三浦真理 薬膳スパイス家庭料理研究家
自分自身や家族の体調不良に対する薬膳的養生の方法を書いています。 食材の知識、取り入れる時の注意点など。
薬膳や中医学、スパイスのお勧めの本について書いています。
薬膳の知識に基づいたレシピです。 健康維持や体調不良の改善を目的とした料理です。
秋になると咳が出るなと薬膳を知る前からなんとなく感じていたのですが、薬膳を学んでからは、それが秋の乾燥によって肺がダメージを受けていることが原因だという事が分かりました。 ということで、今年は薬膳の知識を生かして咳対策するぞー‼とはりきって挑んだのですが、結局咳が長引いてしまいました。泣。 主に梨など肺を潤す食材をたくさん取っていたのに、なぜ咳が回復しなかったのか中医学的に振り返って来年の秋に向けての養生方法に生かしたいと思います。 潤す食材を食べていても、咳は止まらな
薬膳の勉強を始めたのは去年の8月。本格的に勉強し始めたのは日本中医学院へ10月に入学してからだから、約1年ちょっと経ったことになります。 1年たって、最近ふと「あれ?口内炎がしばらく出来ていない。」と気づいたんです。 口内炎によくなる人いませんか?? 私は子どもの頃から口内炎がよく出来ていて、高校の修学旅行では口内炎が痛すぎて旅館のご飯が全く食べられなかった苦い思い出があります。泣 思えば看護師時代は口内炎悪化のピーク!! 常に2,3個口内炎が出来ていて、隣接して出来
バリバリの薬膳の本!というよりは西洋医学と東洋医学の知識をベースに、食事を整えて養生していきましょうといった内容です。 食で体調を整えていくことに興味がある方。 でも、そんなにストイックではなく、楽しみながら養生したいなと言う方にお勧め。 薬膳を生活に無理なく取り入れることが出来る内容になっているから読みやすいと思う。 薬膳を勉強し始めた頃は、食材の栄養学的知識も両方取り入れたいと思っていたので、この本を選びました。 今でも、一週間に一度は開いていて、その時期の食養生
ここら辺の田舎では、庭に柿の木がある家が多い。 我が家でも甘柿&渋柿合わせて5本の柿の木があります。 秋になると、たくさん柿がとれるのですが、今年は薬膳的視点から食べる時にスパイスを足して食べることが多かったです。 柿の効能性質は「寒」で、体を冷やす性質が強いです。 寒性で甘味をもつ食材は、身体の中に潤いを作ってくれるので乾燥症状に◎ 帰経が肺となっているので、肺を潤してむせるような咳に効果があると言われています。 面白いのは、アルコールの分解を促して二日酔いを解消し
薬膳を勉強していると、誰しもが秋は潤す食材を食べましょう!と口を添えていう。 なぜなら乾燥に弱い五臓の一つ、肺がダメージを受けると、咳、鼻詰まり、痰などなどほんといい事なし。 薬膳を知っている人なら、秋は誰しもが全力で肺を潤しに行く。 秋の潤す食材の代表と言ったら「梨」 今年はいつの年よりも梨を意識して食べた。 結果どうなったか、梨を食べて体感したことをまとめました。 結論は、梨は温めて食べる方がいいよ!です。 梨の効能梨は潤す力がすごく強いから、乾燥対策にバッチリ。
秋になると毎年咳が出ることが多い。 中医学を勉強してからは、それがある程度季節環境のせいだというのは分かってきました。 秋は空気が乾燥するから、乾燥に弱い肺がダメージを受けて咳が出るという理論。 気にしたことがなかったけど、そういわれてみると私だけじゃなくて結構咳をしている人を見かける。 だから、秋の薬膳では肺を潤す食材を使いましょう!と教科書も先生も薬膳の本もみ~んな口を揃えて言う。 白ゴマ、レンコン、長芋、白きくらげなどなど。 私も今年は薬膳で咳を予防しよう!と張
中医学を勉強していて、ストレスはどう身体に悪影響を与えるのかすごく腑に落ちた。 中医学的に「ストレス」は「気滞」という字の通り気の巡りが滞ってしまう状態の原因になってしまうんだけど、「気滞」になるとイライラしたり、怒りっぽくなったり、お腹が張ったり、げっぷが出たり、挙げればきりがない。 私も多少この気滞タイプなので、気の巡りを良くする食事や行動をするように気を付けています。 イライラしちゃうときは食材の力を借りる。 この時期だったら、山に入って手に入れる食材。 それは「
先週、国際中医薬膳師の試験が終わってほっと一息ついています。 これでやっとスタート地点に立てた感じなので、勉強は続けながら薬膳や中医学に興味がある方に向けて少しでも参考になる知識をアウトプットしていきたいと思います。 私が薬膳の勉強を始めようと思って、始めの頃は色んな本を読み漁りました。 薬膳の本と言っても幅広く、薬膳料理のレシピ本や、薬膳的養生本など色んな種類があります。 薬膳は中医学の知識の上に成り立っているので中医学の知識も含まれた本を選んで読んでいたのですが、こ
薬膳を学ぶ前までは「杏仁豆腐って中華料理のデザートについてくる白いプリンでしょ?」くらいに考えていました。 そもそも杏仁って何?という感じ。 でも、杏仁は乾燥する秋に咳が出やすい方には嬉しい薬効のある食べ物なんです。 1.杏仁の効能杏仁は杏の種の中にある仁(種)のことで、薬膳では肺や腸を潤し、咳や痰を取りのぞいたり、通便効果があるとされている食材です。 日本中医学院からもらった本で杏仁を調べてみると、 杏仁は肺を潤し咳を止めてくれるんですね。 因みに漢方薬の生薬で
ばあちゃんが畑で育てているオクラが毎日毎日採れまくっています。 きゅうりと同じで、一日でかなり大きくなるので毎日採らないと巨大オクラと化しています。 オクラ好きなんだけど、刻んでおかかと混ぜて食べたり、薬味と混ぜて食べたり、そんなに量が食べらない😅 一度、オクラを素揚げしたのは美味しかったけど、結構油使うしな~。 と、私みたいにオクラの食べ方に悩んでいる人いませんかね? そんな時はスパイスカレーお勧めですよ! 薬膳的にみるオクラの効能漢字で難しいと思いますが、胃を
中医学を学んでから、見直した植物がけっこうあるんですけど、薄荷(ミント)もその中の一つです。 みなさん、薄荷って好きですか? 私はどちらかと言うとあんまり得意な方ではなくて、チョコミントの良さが分からない人でした。 チョコミントを食べるたびに歯磨き粉みたいな味だな~と思ってました。 今まではインドの炊き込みご飯「ビリヤニ」に使うためだけにミントを育てていたのですが、、中薬学の授業で「薄荷」を学んでから庭にせっせと植えて増やしてます。 ※本記事では提供を受けた商品を紹介し
インドで食べてから大大大好きになって、今でもよく作るインドの伝統的なお菓子「ラドゥ」 インド好きな方は知っている方もいるかもしれませんが、ほとんどの方は食べたことがないかもしれません。 ひよこ豆のクッキーなのですが、ほろほろとしていてとっても美味しいんです。これを薬膳的にアレンジして作ってみました。 先日、方剤学の授業で習った「四物湯」と言う血を補って巡らせる薬からなっている方剤の構成をアレンジに加えました。 冷えていて貧血気味の人に使われることが多い薬です。 私も冷
最近、ハトムギを何かしらの形で毎日とっています。 ハトムギと言えば、有名はペットボトルのお茶にも入っていますよね~。 今日はハトムギの効能とお勧めの食べ方についてまとめてみました。 ハトムギの効能むくみにいい 性味の「淡」には利水効果を持つものが多いのですが、ハトムギもその一つです。 全身を潤してくれる津液と言うものが停滞すると湿というものになります。 特に湿度の高い梅雨は身体の中にもこの「湿」が溜まりやすくなるんです。 身体の中に湿が溜まってくると、重だるさを感
お昼ご飯に何を作ろうかな~と思っていたら、どんよりと雲っていた空から雨が降ってきました。 慌てて外に干していた洗濯物を軒下に移動させながら、思いついたカレー。 外の湿気が高いと体の中にも湿が溜まりやすくなって、身体が重だるいとか、頭痛とか、むくみなんかの不調が出やすくなるんですよね。 だから梅雨時期も近くなってきたら、身体の中に湿が溜まらないようにします。 最近ちょっと胃腸の調子が不調なのはこの湿気のせいかも…。 ということで体の中の湿を飛ばすスパイスカレーを作ります
喉が痛いという母に漢方薬局で買った「金銀花」入りの喉飴を渡すと、「あれ、これってスイカズラだよね?外に咲いてるよ。」 と言う。 え。金銀花あるの?? さっそく母に案内してもらと、これか~。 あるのは知っていたけど、「スイカズラ」って呼んでたし, 香りがとてもいいから何ならジャスミンかと思ってました。 改めて花の香りを嗅いでみると、とってもいい香りがします。 「金銀花」はとっても有名な漢方薬にも入っているくらいメジャーな生薬の一つです。 金銀花(スイカズラ)の効果ふ
ここ数日間、4歳の娘っ子が必ず夜泣いて起きるという事が続いています。 夜泣きと言っても赤ちゃんの時のように泣き叫ぶ訳ではないんですが、夜中0時と朝方4時過ぎくらいに泣いて起きて「立って抱っこ~」と抱っこをせがみ、そのあとなかなか布団に戻ってくれません。 娘っこも眠れなく大変なんでしょうけど、私も相方も眠い中、14キロある娘を長い時間立って抱っこするのはなかなかのしんどさ。 調べてみると軽い夜驚症に当たるのでしょうか。 薬膳的に出来ることはないか、中医学的視点で原因と対