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私は完璧な人間になりたかった。
なりたい自分って何だっけ。
私はどんな人になりたいのだろうか。理想の自分。
毎朝早くに起きてきちんと身だしなみを整えて学校に行って。
授業始まる前には予習して。
授業が終わったら、バリバリ部活して。
おうちに帰ってご飯食べたら、すぐにお風呂に入って。
それからまた勉強。寝る前には英語の読書をしてから好きな本を読んで早く寝る。
そんな生活をこなして、いい成績を修める。部活などの課外活動でも活躍する、といったところだろうか。
スマホを触ってだらだらしたり、夜更かししたり、そんなことはしない生活。やるべきことを後回ししない。早め早めできちんとできる人だろうか。
昼間はバリバリ活動して夜はぐっすり眠る。いつも余裕があってみんなに優しい。そんな人。
これはかつての私がなりたかった私の姿。これを追い求め続けた。その結果私は高校時代不登校になった。進学校に進学して周りに優秀な人(あくまで勉強とスポーツという観点でみて)が多い環境の中で1年間完璧を求め続けた結果、高校2年生の5月から学校に行けなくなった。それから5年が経って私は今大学1年生になり、いろいろ変わった。
けれども、本当に求めている姿は変わっていない。本当は完璧になりたい。
だけれど、この5年間で学んだことのひとつが、私は完璧にはなれないということ。
今の私は「普通」であることすら難しい。高校に行けなくなったときに私は「普通」を失ってしまった。私は「普通」を求めている。
当たり前のように学校に行けること。
毎日同じ時間に寝起きできること。
何も起こっていないのに急に鬱っぽくならないこと。
普通に見えるこれらのことは本当はとても特別なことなのかもしれない。私は体力がない。タフさがない。人より疲れやすい気がする。疲れると私のなかの「うつ」が「こんにちは」とひょいっと顔を出す。だから私はいつも私にブレーキをかけている。
まあ、そんなこんなで今の私は理想の私からは程遠い。あれもできてない、これもできてないっていう思いは、、、正直ある。
でもね、まあ、いっか、ができるようになった。
完璧を目指したい気持ちもある。だけれど、目指せないし、目指さない。
でも、もう少しタフになりたいなあなどと思う。
ということで、なりたい自分は
もうちょっとタフ、そして肩の力が抜けている
っていうひとかしら。
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