映画『不都合な記憶』日本がカナダのVFXチームとタッグを組んで制作したSFサスペンスムービー
昨今の配信限定作品が、豊作揃いで面白い。
映画館に行かなくても、配信限定作品で映画並みのクオリティが楽しめる時代になってきました。
今回は、2024年9月27日からAmazonプライムで限定配信されている『不都合な記憶』を紹介します。
作品情報
キャスト
伊藤英明、新木優子、ジアッブ＝ララナー コーントラニン、水間ロン
あらすじ
科学技術が発展し、人類の宇宙移住が進んだ西暦2200年。宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らすナオキとマユミは、一見すると誰もが憧れる完璧な夫婦だ。科学者のナオキは自身の研究に、マユミは趣味の陶芸にそれぞれ没頭し、洗練された住居空間で、平穏かつ理想的な日常を送っている。しかし実はナオキは、マユミが自分を一番に愛してくれていた頃の幸せな日々を取り戻すため、彼女をアンドロイドにしていた。自分の理想を追求するあまり何度も妻を作り変え、彼女を支配しようとするナオキ。やがてマユミも、自身の置かれた状況に気が付き始めて……。
観た感想
実写版『幽遊白書』を観た時に、日本映画も海外のVFXチームと手を組めば、ハリウッド並みの映像が取れることが分かった。
本作品もカナダのVFXチームとタッグを組んで撮影し実現させた、宇宙を舞台にした近未来感溢れる映像が、見どころのひとつ。
本作品の石川慶監督も「お話をいただいた時に、まずこの規模感で日本映画をやるんだというのが一番びっくりしました」とインタビューで語っている。
家を丸ごとゆっくりと回転させ、地球のような重力を保っている。窓を開けると、目の前に地球が見える。エレベーターを昇ると、無重力空間の部屋がある。宇宙に移住し生活をする夫婦の日常は、すべてが幻想的だ。
観ているだけで、宇宙の壮大さを体感できる。
記憶の一部を失った妻を演じた新木優子さんも印象深かった。
とても綺麗な顔立ちとたたずまいで、非日常的な宇宙空間が良く似合う。
新木優子さんは映画『キングダム 大将軍の帰還』で、謎多き大将軍を演じていて、とても華がある俳優さんだと感じていた。
ネタバレになるので詳細は控えたいが、本作品でも特別な設定の役どころを演じているのだが、新木優子さんは良く似合う。
今後ハリウッド作品に出演していきそうな予感がする。
宇宙を舞台に夫婦が生活をする中で、繰り広げられていく、衝撃的な物語展開が面白い。
Amazonプライム限定配信のため、あまり話題になっていないが、作品の面白さが口コミで広がっていきそうだ。
映画『悪の教典』で生徒を残虐する伊藤英明さんの役どころが話題になったが、本作品も負けず劣らずのサイコパスな役を演じている。
こちらもネタバレになるので詳しくは言えないが、ぜひ前情報なしで観てほしい。
まとめ
配信限定の映画はあまり観てこなかったが、ここまで良質な映画があると思うと、他の作品も気になる。
気になった人はぜひ、Amazonプライムで観てみてください。