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外出しないのは、予定通り。はからずも。【ひねくれ育児日記】

流行り病で世界が大変なときなのだが、生後1か月の子どもがいると、生活にほぼ影響がない。もともと外出の予定がほとんどないのだ。一瞬、紙おむつが品薄になったが、在庫はあるという報道のおかげで今はちゃんと手に入る。外出、往来自粛の話が出る前に、岐阜の実家から川崎市の自宅へ帰ってくることもできた。この時期であったおかげで、経済的、心理的損失がほとんどない。そんな都合のいい話があるのかと不思議な気になってしまう。本業の会社の業績は別としても。昨年末までは、毎日満員電車で都内へ通勤していたのに。

ほとんど外出しないまま1か月半。この時期の世間の多くの人を上回るレベルだと思う。ちょっとしたものでも、自分の買いたいものを自分で買えない、誰かに頼むしかないというのは、だんだん辛くなってくる。自分がとてもわがままに思えてくる。
でももし、例えば、自分が何か障害を持っていて自分で買いに行くのが難しければ、ずっと誰かに頼むしかない。
妊娠中にも似たことを思っていた。走れない、早く動けない。疲れやすい。初めての感覚。でも、ずっとそういう状態で生きている人もいるのだろう。

人の多様性に、他の誰かの気持ちに、身をもって気付く瞬間と、これからもっと出会うのだろう。

他の人に抱っこされているときに私を見るようになった。
着替えで腕を通しやすいように動かしてくれるようになった。
声を出すことが増えた。
小さくても目に見える変化。

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