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野生生物の写真コンテスト 2

この写真賞には約7千の作品が集まりました。その中で最優秀賞を獲得したのは元ナショジオのフォト・ジャーナリストです。

彼女は写真を求めて台湾、アフリカ、ガラパゴス諸島などを広範囲に旅してきました。

最優秀賞、K.  Aigner「蜂のボール」米国、テキサス:

稀なる瞬間を間近で捉えました。1匹のメスとの交尾を熱望するオスたちがボールのように群がっています。

米国原産のミツバチ<ディアデシア・リンコニス>はヨーロッパの蜂たちと異なる特殊な生態をもち、米南西部でサボテンなどの受粉を助けています。

羽や翼のある生物、ファイナリスト、石黒拓也「ビューティフル・ウィングズ」宮城県大崎市:

沼地で休むトンボのクローズアップは、壮大な羽がとても輝いてみえます。涼しい気候のトンボは暖かいところのよりも羽の色が多彩です。例年暑くて湿度の高い日本の7月、虹色羽のトンボはドラマチックに美しい。

人間と自然、ファイナリスト、P.  Mather「フォックス・シティ」カナダ、ホワイトホース:

何ヶ月も見守っていたので写真家にはアカギツネの行動がよく分かるようになり、こやつが街を見下ろせるお気に入りの場所にやってくることは予測できていました。

羽や翼のある生物、1等賞、S. Raul「サイコーの構図」インドのバドラプール:

森林てっぺんの開口部内に葉が美しく並ぶ果樹へと向かい、オオコウモリが餌を求めて堂々と飛んでいきます。この構図が美しくみごとなのは偶然ではありません。写真家はその果樹にオオコウモリが頻繁に行き来する様子を3週間近く観察して彼らの習慣を学び、ついに絶妙な瞬間をとらえたのでした。

水中の生物、ファイナリスト、T.  Wu「流れ星」鹿児島:

これはヒトデがどのように繁殖するかを解明しており、稲妻を呼び起こしているのじゃありません。ヒトデは卵子と精子を触手から同時に水中へ放出し、受精が起こり、産卵します。--なんとも神秘的ですね。

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