳を作って、自分の立てた計画やコミットを放棄することはできません。
どんな状況でも、優先度を決めて「時間」資源の使い方を決めて、目指す場所への到達を考えねばならないのです。
「今」の時間をどのように使っているか、何に使っているか、を常に意識する必要があります。
「忙しい」への反応だけに終わらないよう、自分自身への戒め、チームへのリマインドを繰り返します。「あ〜、今日も無駄な1日を過ごしてしまった」と嘆くことのないよう、毎日の計画と振り返り、しっかりと習慣にしたいですね。
「ヒト・モノ・カネ」の資源管理はビジネス上のアプトプットをコントロールするためのものと思いがちです。
ただ、ちょっと視点を変えると、「限りある資源:時間」を大切にするための「ヒト・モノ・カネ」の使い方が資源管理だといえるように思います。
How will you use this week of time?
Looking back on yourself, do you need to catch up / recover?
Are there any omissions in your immediate activity plans from next week onwards?
Beyond that, have you organized what you want to accomplish over the next year and are you ready to do it?
Let's think about how to use the time "now" so that we will not regret "Oh, I should have done this at that time" and "I should have thought more about it" later.
今週という時間をどのように使いますか?
今の自分を振り返って、キャッチアップや挽回が必要なことがないか?
来週以降、目先の活動の計画に漏れがないか?
更に先の、今後1年間にやり遂げたい事は整理できて、実行への準備は万端でしょうか?
後になって、「ああ、あの時こうしておけばよかった」「もっと考えを巡らせておけばよかった」と後悔しないように、「今」の時間の使い方を考えましょう。
「今」を大切にする、このために、「躊躇しないで、即、行動しよう」と教えられました。
色々な理由を考え出して、「今」を大切にする行動を止めてしまう自分から早く卒業したいと思う毎日です。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
一緒に、「今」を大事にする習慣を作りませんか?
仲間がいると、できそうな気がします。