息子のアレルギー記録♯10▶︎舌下免疫療法を開始する
今年の5月末。
ついに舌下免疫療法をするかどうかの判断をする為の受診をした。
もちろん受診をしただけでは開始が出来ない。まずは本当に治療が必要かどうかの判断をする為の採血をする。
①注射の嫌いな息子
0才から何度か採血や点滴などを経験している息子はいわゆる“注射”が大の苦手。そんな息子に今日は採血があること。必要性、どのようにすると早く終えられるのか…事前にしっかり説明。
1年生にもなると理解出来る。
きっと恐怖心はあっただろう。0才から息子のことを知ってくれている看護師さんたちに「何歳になった?」などと声をかけてもらいながら、なんと採血は1発!泣かずに終了。
これは息子の成長をめちゃくちゃ感じた瞬間であった。
もちろんご褒美には希望通りコンビニアイスを買いに行き、息子孝行。
②採血結果を聞きにいく
最後に採血をしたのはいつだっただろう?それくらいぶりの採血であった。
採血をしていなくても、親の予想は的中するもので、結果と答え合わせをするような感じだ。
結果としては
舌下免疫療法の対象となる【ダニ・スギ】はクラス4。
ということで、めでたく?息子は両方の舌下免疫療法の対象者となった。
ヒノキやその他、有名な花粉はすべて数値が上がっていて、こりゃ1年中薬が手放せない訳だわ!と妙に納得の結果であった。
やはり親としては、症状が少しでも緩和されるのであれば治療をしたい気持ちがあり、息子の意思も確認した上で、治療スタートする意志を伝えた。
③すぐに開始できない
現在、スギの舌下免疫療法は人気であり、薬が手に入らない状況だそう。
その為、とりあえずスギの予約者リストにのせて頂き、薬が到着するのを待つ。いつ届くかは医師にも分からないそう。
スギの治療が順調に進んだのち、平行してダニの舌下免疫療法も開始する流れとなった。いつ届くのかわからない薬。治療を開始する為のハードルがなかなか高く感じた日々であった。
④ついに治療を開始する
3ヶ月が経過した頃。娘を保育園に送り届けた帰りに携帯に小児科より着信があった。「薬がご用意出来ました」
舌下免疫療法の開始直後はアレルギー症状が出やすく、人によっては耳の中が痒い、喉が痒いなどの不快状態が辛く、治療を断念する人もいるようだ。
そんな話を聞いていた為、親の希望としては夏休み中に開始したいという本音があったが…結局、夏休みをちょうど終えてからの開始となった。
まずは受診日を決定する。初回の受診は時間がかかる為、余裕がある日を選んだ。
学校を終えた息子と小児科を受診。まずは普段通りの診察を受ける。そして同意書を提出。舌下免疫療法の処方箋を出して頂き、隣接する薬局に取りに行く。そして再度小児科に戻る。
診察室にて、医師・看護師が見守る中、初回のシダキュアを舌下投与する。1分経過した後、外来の待合で30分副作用が出ないか待機。
息子は肘関節の所に痒みが出たが、重篤な副作用は無かった為、1週間シダキュア2000を舌下投与し、1週間後に再受診をすることとなった。
シダキュアの舌下投与2日目から咳が出るようになったが、悪化はなかったため継続した。こういう時になんとなくの判断が出来るのは看護師で良かったと思う瞬間である。
1週間後に受診した際に咳のことを伝えると、シダキュアの副作用によるものだろうと言われたが、抗アレルギー薬を併用することで経過観察となった。(舌下免疫療法を開始する前から、抗アレルギー薬はほぼ手放すことが無いほどなのだが…)
この日よりシダキュア5000へ増量。またしても舌下投与後2日目に咳が悪化した為、咳は副作用なのだろうと実感。
その後の受診としては1ヶ月に1回。2ヶ月に1回は親のみで処方が可能となった為、かなり有難い。
⑤ミティキュアも開始する
シダキュアを開始して1ヶ月が経過した頃、ダニの舌下免疫治療 ミティキュアも開始することとなった。
治療期間が両方とも3〜5年(基本的に5年することが多いらしい)と長期に渡るため、並行して出来るのはとても有難い。
ミティキュアの開始時は院内で待機するようなことはせずに、シダキュアの経験がある為、自宅で始めて下さいという簡易なものであった。
わが家は眠前に服用している。というのも、この服用をした後は5分間飲食が出来ず、激しい運動・入浴も基本的にNGとされている。
その為、眠る前がちょうど良い。
ミティキュアの開始は本当に楽で(やや語弊を生みそうだが)、1週間330
0を服用。本来であれば1週間後に受診という流れであるが、10000に増量した際も自宅で実施することができた。
その為、ミティキュアに関しては初回の処方から、次回診が1ヶ月後という稀な経過であった。
現在、服用忘れなく順調に経過している。効果はまだ感じることが無いが、その後の様子もまたこちらに記載できればと思っている。
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