ドメスティックワールド
「ドメスティックワールド」は過去に作られた自主映画ではなく、このnoteを始めた結果、お盆休みに久々にみんなで会おうということになって、Sさん夫妻やM君や佐藤さんらと飲み会(庭でバーベキュー大会)と花火大会やったときに出た雑談をメールでやりとりして物語に仕立てたものです。紹介できる自主映画も残り少なくなってきたので、商業映画やテレビアニメの感想とか日々の生活のコラムとか書ける力量も無いし、友人たちとの馬鹿話を絵物語にしたり、許可をもらえる友人たちの二次創作でないオリジナル同人誌の紹介でもしていこうかなと思案中です。
第一話「異世界召喚」
両親既に無い中学生の真央は、ゲームデザイナーの姉のもとで面白おかしく過ごしていましたが、ある日姉から自分の作った世界の建直しを命じられます。姉がおかしくなったのかと訝る真央ですが、いきなり異世界ドメスティックワールド(姉のデザインしたゲームと同名の世界)に召喚されてしまいます。二匹のペット、ジャックラッセルテリアのケンとラムと一緒に、エルフやドワーフ等おなじみの種族はじめ多くの種族の住む異世界ドメスティックワールドの人類帝国バルバドスに召喚された真央は、そこで自分を召喚した賢者の少女サキと無能の皇帝ハラルドと出会う。バルバドスは周辺諸国と戦争中で既に首都以外は陥落。連合軍に包囲された状況にある。一発逆転を狙って異世界召喚を行ったが、やってきたのが魔力もギフトも無い真央と二匹の犬だったので皇帝ハラルドはおかんむりで賢者サキを殴りつけた後、真央を殺そうとする。
「この愚か者め!余の顔を見忘れたか!」
「まさか、神さま?破壊神さまか?」
「わかったなら大人しゅういたせ」
「大人しゅういたせとは洒落臭い。ハハハ馬鹿な。神さまがこのような場所におられるはずは無い!斬れ!斬って捨てい!」
「やむを得ませんな。ケン、ラム、少々懲らしめてやりなさい」
真央についてきた二匹のジャックラッセルテリアが人間に変身し、たちまち皇帝ハラルドの騎士団を懲らしめる。
「うう、こやつらを殺せば褒美は望みのままだぞ。殺せ!殺せい!」
諦めの悪いハラルド帝。
真央が冷酷な顔を見せ
「諦めの悪い悪党め!ケン!ラム!天下万民に成り代わり成敗!」
「しばらく!しばらく!」そこに宰相が割り込む。
「殿!ここは隠忍自重!臥薪嘗胆!我慢のときですぞ!」ハラルド帝を説得する宰相。
「ううう」悔しがるハラルド。
「慮外者めが!この後、姉上から厳しき沙汰があるものと覚悟せよ。この者共をひったてい!」
「姉上?創造神様か」
絶望に崩れ落ちるハラルド。
そのとき、複数箇所に閃光が走ったと思ったら次の瞬間、狼男の集団が殴り込んできた。ついに周囲を包囲した連合国の兵士たちの総攻撃が始まった。
「お願いでございます。お願いでございます」
賢者サキが真央のもとに駆け寄ってくる。
「破壊神さま。どうか我らバルバドスの民をお救いください」
真央に懇願する賢者サキ。
第二回「講和会議」につづく。
といったところで一回目の終了。次回、第二話「講和会議」と妄想語り。酒の席で盛り上がるのがかつての青春時代の「グインサーガ」や「聖戦士ダンバイン」や「火星のプリンセス」やマイナーどころでは牧村ジュンの「銀河のプリンセス」とか少女漫画のSFものや異世界もの、時代劇なのは加齢によるものなのでどうかご勘弁願います。みんな大好き「水戸黄門」に「暴れん坊将軍」。どっちもBSで放送しているし。こういう異世界もの作りたいけどアラ還にはもう作る気力無いので誰か作ってくれないかしら。センスが1980年代で古すぎて無理よね。まあたまに息抜きで妄想たまったら続き書くかも。紹介できる自主映画の本数も100本切ったしね。ちなみにバルバドス帝国のネーミングは飲み会の後、みんなで見た「マジンガーZ対デビルマン」の「海底機械獣バルバドスF7」から。タイトルの「ドメスティックワールド」は「銀河烈風バクシンガー」の「ドメスティックバクーフ」から。
初期は佐藤さんが天然パーマの主人公を何案か描かれたんだけど、邪悪な破壊神はボブカットがお似合いってことでボブカットになりました。