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【買レポ】御菓子司 美玉屋(京都市・黒みつだんご、和菓子)

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

【食レポ】ごはん処 田辺宗の後は、【食&買レポ】御菓子司 中村軒で登場した、京都の和菓子情報の達人、美濃与の藤田営業部長さんに教えていただいた御菓子司 美玉屋さんへ。
ホテルの部屋での夜のおやつを買いに行きます。
「黒みつだんご、すごいんですよ。食べたらわかりますよ」
とちょっともったいぶる藤田営業部長さん 笑

北大路下鴨高木町バス停の近くにある御菓子司 美玉屋さんの店先はこちら。
ちょっと斜に構えた写真ですみません。

今、気づいたんですけど、お隣の「本屋、やりませんか?」
なんだか気になる…

こちらが行燈看板。

達筆ですね

お店のショーケースには、季節の和菓子が並んでいます。
そして、お赤飯も。

御菓子司 美玉屋さんでも「美濃与さんのご紹介なんです。写真いいでしょうか?ブログいいでしょうか?」を連発。
今日は、もちろん藤田営業部長さんオススメの黒みつだんごです。
あれもこれもと欲張りませんでした。

黒みつだんごは10本パック入りのみ。
バラ売りはありません。
包んでいただいたのが、こちら。

ホテルのムーディーな灯りで橙
日付は加工して消しています

包みを開けると、こんな風にきな粉まみれのくし団子が上段5本、下段5本と並べられて入っています。

これでもかーっていうくらいのきな粉

パックの上にはこちらの短冊がのせられています。

こちらが、上段5本を食べ終わった後の下段5本の写真です。

2段目になっても、これでもかーってくらいのきな粉

いただいてみて、藤田営業部長さんの「黒みつだんご、すごいんですよ。食べたらわかりますよ」がわかりました。
まず、食感なんですが、だんごの定義って何?と驚かされます。
ウィキペディアでだんごを調べてみると、柳田國男先生が神饌のひとつである粢(しとぎ)を丸くしたものが原型とされる説。
御菓子司 中村軒さんのディスプレイにありましたね、粢(しとぎ)。
竹の串に通しただんごが流通するようになったのが、室町時代。
御菓子司 美玉屋さんは、昭和15年創業。
食感の話に戻りましょう。
通常のだんごの食感は、【食レポ】加茂みたらし茶屋でご紹介したような、弾力のある餅寄りのイメージですよね。
違うんです。
しいて言えば、わらび餅寄りの柔らかい食感です。
でもちゃんと餅の食感もあるんですね。
それに黒みつとたっぷりのきな粉が合わさって、口に入れた時にねっとりととろける感じなんですよ。
「なに?これ」っていう、今まで食べたことのない食感。
とにかく、美味しい!!
10本なんて2人でぺろっといっちゃいます。

前にもお話していますが、私の実家は私が3歳まで菓子屋を営んでいたのですが、お店をたたんだ後でも私の毎日のおやつは両親の手造りのものでした。
サラリーマンになった父は日曜日にきんつばを作ってくれたりしました。
小豆を炊くところからスタートです。
贅沢なおちびさんでした。
その中で母が作るだんごは、ふわふわで硬くならない。
大きくなってから「どうやって作るの?」と聞いた時「水切りした豆腐と砂糖を混ぜ込むんだよ」と教えてくれました。
今、私が作るだんごは、母に教えられたもの。

御菓子司 美玉屋さんの黒みつだんごのこの独特の食感は御菓子司 美玉屋さんだけにしか作り出せないものだと思います。
発送もしていませんし日持ちは1日だけなので、お店で買うしかありませんが、ぜひ、いちど召し上がっていただいたら感動の嵐に巻き込まれること間違いなしです。

御菓子司 美玉屋
京都市左京区下鴨東本町18


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