note創作大賞に応募するために初めてエッセイを書いてみた
人生で初めてエッセイを書いて、note創作大賞に応募しました。
その背景について、記録しておこうと思います。
書きたかったことがあった
以前、僕のプロポーズ実体験を記事にしました。
この記事はたくさんお祝いコメントをいただき、とても嬉しかったのですが、ひとつだけ「モヤっと」することがありました。
その理由は、実はこのプロポーズは2回目で、1回目のプロポーズは大失敗していたからです。
当時は1回目のプロポーズで失敗したことでかなり落ち込んでいて、死に物狂いで準備をし、2回目で何とか成功してほっとしていました。
せっかく経験したことだから、これからプロポーズする人向けに、成功事例だけをまとめて記事にしました。
すると、まるで僕が「女性が憧れる理想的なプロポーズをやり遂げ大成功した男」と見られるようになってしまったのです。
いやいや、本当は違うんだよ。一度大失敗したんだよ。と、言うタイミングを逃していました。
僕の中でも、わざわざ失敗したカッコ悪い自分を思い出したくないなと、思っていた部分もあります。
いつかタイミングが来たら、1回目のプロポーズで失敗している話も、記事にしようと思っていました。
note創作大賞を知る
最近お会いしたライターさんが「エッセイスト」という肩書で活動していて、エッセイというものに興味を持ちました。
エッセイは実体験を基にした物語。
考えてみれば、僕がこれまでnoteに書いてきた実体験記事の数々は、エッセイのようなものだったのです。
さらにその方が、note創作大賞のエッセイ部門に応募されていて「noteの創作大賞」というものを知りました。
先日noteさんが開催するイベントに参加したときに、noteさんが創作大賞に力を入れていることを知り、応募してみようと思いました。
エッセイを書いてみて
今回書いたエッセイは、昨年の創作大賞で受賞された伊藤亜和さんと、エッセイストのジェーン・スーさんの対談を参考にさせていただいています。
対談の中で伊藤さんは昨年の受賞作品「パパと私」を、湯船につかりながらスマホで1時間で書いたと仰っていて、執筆の才能がある人のレベルの高さに驚きました。
スマホで1時間で書くことはできませんでしたが、1回目のプロポーズ失敗談を織り交ぜて書き始めると、2万文字に達しました。
ここからは1万文字を削る作業。
何度も読み返していると「自分が書きたいこと」が割と多かったので、全部消してみると1万文字を切りました。
そこから「読者が気になること」を想定して、感情面や描写を追記しました。
さらに、対談の中で伊藤さんがエッセイを書くときに意識していると仰っていた「リズム感」と「パンチライン(決め台詞、印象的な一文)」を意識して修正。
note創作大賞に応募すると決めてから、約1か月でエッセイが完成しました。
完成作品
noteをコツコツ書き続けて3年が経過し、このような作品が書けるようになったことに、自分の成長を感じました。
これからプロポーズをする方々の参考になれば、幸いです。
また他にもエッセイを書いてみようと思います。