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宮本浩次、エレファントカシマシ

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宮本浩次について気が付けばよくもこんなに書いたものだと呆れつつ、ソロ5周年の記念に纏めてみました。
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#ロマンスの夜

推し短歌

推し短歌

今日は職場で
エレカシとも宮本浩次とも
言いませんでした
褒めて下さい
#推し短歌

宮本浩次『ロマンスの夜』で見かけたロックな女性

宮本浩次『ロマンスの夜』で見かけたロックな女性

 先日の宮本浩次コンサート『ロマンスの夜』でのこと。
 『冬の花』の終盤で、周りが着席しているなか、1人の女性が突然スッと立ち上がり、右腕を振り上げ、頭上高くに拳を掲げた。何か決意表明でもしているかのようにステージを見つめ、拳を掲げたまま微動だにせず真っ直ぐに立ち尽くす。初期衝動に忠実な姿はまさにロックだった。こんな姿を見ると「やっぱり、歌には敵わない…」と思ってしまう。この女性を突き動かす、この

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宮本浩次カバー『Woman “Wの悲劇”より』 ~うつろいに流されていく~

宮本浩次カバー『Woman “Wの悲劇”より』 ~うつろいに流されていく~

 月曜日に配信になってから宮本浩次カバー『Woman “Wの悲劇”より』を繰り返し、繰り返し聞いている。歌い出しの切なすぎる声、美しい鼻濁音、ビブラートを効かせない厚みのあるロングトーン、サビでの絶妙なブレス使い、アウトロでの余韻の残し方、細部にわたって丁寧で誠実な歌唱は、聞く度に溜め息がもれる…。表現力の裏付けとなる歌唱力、技術の高さにも惚れ惚れした。更に今回のカバーでは、また一段と深い感情に触

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宮本浩次「ロマンス夜」  〜違和感の扉の先に〜

宮本浩次「ロマンス夜」  〜違和感の扉の先に〜

 このセリフに強く共感できる私は幸せ者だと思う。そして、そんな思いをもって先日、宮本浩次のコンサート「ロマンスの夜」に向かった。昨年暮れの公演予定が延期となり、年を越しての振替公演の開催。時節柄、体調に不安を覚えることも多く、自分も含め参加する皆が『万障お繰り合わせの上』での参加なのだろうと、しみじみ思ってしまう。

 最上階のバルコニー席の先端から見渡す会場は、まさに劇場といった感じで、開演前の

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宮本浩次「ロマンスの夜」に向けて  ~意図せずして出会ってしまう~

宮本浩次「ロマンスの夜」に向けて  ~意図せずして出会ってしまう~

 オフィシャルサイトを開くと、漆黒の画面に浮き上がる『宮本浩次 ロマンスの夜』の文字。そして、その向こうには星が瞬いている。呆然と見ていると流れ星まで流れていった。その瞬間「あーあ…」と心の声がした。畳み掛けるように、新作カバー作品『秋の日に』の発表があり、Twitterでは、取り下げとなったが一時的にどこかの記事でコンサートでのドレスコードについて記載があったとの呟きも見かけた。
 宮本浩次はど

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