仕事で成果を上げたい!と思ったときに読むべき一冊。~サイコパスに学ぶ成功法則~
最初に。
私の中では「読書」というと、半分は趣味、半分は勉強、半分は人生を豊かにするための探求である。(ちょっと溢れた)
今回紹介する本は、こんな人に読んで欲しい。
タイトルを見て「サイコパスと成功にどんな関係が??」と思われた方も多いだろう。
この本には、
・サイコパスの特性
・サイコパスがなぜ成功するのか
・我々一般人がどうサイコパスに近づき、成功した人生を歩めるのか
が書かれているハウツー本だ。
読み終える頃には、自分の「良い性格」がいかに成功の邪魔をしていたか気づくはず!
・紹介する本
紹介に入る前にまず私のことを話すと、私はけっこう気を使う性質というか、人の目を気にしていつも「嫌われたくない」と思っている。
あっちに気を使い、こっちに気を使い、これは言っていいのか、今話しかけたら邪魔なんじゃないか、空気が読めないやつと思われるんじゃないか、失敗したら怒られるんじゃないかとか……いちいち余計なことが脳内をめぐり、一言目を発するのにやけに時間がかかる。
しかし、そんなオロオロしているのがばれるのも嫌なので、悟られないように平穏な顔をして、無難なことを言っている。
人の顔色を伺って喋るので、自分が本当にしたいこと、思っていることは言えずじまい。。。
仕事で成功したいけど、人目が気になって行動できない…
特に日本人は協調性が高い性質がある。
一見良いように聞こえるが、協調性も行き過ぎれば同調圧力となり、少数派や出る杭は叩かれ排除されてしまう。
さらに、誰もがスマホを持ち、互いが互いを監視する今の社会ではちょっと意見するだけですぐに吊るし上げられ燃やされる、なんてことが往々にしてある。
こわいですね、21世紀。
また、本来の自分に嘘をつくことは、嫌な気分になるだけでなく、ストレスレベルが高まり精神を病んだり、鬱になることだってありうるという話だ。ストレスは脳機能を低減させ、判断力も鈍る。
これではいつまでたっても成功になんてこぎつけない…
似たような方、いませんか?(半泣)
そこで紹介する今回の本は、そんな一般人で気の弱い善良な私たちに
「サイコパスになればモーマンタイ(無問題)やで」
と教えてくれる本。
『サイコパスに学ぶ成功法則』
著:ケヴィン・ダットン
…でも、え?
サイコパスになる?
なれんの?
てか、サイコパスになって何かいいことあるの?
あるんです。
良いこと。
それは以下でご紹介!
・概要
サイコパスと聞くと、まずシリアルキラーやサスペンス映画、残虐な殺人鬼を思い浮かべる。
しかし、それらはいずれも「悪い」サイコパスだ。
逆に、サイコパスの特性を生かし成功している「よい」サイコパスもいる。
CEO、外科医、弁護士など、彼らが良い例だ。
サイコパスは得てして「魅力的」らしい。
巧みな話術、冷静さ、カリスマ性…
その裏では共感力が極めて低く合理的で、必要とあらば他人をいとも容易く蹴落とす冷酷さ。
「悪い」サイコパスは、冷酷で非道で自分の衝動の赴くままに行動し、他を顧みない。
本書でいうと、ミキシング・コンソール(複数の音声要素を上げたり下げたりできる音響調整装置)に例えられており、彼らは「冷酷さ」や「衝動性」などのボリュームが常にMAXの状態だ。
「よい」サイコパスは、冷静で適切な判断ができ集中力や知能が高く、むやみに他人を傷つけず目的を達成する。
彼らのミキシング・コンソールは「冷静さ」「集中力」「精神的な強さ」などを上げ、先ほどの「冷酷さ」や「衝動性」は必要が無ければ下げるのだ。
ここで分かるのは、ミキシング・コンソールの調整ができるサイコパスは、成功を手にすることが出来ると言える。
本書より、ここで2つの思考実験だ。
みなさんはどのような答えを出すだろうか?
具合の悪い老人を病院に連れて行くのが筋?
恩人なのだから今度は私が助ける番?
運命の相手にはもう2度と会えないかもしれない?
みんなが押さなければ大金をもらえるのだからみんな協力して押さないはず?
もし誰かが誤って押してしまったら?
そうでなくても押してしまう人が現れるかも?
様々な考えが脳内を巡ったと思う。(筆者の回答は感想の方で…)
本書では、サイコパスはどのような答えを導き出すかが書かれている。
どのような思考で、なぜその回答に至ったのか。
そして意外なことに、私達が普段いかに自分の利益を求めて行動しないかという解説をまざまざと見せつけられる。
さらに冒頭で言った、「私たちはサイコパスになれるのか」問題。
正確に言うと、サイコパシーは先天性のものなので、根っからのサイコパスなれるわけではない。
だが、近づくことは出来る。
ではどうすれば、サイコパスの特性や考え方を身に付け、成功する人間になれるのか。
「共感性」や「恐怖」のボリュームを下げ、「冷静さ」や「集中力」「精神的な強さ」のボリュームを上げることだ。
そうは言っても、具体的には…?
それは本書に詳しくハウツーとして書かれているので、成功を目指したい人は本書を読んで学んで欲しい!
・感想
サイコパス!こわ~
な感じで紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
今回この本を読んだきっかけは、メンタリストDaiGoの紹介より。
youtubeにあったので載せときます。
冒頭で書きましたが、私はくよくよ気にする性格で、そんな自分が嫌で
「もういやだー!息がしづらい!他人から自由になりたい!」
と嘆いていた時に、こちらの動画から本を知り読んでみました。
この本は、本当に1ページ目から面白い!
著者に「ケヴィン・ダットン」ていう人と「アンディ・マクナブ」って2名が書かれてるんですけど、前者はメインの筆者であり、心理学研究者。
後者はなんと軍の特殊部隊にいたという生粋の「よい」サイコパスで、彼の語り口から始まり引き込まれます。
軍にいる間は一瞬一瞬が生きるか死ぬかのはざまで、判断の遅れや間違いが死を意味する日常で、彼はどうやって生きてきたのか…。
関係無いけどセリフがいちいちかっこいい。
彼の実際の経験談が他にも載っていますし、思考(心理)実験、自己診断などが多数掲載されていて読んでて飽きません。
加えて、この本は「どうしたらサイコパスに近づき成功できるのか」のハウツー本。
サイコパスの考え方を細かく分析、分解しており、しっかりやり方が書いてあるので実践できます。
ちなみに概要欄の2問については、私は「老人を病院に連れていく」「すぐさまボタンを押す」の回答でした。
問1については倫理観が先立ちました。
問2は「絶対だれか押すじゃん!」ってなっちゃいました。
本書の解説に書いてありますしその後の章でも触れてるんですけど、普通の人は諦めが良くて言い訳が多い、そして自分の欲を求めなさすぎなのだと気が付きました。(私含む)
そして、「じゃあ自分は何がやりたいの?どうなりたいの?」をもっと考え明確にする必要がありそうです。
ちなみにサイコパスの特性には「自信」「高い集中力」などもあるそうで。
いろいろ特性がありますが(方向性を間違えなければ)うらやましい限りですね。
根本が違うんだなと改めて思いましたが、だからこうも魅力的に映るんだなと納得しました。
読了後の私は、
「自分がやりたいことをやるって悪いことじゃないんだ!」
「もっと貪欲にならなくては!」
と体の奥底から本当の自分が顔を出し、何がやりたいのかが明確になり、そのために何をすればいいのかが明確になり、行動を変えてくれました。
悩みが多く、なかなか仕事で成果を出せないあなたや、共感力が高く優しいあなたも。
もう少し、自分のために、自分がやりたいようにやっていいみたいです!!
・今回の本がはまった!人におすすめ本
同じ著者の本、今回紹介した本の前作でサイコパスの説明をしています。
『サイコパス 秘められた能力』
著:ケヴィン・ダットン
同じ著者の本です。心理学の観点から解説しています。
『瞬間説得 その気にさせる究極の方法』
著:ケヴィン・ダットン
仕事の成果を上げ人生の質も上げたい!そんな方に!
『君の人生に勇気はいらない』
著:メンタリストDaiGo
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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