神魔伝
「神魔伝」は、1980年代半ばに広島コミケ(広島のコミコン)で入手した40ページ弱のオリジナルストーリーの同人誌です。
作者は県立広島商業高校生の女子学生のTさんで、人のことはいえないけどメガネっ娘でした。この子が見た目はいかにもオタクなのにコミュニケーション能力ありまくりで、来場する客たちに次々と声かけて次々とサークルの本を手渡して売りつけていました。コピー誌1部500円があっという間に無くなっていました。もっとも部数自体少ないし、声かけた相手も彼女の顔見知りばかりだったのかもしれません。
さて、漫画の内容ですが、よくある神と悪魔が地上で代理戦争をするというものです。神の使徒の女子高生と悪魔の使徒の男子高生が戦い、恋に目覚めて逃亡しちゃうっていうほんと典型的な話でした。ただオリジナルってだけで私なんか評価しちゃいますね。巻末についてた四コマ漫画も微笑ましい。
なんとなくですが、辻真先が原作で石川賢が作画担当した「マンガ少年」連載の「聖魔伝」っぽい話だなあと思いました。