『ビジネス思考』最高の思考法は可謬主義だった件について
おはようございます。
習慣応援家のshogoです。
とつぜんですが…「可謬主義(かびょうしゅぎ)」という言葉を知っていますか?
可謬主義とは、「知識についてのあらゆる主張は、原理的には謝りうる」という哲学上の学説です。
~ウィキペディア参照~
なんのこっちゃ!( ゚Д゚)/
…そう思われた方に、カンタンに解説すると。
まず、物事を考えた時に「自分の考えは正しいんだ」と思うことそのものは、”絶対に正しい”とは言えないこと。
「それは当然じゃん!」と思う人もいるかもしれませんが…
ところが、人は基本的に”ラク”をしたがる生物です。
ついつい、「いまの自分は正しい判断で行動している」と考えがちで、思考をやめたがります。
考えたり、頭の中でシミュレーションしたりするのって、脳からすれば疲れるし、めんどくさい。
だから、「自分の考えは正しい」と決めつけて、”ラク”をしたがります。
でも、現実問題で考えれば、自分の考えがつねに正しいとは限りません。
ときには、自分の立ち位置によって強引に正しいと主張できるときもあります。(この場合の考え方は”立ち止まらない”ために必要かと思います)
大切なのは、つねに自問自答を繰り返すこと。
「自分の考えは正しい」と決めつけるのではなく、「ほんとうに”これ”が正解だったのか?」「もっとより良い方法はなかったのか?」と思考の研磨を繰り返すことが重要になります。
可謬主義とは、「自分の考えがつねに正しいとは限らないよ」と問いかけて、そこから「もっと良い方法があるのでは?」と気づきを与えるためのアクションプランです。
可謬主義と反対の言葉に「完璧主義」があります。
「完璧主義」は「自分の考えが正しいのだから、完璧な状態になるまで行動しない」と主張できること。
自分の考えに固執してしまい、もんもんとして頭の中で考えてしまい、現状ではいつまでたっても、平行線のままで何も変わりません。
「完璧主義」に陥る人は、考えているようで考えていない人を指します。
「自分の考えが正しい」と決めつけて、考えることをやめてしまっている人が「完璧主義」です。
自分で勝手に納得して原因を探らないのでは、いつか、自分より優れた人があらわれて、素晴らしいアイデアで追い越すでしょう。
そうなる前に可謬主義となり、「まだ改良の余地はある」と思い、思考停止しないように意識することが大事になります。
~今回のまとめ~
可謬主義とは、「自分の主張は絶対である」と決めつけないこと。
なんらかの改良の余地が残されていると思い、思考停止にならないよう戒めることを主張している。
けっきょく、人間って”ラク”したいしサボりたいんですよね…
これだけインフラの整った世界で、つねに変化し続ける時代で生きていると、ときどき疲れてしまう気持ちも分かります。
天才と凡人の違いと言われて、わたしが一番に言いたいのは…
凡人は立ち止まる人。
天才は突っ走る人。
天才になりたければ、凡人のような努力では、いつまでも凡人のままでしょう。
天才となりうるだけの努力をして、はじめて大勢の凡人が「あいつは天才だ」と認めます。
天才と呼ばれる部類の人は、意識せずとも可謬主義者として行動し続けたのかなと思いました。
では、また。
失礼します。