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ゴールと実施項目の整合性 (vol 220)
全部できたら目標達成できるの?
今回は、目標数値と実施計画との関係について。
工場の生産性改善や不良率の低減、モノづくりの現場では色々な数値のゴールを設定しています。それらを達成するために何をするか。
実施項目やThings-To-Doに展開した実行計画も作成します。
実施項目から効果が出て、積み重ねて目標達成するはず、のもくろみ。
年間、四半期、月々の計画として約束、コミットします。詳細の活動項目を見ると安心してしまうのですが、この目標到達する「はず」が怪しい。
・実施項目(A)の効果=(a)
・実施項目(B)の効果=(b)
・実施項目(C)の効果=(c) ・・・ならば、
(a) + (b) + (c) + ・・・> 最終目標(ゴール)
が求められます。簡単な算数です。
(a)+(b)+(C)+ ・・・・ +(z) 全部あわせても目標に不足なら、計画段階で既に破綻、棚ボタでもない限り、絶対達成できない計画。
もっと言えば、全部の計画はすべて完璧とは限らない。
状況も環境も変化する。ならば歩留り(成功率)も加味しないと破綻です。
もくろみ時点では1.5〜2倍の成果が出る仕込みが必要。
マネジャーとの改善計画の打合せ。「約束の目標達成」をいっしょに吟味。
直感的に、「無理なんちゃうかな~」
と思った瞬間が、冒頭の「全部できたら目標達成できるの?」
質問したら、
「成果は不透明なのでやってみないと分かりません」
といった返事。「おいおい。。」
最初のうちは、実施項目の効果算出は難しい。それでも、やってみないと分からないじゃなくて、(嘘でもいいから😅)見通しを考えて宣言してみる。
まずは、「達成できるストーリーで語ってよ」
算数の考え方をミーティングで説明。
ん十年前の私、エンジニアだった頃も、同じ様によく叱られたな〜。
誰もが一度は通る、計画の整合性を確認する練習。
マネジャーには記憶しておいてほしいな~。と、ツイート発信。
これからの計画立案時にはちゃんと覚えておいてよね~。
Our goal is to achieve the year end target. When we plan the accumulation of KAIZEN and improvements, do we make sure that the correlation between the plan and the goal achievement is consistent?
In order to achieve the goal, we need to build the plan Logically
Commit specific details and completion dates for each activity.
Assume the figure of the results to be obtained from each activity.
Verify whether the goal can be reached once all planned activities are completed.
Can you explain these as Story-Telling?
Keep in mind that Logical Planning is the key that relates activities to goal achievement.
私たちの改善の目標は最終ゴール達成です。改善の積み上げを計画する時、計画と目標達成との関係に整合性が取れているか確認できていますか?
目標達成の為には、計画に論理性が必要です。
一つ一つの活動の具体的内容と完了時期を約束する。
それぞれの活動から得られる成果の大きさを想定する。
計画項目がすべて完了したら、確実にゴール到達できるか検証する。
これらを一連のストーリーとして説明できますか?
活動と目標達成が相関する計画を立てる、ロジカルプラニングを心がけよう。
マネジャー達が自律してないな~、と感じる海外拠点、自分で建てた計画の整合性を問われたことが少ないことに起因していた、ことが少なくありません。
従来から、日本人駐在が計画を作って、
「これ、やりなさい」と実行責任だけを渡すことが習い性になってきた。
最終目標は日本人が本社にコミットしているとして、マネジャー達は
「あ〜それは日本人の責任」として目先のタスクに没入、計画の論理性を気にしていません。
拠点のナショナルスタッフが、全体計画に関わり始めた時、個別項目と全体目標の整合性が取れていないことがほとんどです。
これも練習、練習。
ジグソーパズルを作り上げるように、必要なパーツの大きさや個数が十分かどうかを鳥瞰する直感力。身につけてほしいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。