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エッセイスト中村洋太さんから学ぶ「自分の直感を信じ行動を貫く価値」

先日、エッセイストの中村洋太さんと、お話をさせていただく機会がありました。

Webライターについての相談もさせていただきながら、洋太さんのこれまでとこれからの人生を伺いました。

そのときに感じ学んだことを忘れないうちに、まとめて記録しようと思います。

中村洋太さんを知ったきっかけ

僕が中村洋太さんを知ったきっかけは、ライターコミュニティ「Webライターラボ」を運営する中村昌弘さんが、洋太さんが開催している朝活に参加すると知った約2か月前です。

「在籍数1500人を超えるライターコミュニティを運営する中村昌弘さんが、わざわざ会いに行く人とは、どんな人だろう」と気になり、中村洋太さんのことを知りました。

洋太さんは、ほぼ毎日とある駅のスタバにて「1on1で雑談をする朝活」を開催していました。

その朝活の予定が1か月後まですべて埋まっており、しかも会いに来る人は名だたる著名人ばかり。

その背景には、洋太さんがこれまでの人生でチャレンジしてこられた数々の実績がありました。

詳細は洋太さんのnoteをご覧ください。

朝活の裏側

洋太さんのことを通して知っていく中で衝撃だったことは、朝活を開催していた期間、他に仕事をしていないこと。

午前中に1on1で朝活を開催し、午後に参加者と話した内容をインタビューのような記事にまとめ、各SNSで投稿すると夕方になり1日が終わっているというのです。

無報酬の活動を1か月以上続ける異常ともいえる行動には意義があり、朝活の稼働をやめられないが生活がままならないと、洋太さんが嘆くポストもありました。

どれだけ続けても1円にもならない窮地の状態が続くなかで、洋太さんは朝活継続のための寄付を求めたところ、寄付金を送ってくれる方が数名現れました。

さらにnoteからオファーが来て、洋太さんの活動を応援したい人向けの「中村洋太の自由研究」というnoteのメンバーシップが立ち上がったのです。

noteメンバーシップの方向転換

僕も洋太さんのメンバーシップに参加しました。

月500円のメンバーシップ向けには、長文で書かれた洋太さんのnoteが全文読めるという価値がありました。

しかし、その後中村昌弘さんが朝活に参加したことをきっかけに、洋太さんの長文noteが無料公開されるようになりました。

つまり、メンバーシップに入った人にとっての価値は特にないということになります。

その理由は「洋太さんを応援することに価値がある」という中村昌弘さんのアドバイスによるものでした。

さらにnoteのメンバーシップは「スポンサー枠」に代わり、洋太さんを純粋に応援したいという人が、洋太さんを支援できるようになりました。

無償で続けた朝活の結果、洋太さんを応援したい人が支援している。

この結果は、お金のために働いていた僕にとっては衝撃的で、何に時間を投資するべきか学ぶことがたくさんありました。

エッセイストとしての人生

僕も朝活に参加し、洋太さんと直接お話をさせていただきました。

洋太さんは大学を卒業後、海外添乗員を経験した後、フリーランスのライターとしての活動をスタート。

「他のライターさんと差別化をする必要がある」と考えた洋太さんは、ライターを始めた当初は収入がほとんどなく苦労されましたが、4か月目に100万円が振り込まれるという実績をつくられました。

その当時の詳細は、こちらのマガジンで読むことができます。

僕は「お金にならないことによく全力投球できますよね」と洋太さんに聞いてみたところ、洋太さんは「お金のために働いた時期もあった」とおっしゃっていました。

その時期は、某大手企業で仕事をする機会があり、収入が上がっていく様子が面白かったとのこと。

しかし、収入が上がるとともに責任やプレッシャーが増え、ストレスから難病を患ってしまったようです。

闘病時期に人生を振り返ったときに、気づいたことがあったそうです。

「僕は旅をしているときは輝いているけど、旅をしていないときは輝いていない。そんな人生は嫌だと思った」

そこから自分一人で考えていては答えは見つからない、人と雑談をする中で答えを見つけていこうと、スタバ朝活をスタートされたそうです。

これからの人生

朝活をスタートした当初から「今はお金にならなくても人とお金は後からついてくる」という自信があったという洋太さん。

実際に大きな仕事の依頼があり、朝活の活動はあと2回で一旦中断されるとのこと。

さらに「文学フリマ」に参加し、自分の本を自分で出版してみたいと思ったそうで、今は本の執筆に取り掛かられています。

「この本がいずれ全国の書店に並ぶ日が来るので、そのときのことを考えるとわくわくする」と仰っていました。

中村洋太さんの考え方

「三浦さんも本を出してみるのはいかがですか」と洋太さんに聞かれたときに、僕は「本を出すには実績が必要だと思う」という話をしました。

すると洋太さんは、このようにおっしゃっていました。

「確かにそれはそうですね。でも面白い本をつくれば、それが後々実績になりますよね」

「僕もただ日本を徒歩で歩いただけ。それが後から"日本を徒歩で横断した"という実績になった。歩くことならだれでもできるじゃないですか」

「本の出版の話が来るまで待っているのは受け身ですよね。僕は自分で本を出版して、それが全国の書店に並んだ後に、出版社が後悔するような結果を作りたい。もっと早く声をかけておけばよかったと」

自分がやりたいと思ったことを全力で貫くと、それが実績になる。

この考え方が、多くの人からの協力や支援を勝ち取る洋太さんの魅力だと学んだ時間でした。

決めたこと

「目先の利益にとらわれず、自分がやりたいと思うことをやろう」

洋太さんと話しながら、僕もWebライターとして何に注力すべきか、考えさせられました。

僕の人生経験は、俳優経験も、Webライターとして活動している今も、ステップファミリーの継父として奮闘し始めたプライベートも、きっと誰かの役に立つはず。

これから僕と同じ経験をする方に向けて、このnoteでは、自分の様々な経験から学んだことを発信していこうと思います。

中村洋太さんにお礼を伝えられる結果をつくるべく、日々精進します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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