子どもの夜泣きに薬膳で出来ることってあるの?
ここ数日間、4歳の娘っ子が必ず夜泣いて起きるという事が続いています。
夜泣きと言っても赤ちゃんの時のように泣き叫ぶ訳ではないんですが、夜中0時と朝方4時過ぎくらいに泣いて起きて「立って抱っこ~」と抱っこをせがみ、そのあとなかなか布団に戻ってくれません。
娘っこも眠れなく大変なんでしょうけど、私も相方も眠い中、14キロある娘を長い時間立って抱っこするのはなかなかのしんどさ。
調べてみると軽い夜驚症に当たるのでしょうか。
薬膳的に出来ることはないか、中医学的視点で原因と対応を考えてみました。
夜泣いて起きてしまう原因は何?
睡眠と心の関係
中医学的に「心は神を主る」と言われています。
この「心」とは西洋医学の心臓よりも広い概念と考えてくださいね。
そしてこの「神」は精神、意識、記憶、睡眠に関係しています。
つまり心に問題があると、神も調子を崩し、その結果睡眠の異常(不眠とか、夢が多いなど)が現れてきます。
そういえば今朝「頭でカメムシを潰す夢みて嫌だった…。」と話していたっけ。めちゃくちゃ嫌な夢見てますね😭
睡眠とストレスの関係
今年の4月から幼稚園に入園した娘っ子。疲れやストレスが溜まってきているのかなぁ。
4月はよく、お腹が痛い、頭が痛いと訴えていたし、そういえば、バス通学も始まって今日は珍しくバスに乗りたくないとぐずって結局園まで送って行きました。
今までは保育園で、園まで送って抱っこで先生に引き渡すことも多かったのに、4月から急に一人でのバス通園。これはかなりの試練ですよね...。
たまに保育園に戻りたいと言ったり、ままと一緒にいたいから幼稚園行きたくないといったり、あら、振り返るとかなりSOSを発信している!
昨日の帰りも頭が痛いと言っていたなぁ。
血とメンタルの関係
中医学では心、神、血は同じ意味として捉えられています。
血が少ないと精神を支える物質が少ないので、メンタルが弱くなります。
そして特に春は「肝」という場所が弱りやすく、肝に貯蔵されている血が不足すると精神が安定せず、イライラや不眠、気持ちの揺らぎなどが生じやすくなると言われているんです。
簡単にいうと自律神経が乱れまくります。
薬膳的にどんな食材を食べればいいの?
〇精神安定させてくれる食材
心(精神)を安定させる食材を使ってみる!
あさり、牡蠣、小麦粉、ひじき、なつめ、いわし、卵、アーモンドなど
〇ストレスを軽減させる食材
気の巡りを良くしてストレスを緩和させる食材を使ってみる!
柑橘系、香味野菜、キャベツ、玉ねぎ、ピーマン、らっきょう、甜菜糖、カルダモン、クミン、コリアンダー、ジャスミンなど
〇血を補ってくれる食材
血を補う食材ってすごくたくさんあるんですよね。
食品性味表にはザッと60個以上の食材が載っていました。
その中でも子どもが食べやすようなものをピックアップしてみました。
枝豆、黒豆、人参、ほうれん草、ぶどう、黒ゴマ、いわし、かつお、たこ、たら、牛肉などなど。
子どもの本能ってすごい
そういえば、娘っ子は子どもが嫌うような食材が割と好きです。
パクチー、パセリ、明太子、ラッキョウの甘酢漬け、シナモンや五香紛、からしなどのスパイス、貝、いか、たこ、アーモンドなどのナッツ類、ゴマなどなど、小さいのによく変なものが好きだなと不思議に思っていました。
幼稚園から帰ってくると庭に生えているパクチーやパセリをむしゃむしゃ食べたりしてたし。
なんか気の巡りをよくするもの、血を作るもの結構好きだなぁと。
本能でしょうか??
食事だけでなく、眠る環境も整える
今までは放っておくと20時半くらいまでテレビをつけていることもありましたが、今は20時にはテレビを消して20時半にはお布団に入るように気を付けています。
本当はもっと早く寝せたいのですが、小学校のお兄ちゃんたちがいるからこのくらいの時間が妥協点。
不眠に良いとされるローズマリーも枕元に置いてみました。
因みにローズマリーは中医学的には安神の効果があり、不眠、催眠作用ありとなってますが、フィトセラピーの本には頭をすっきりさせて集中力をアップさせると書いてありましたので、試してみて逆に目が冴えてしまうようなときはラベンダーなど他のハーブを試してみます。
まとめ
泣いて起きてしまうのは、まだ小さいこともあって脳の未発達とか、昼間の起こった出来事をうまく処理できないとか色んなことが絡んでいると思います。
家に帰ってきたら、なるべく娘っ子がリラックスして過ごせるよう一緒の時間を作れるする!
お迎えに行く前に夕飯作りなど家事を済ませて、私も余裕をもって接することが出来るよう心掛けます!
と言ってもなかなかそれが難しいんですけどね。でも心がけは大切!
夜泣きは幼稚園で頑張っている証拠なのかもしれないな~と。
昨日は帰宅途中に頭が痛いというので、一緒に庭のカモミールとミントを摘んでお茶にして二人でゆっくり本を読んだりしました。
夕食後になつめをつまんだり、食事も薬膳的食材を意識したせいか夜中起きずに5時半まで寝てくれました!
偶然かもしれませんが、少しずつでも改善できるように日々養生を続けていきたいと思います。
この食物性味表という本をキッチンに置いてます。
まだまだ食材の効能が頭に入っていないものも多いので、料理を作る時に食材の効能がすぐに調べられるので便利です。
ハーブの事はこの本も参考にしています。
作者のフィトセラピーのセミナーを受講した時に購入しましたが、日々の生活に生かせるポイントが幅広く載っていて、15年以上も前に購入した本ですが、未だに机の上に置いてパラパラとめくっています。