
「思考のクセ」に気づいてほしいお話し
見えているのに見えていない。
そこにあるのに見えていない。
※オカルトなお話しではないので、
ご安心を…
人は意識しないと、実際に
目の前にあったとしても
見えなくなります。
たしかに、そこにあるのに…
人の眼に写っているはずなのに、
脳が認識してくれません。
つまり、
無意識に脳が拒絶しているんです。
そして、無意識に
あなたにとっての都合のいい
「思考のクセ」を作り出すのです。
今回は「思考のクセ」に
気づいてほしいお話しです。
ぜひ、最後まで
読んでいただければと思います。
✔意識しないなら、
そこにないのと同じ
たとえば…机の上に、
・パソコン
・シャーペン
・ノート
・スマホ
・コーヒーカップ
上記の5つが、並べられていたとします。
ある日、家を出る直前に
「あっ!スマホ忘れた」と
あなたは考えます。
急いで、机の上にある
”スマホ”を手にします。
この時に、机に上にある
スマホ以外のモノには目もくれません。
見えているはずなのに、あなたの目には
スマホしか映っていません。
”スマホ”と意識するから、スマホが見えて
他のパソコン、シャーペン、ノート、
コーヒーは意識しないから見えません。
むしろ、スマホ以外は関係ないからこそ、
意識する必要がない。
だからこそ、
目の前にあっても見る必要がない。
意識する必要がない=見えなくていい
そんなふうに、脳は
機械的に処理しているようです。
う~ん、じつに不思議です。
✔無意識に
行動も決めつけている
モノを見るだけではなく、
考え方にも「理解する理解しない」が
出てきます。
まさに「思考のクセ」です。
たとえば、
「Aさん」は亭主関白な人で
「女性が家事をする」
という考え方を持っている。
「Bさん」は、家事は女性だけではなく
男性もやるべきだと考える人のばあい。
Aさん=家事は女性の仕事
Bさん=家事は女性・男性に関わらずやる
そんな二人の思考の違いは、
行動に現れます。
たとえば、
シンクに洗っていない皿が
積み重なっているとき。
Aさんには、積み重なる皿を見ても
なにも思いません。
Bさんは、積み重なる皿を見て
「あっ!洗わないといけない」と考えます。
この行動の違いには、思考のクセで
「家事は女性がするもの」と
決めつけるからこそ生まれます。
いくら意識して”積み重なる皿”を見ても、
Aさんにとっては
「ただの積み重なる皿」です。
「皿を洗おう」とは一切、考えません。
なぜなら、「家事は女性がするもの」と
決めつけているから。
Bさんは、違いました。
「自分も家事をやる」と考えるからこそ
積み重なる皿を見て、
「皿を洗おう」と考えられたのです。
その人が「なにを意識しているか」
によって、行動も同様に変化する例です。
✔思考のクセは
親の遺伝
ふだんの生活で、
なにもかも意識して生活できるか
といえば、そうじゃない。
ほとんどは無意識の行動によって
積み重ねられています。
毎日のルーティンだったり、
行動のパターンによって
人は動いています。
行動だけじゃなく、思考も同じです。
「思考のクセ」を生み出すのは、
たいてい子供の頃の環境にあります。
子供にとって、
一番の模範となるのは「親」です。
「親も親なら子も子」という
ことわざのように、親の行動を見て
子供もマネをします。
子供が大人になったときに、
親の考え方や行動をマネして、
同じように人生を歩むようになります。
良いところも悪いところも、
親を見てマネします。
そういった思考や行動を続けるうちに、
無意識に”親の思考”が”自分の思考”と
すり替わります。
あたかも自分で考えた行動でも、
よくよく考えたら「親もやっていたな~」
と思うのは、幼少期に
親を見てきたからこそです。
✔思考のクセを
ほどきなおすのが大事
思考のクセは、厄介者です。
せっかく良い考えがあるはずなのに、
思考のクセによって
ねじ曲げられてしまうから。
だからこそ、
「思考のクセ」に気づくことが大切です。
本を読んでいろんな人の知識に触れたり、
noteでクリエイターの知見を覗いたり…
自分の考えとは違う思考を
取り入れるようにしないと、
いつまでも自分という枠のなかでしか
物事を考えられなくなります。
そうなると見えるべきものも見えてきません。
だって、
自分の枠が狭い=視野が狭くなるので。
わたしの上司にも、
昔ながらの昭和な考えをもつ人がいます。
「後輩は先輩を敬うこと」
「上司の意見はゼッタイ」
「長いモノには巻かれろ」
なかなか下の意見に耳を貸さず、
自分の考えを疑いません。
そんな上司の幼少期の話を
よくよく聞いてみると、
親の教育に思考のクセを
作り出す要素が隠されていました。
その上司の親は、とにかくキビしく
手を出すのは当たり前。
子供ながらに
「反発できない親だった」そうです。
親の思考や行動を見て、
その上司に「思考のクセ」が
作り出された瞬間を見てしまいました。
もうこうなると、
上司が「思考のクセ」に気づくには、
「親に言われるか」
「自分で気づくか」
しかないように感じます。
厄介ですね…
どうでしょう。
あなたの「思考のクセ」は
厄介モノですか?
厄介だとしても、大丈夫。
もう、その思考のクセに
気づくことができたので。
大切なのは
「思考のクセ」に気づくことです。
ここから変えていけばいいだけのこと。
一緒に考えていきましょう。
では、また。
失礼します。
いいなと思ったら応援しよう!
