三浦真理 薬膳スパイス家庭料理研究家
薬膳の知識に基づいたレシピです。 健康維持や体調不良の改善を目的とした料理です。
自分自身や家族の体調不良に対する薬膳的養生の方法を書いています。 食材の知識、取り入れる時の注意点など。
薬膳や中医学、スパイスのお勧めの本について書いています。
ここら辺の田舎では、庭に柿の木がある家が多い。 我が家でも甘柿&渋柿合わせて5本の柿の木があります。 秋になると、たくさん柿がとれるのですが、今年は薬膳的視点から食べる時にスパイスを足して食べることが多かったです。 柿の効能性質は「寒」で、体を冷やす性質が強いです。 寒性で甘味をもつ食材は、身体の中に潤いを作ってくれるので乾燥症状に◎ 帰経が肺となっているので、肺を潤してむせるような咳に効果があると言われています。 面白いのは、アルコールの分解を促して二日酔いを解消し
薬膳を勉強していると、誰しもが秋は潤す食材を食べましょう!と口を添えていう。 なぜなら乾燥に弱い五臓の一つ、肺がダメージを受けると、咳、鼻詰まり、痰などなどほんといい事なし。 薬膳を知っている人なら、秋は誰しもが全力で肺を潤しに行く。 秋の潤す食材の代表と言ったら「梨」 今年はいつの年よりも梨を意識して食べた。 結果どうなったか、梨を食べて体感したことをまとめました。 結論は、梨は温めて食べる方がいいよ!です。 梨の効能梨は潤す力がすごく強いから、乾燥対策にバッチリ。
秋になると毎年咳が出ることが多い。 中医学を勉強してからは、それがある程度季節環境のせいだというのは分かってきました。 秋は空気が乾燥するから、乾燥に弱い肺がダメージを受けて咳が出るという理論。 気にしたことがなかったけど、そういわれてみると私だけじゃなくて結構咳をしている人を見かける。 だから、秋の薬膳では肺を潤す食材を使いましょう!と教科書も先生も薬膳の本もみ~んな口を揃えて言う。 白ゴマ、レンコン、長芋、白きくらげなどなど。 私も今年は薬膳で咳を予防しよう!と張
中医学を勉強していて、ストレスはどう身体に悪影響を与えるのかすごく腑に落ちた。 中医学的に「ストレス」は「気滞」という字の通り気の巡りが滞ってしまう状態の原因になってしまうんだけど、「気滞」になるとイライラしたり、怒りっぽくなったり、お腹が張ったり、げっぷが出たり、挙げればきりがない。 私も多少この気滞タイプなので、気の巡りを良くする食事や行動をするように気を付けています。 イライラしちゃうときは食材の力を借りる。 この時期だったら、山に入って手に入れる食材。 それは「
先週、国際中医薬膳師の試験が終わってほっと一息ついています。 これでやっとスタート地点に立てた感じなので、勉強は続けながら薬膳や中医学に興味がある方に向けて少しでも参考になる知識をアウトプットしていきたいと思います。 私が薬膳の勉強を始めようと思って、始めの頃は色んな本を読み漁りました。 薬膳の本と言っても幅広く、薬膳料理のレシピ本や、薬膳的養生本など色んな種類があります。 薬膳は中医学の知識の上に成り立っているので中医学の知識も含まれた本を選んで読んでいたのですが、こ
薬膳を学ぶ前までは「杏仁豆腐って中華料理のデザートについてくる白いプリンでしょ?」くらいに考えていました。 そもそも杏仁って何?という感じ。 でも、杏仁は乾燥する秋に咳が出やすい方には嬉しい薬効のある食べ物なんです。 1.杏仁の効能杏仁は杏の種の中にある仁(種)のことで、薬膳では肺や腸を潤し、咳や痰を取りのぞいたり、通便効果があるとされている食材です。 日本中医学院からもらった本で杏仁を調べてみると、 杏仁は肺を潤し咳を止めてくれるんですね。 因みに漢方薬の生薬で
ばあちゃんが畑で育てているオクラが毎日毎日採れまくっています。 きゅうりと同じで、一日でかなり大きくなるので毎日採らないと巨大オクラと化しています。 オクラ好きなんだけど、刻んでおかかと混ぜて食べたり、薬味と混ぜて食べたり、そんなに量が食べらない😅 一度、オクラを素揚げしたのは美味しかったけど、結構油使うしな~。 と、私みたいにオクラの食べ方に悩んでいる人いませんかね? そんな時はスパイスカレーお勧めですよ! 薬膳的にみるオクラの効能漢字で難しいと思いますが、胃を
中医学を学んでから、見直した植物がけっこうあるんですけど、薄荷(ミント)もその中の一つです。 みなさん、薄荷って好きですか? 私はどちらかと言うとあんまり得意な方ではなくて、チョコミントの良さが分からない人でした。 チョコミントを食べるたびに歯磨き粉みたいな味だな~と思ってました。 今まではインドの炊き込みご飯「ビリヤニ」に使うためだけにミントを育てていたのですが、、中薬学の授業で「薄荷」を学んでから庭にせっせと植えて増やしてます。 ※本記事では提供を受けた商品を紹介し
インドで食べてから大大大好きになって、今でもよく作るインドの伝統的なお菓子「ラドゥ」 インド好きな方は知っている方もいるかもしれませんが、ほとんどの方は食べたことがないかもしれません。 ひよこ豆のクッキーなのですが、ほろほろとしていてとっても美味しいんです。これを薬膳的にアレンジして作ってみました。 先日、方剤学の授業で習った「四物湯」と言う血を補って巡らせる薬からなっている方剤の構成をアレンジに加えました。 冷えていて貧血気味の人に使われることが多い薬です。 私も冷
最近、ハトムギを何かしらの形で毎日とっています。 ハトムギと言えば、有名はペットボトルのお茶にも入っていますよね~。 今日はハトムギの効能とお勧めの食べ方についてまとめてみました。 ハトムギの効能むくみにいい 性味の「淡」には利水効果を持つものが多いのですが、ハトムギもその一つです。 全身を潤してくれる津液と言うものが停滞すると湿というものになります。 特に湿度の高い梅雨は身体の中にもこの「湿」が溜まりやすくなるんです。 身体の中に湿が溜まってくると、重だるさを感
お昼ご飯に何を作ろうかな~と思っていたら、どんよりと雲っていた空から雨が降ってきました。 慌てて外に干していた洗濯物を軒下に移動させながら、思いついたカレー。 外の湿気が高いと体の中にも湿が溜まりやすくなって、身体が重だるいとか、頭痛とか、むくみなんかの不調が出やすくなるんですよね。 だから梅雨時期も近くなってきたら、身体の中に湿が溜まらないようにします。 最近ちょっと胃腸の調子が不調なのはこの湿気のせいかも…。 ということで体の中の湿を飛ばすスパイスカレーを作ります
喉が痛いという母に漢方薬局で買った「金銀花」入りの喉飴を渡すと、「あれ、これってスイカズラだよね?外に咲いてるよ。」 と言う。 え。金銀花あるの?? さっそく母に案内してもらと、これか~。 あるのは知っていたけど、「スイカズラ」って呼んでたし, 香りがとてもいいから何ならジャスミンかと思ってました。 改めて花の香りを嗅いでみると、とってもいい香りがします。 「金銀花」はとっても有名な漢方薬にも入っているくらいメジャーな生薬の一つです。 金銀花(スイカズラ)の効果ふ
ここ数日間、4歳の娘っ子が必ず夜泣いて起きるという事が続いています。 夜泣きと言っても赤ちゃんの時のように泣き叫ぶ訳ではないんですが、夜中0時と朝方4時過ぎくらいに泣いて起きて「立って抱っこ~」と抱っこをせがみ、そのあとなかなか布団に戻ってくれません。 娘っこも眠れなく大変なんでしょうけど、私も相方も眠い中、14キロある娘を長い時間立って抱っこするのはなかなかのしんどさ。 調べてみると軽い夜驚症に当たるのでしょうか。 薬膳的に出来ることはないか、中医学的視点で原因と対
薬膳を勉強し始めて、食べるようになったなつめ。 皆さんは食べたことありますか? 私は薬膳を勉強するまで存在すら知りませんでした。 今は忘れなければ&家にストックがあればほぼ毎日のように食べています。 特に生理中と後は意識して食べるようにしていますよ~。 なんでなつめがすごいのか⁇ なつめのあれこれをまとめてみました。 あれこれ書いたら長くなってしまいましたが、気になる箇所だけでも読んでもらえたら嬉しいです。 ※本記事では提供を受けた商品を紹介しています。 なつめの効
皆さんはイワシ好きですか? イメージとしてあんまりスポットの当たる魚ではない感じですが、イワシって体にいい栄養素たっぷりなんです🐟 これを読んだら毎日でもイワシを食べたくなるかもです! イワシの栄養成分 イワシの栄養成分を調べてみると、なかなか良いことばかり。 多く含まれているIPAは抗血栓、抗動脈硬化などの生活習慣病、DHAは脳神経細胞維持、抗アレルギー効果(アトピー性皮膚炎や花粉症)があるとされています。 カルシウムやカルシウムの吸収を促進するビタミンDも豊富なの
スギ花粉の時期も過ぎたかな?と思っていたのに、次男坊のアレルギー症状が悪化。 目の痒みと充血、特に夜間の鼻詰まりがひどく眠りを妨げるほど😔 過去一くらいに酷い状態。 使用をやめていたアレルギーの目薬と点鼻薬、内服薬を再開してなんとか症状は落ち着きました。 なんでこんなにアレルギー症状が悪化してしまったのか…。 抗アレルギー薬のおかげで症状は一時的に抑えられてはいますが、根本的解決を目指すために原因を探ってまとめてみました。 そもそもなぜアレルギーを引き起こしてしまうの