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真面目って、なんだろう?(エッセイ)
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自分は、自分をよく知らない人から、よく真面目な人間であると評価されることが多いが、どちらかといえば、不真面目寄りの真面目だと思っている。
そもそも本当に真面目な人がいるとして、その人が自分にも他人にも厳しくて、常に怒っているような人だとしたら、それは真面目ではなく、単に怖い人だ。
ただ、自分の場合は、そういう怖さは、まだない。
そして、自分が、いわゆる、お調子者だと自覚しているし、実際、そう思われることも多いのだが、しかし、それも、あまり真面目には見えないらしい。
真面目とか、ふざけているとか、そういうことを言われながら、でも、結局は、どちらも、それほど違いはないのかもしれないなと思うことがある。
真面目というのは、たぶん自分の中にある、いろいろなものを、しっかりコントロールできている状態なのだろう。
しかし、自分には、それができない。
だから、自分は、いつも、どこか、いい加減なのだ。
そして、そんな自分のことを自分で気に入っているところがある。
だいたい、自分は基本的に面倒くさがりだ。
面倒なことは、なるべくしたくない。
だからこそ、できるだけ適当に生きたいと思っている。
適当でいたいから、適当に、いろいろとやってしまうのだ。
それで、うまくいったこともあるし、逆に、失敗したこともたくさんあるけれど、とりあえず、今のところ、なんとかなっているので、それでいいと思っている。
まあ、それでも、さすがに最低限のことは、ちゃんとしないといけないとは思っているのだけれど。