書くP平尾0

2-13.書く力をつけるプログラムfor小学生 大学生振り返り

書く力をつけるプログラムfor小学生、H小Verはまだ続いている。

良かった!という学生の喚起の声の中、
このままではこの「良かった!」だけが印象づいて、流れてしまう。
そんな気がした。
実際、刻一刻と思い出せなくなる自分だっている。

だから、体感を形にすることが必要だ。
学生には「またぁ?」といわれることを覚悟で、課題4の導入を決めた。
このプログラムで得たことの中で、一番伝えたいことをテーマにして書く。
小学生同様、シートを使って材料を集め、書くこと。
ということだけを条件とした。
締め切りの日程は結構長く取った。

それにしてもうんともすんともいってこないなぁと思ってるときに
ひょっこり、Iくんから課題が届いた。
課題はMLにアップするようにいっているので、
みんなも当然見れる。

トップランナーがいつどんな風に現れるか、又どんなものを持ってくるかは、
かなりポイントになってくる。

そこでIくんの登場だ。
みな焦ったに違いない
原文ままのIくんの文章を転記。
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『Remember member』
T,I
2月17日。明日から書くプログラムforH小が始まる。自ら進んで3日間参加としておきながら今思う事。それは、めんどくせぇ。
まだ海の物とも山の物ともわからないこのプログラム。現場に行ってみないことには対策が練れないとのこと。そんなところも含め、実に興味深いプログラムだとすぐに参加を決意した。出される課題を必死にこなし、初日が近づくにつれ肥大していくあせりと不安。根っからの子供嫌いがそれに拍車をかける。積もりに積もった不安の行き着いた先。それが、あ~、もうなんかめんどくせぇ。

初日を迎え、問題点は多々浮かび上がってくるものの、思いのほか順調に進んだ。4組まで終わり、控え室に戻る道中あることに気づいた。あれ?1、2組ってどんなんだったけ?あまりの緊張で進捗状況はもちろん、小学生の顔も名前も思い出せない。3、4組は緊張も幾分とけていたため問題ないが1、2組がどうしても思い出せない。これはまいった。次回顔を見れば思い出せるだろう。多分。
席に着くとその日の振り返りが始まった。違う班の人の反省なり問題点を聞いていると不思議と1、2組の事をなんとなく思い出すことができた。クラスの雰囲気というものはみんな同じように感じ取っているようだ。

19日空き日。miwwさんからメールがあった。私の班のメンバーが一人減るため次回の進め方、引継ぎなどについて他のメンバーと確認しておくようにとのことであった。なるほど。めんどくさいがその通りだ。私の班はメンバーの出入りが多い班だった。さっそく班員Aさんと連絡をとった。Aさんは所用で3、4組のときにはいなかった。そのため3、4組の様子を伝え進め方について相談した。このとき薄れかけていた3、4組の進捗状況や問題点を自然に自分の中で再確認できた。それに気づいたのは2日目を終えてであるが。

2日目に入るとクラス間の進捗状況に差が出始めた。Aさんを頼りに頼ったあげくAさんが参加するのは今日までだった。実に不安だ。
21日空き日にAさんからメールを頂いた。そこにはクラスごとの問題点、進捗状況から、問題のある小学生個人のこれからの進め方が細かく記されていた。納得することも多く、その一方自分が見えていなかったこともたくさんあった。これを頭に入れ整理しながら私が感じた私なりの留意点も含め、最終日に初めて参加するKさんに送信した。

3日目。一番不安だった。3人体制だった初日。Aさんがいた2日目。初参加のKさんと僕の2人だけである3日目。どう考えても不安だ。Kさんに頼る訳にはいかない。2日間参加しておいてさすがにそれは情けなさ過ぎる。そんな3日目であったが自分の手応えとしては3日間で一番だった。

この結果はこれまで蓄えてきた情報とそれを互いに共有し、問題点についてその度対応してきた過程ありきだと強く思う。一日の振り返りもとても良かった。まさか今まで自分がめんどくさいで片付けてきた作業にこれほどの意味があったとは・・・。小学生のとき先生がお家に帰ったらちゃんと復習しなさいと口をすっぱくして言っていた意味がこれだったとは・・・。参加して良かった。こんなこともわからずに卒業し、社会に投げ出されていたかと思うとゾっとする。今回のプログラムが成功か失敗かを決めるのは私ではない。それは間違いない。しかしとても重要なことに気づかされ、考え方を変えることができた。成功かどうかはわからないがこのプログラムに参加したことは間違いなく正解であったと思う。めんどくさがって逃げなくて良かった。とても濃い3日間であり、情報や問題点を共有することの重要性と今までの自分の考えの浅はかさが身にしみた今回のプログラムであった。

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このメールをさきがけに、MLで議論が続いた。

振り返りの重要性は、T先生もブログに書かれている。

H小学校での「書く力をつけるプログラムfor小学生」が2回目を終えた。それ自体の紹介はそのうちしたいと思うが、今回、伝えたいのは、本プログラムが「気づき」プログラムとして大きな可能性をもっていることだ。

1回目、2回目とも、4クラスでの活動を終えて、「振り返り」ミーティングを実施している。

この「振り返り」ミーティングが、本プログラム以上にいいのだ。なぜなら、4クラスの活動を通じて、自分なりに気づいたこと、こうした方がいいとの提案を各位発言し、共有する場だからだ。この場がメチャクチャ、学ぶ場なのだ。それくらい、学生諸氏の発言はいい!あるいは、自分の発言はいまいちでも、他者の発言を通じて「気づく」点がやまほどある!

私は、本プログラムで、企業や組織がもっとも必要とする、最先端の人材教育を実践しようと企んでいる。それを実現してくれたのはパートナーのmiwwさんであり、実際のプレーヤーである学生諸氏である。だから、様々の要素が織りなすプログラムとして、H小学校プログラムはウエブ2.0版教育スキームなのだ。

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