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廃墟へようこそ
誰も覚えていないくらい長い間を人間がいなかった場所は不気味ですが、息をのむような何かがあったりもします。
しかしますます都市化が進む世界、そんな場所はあまり残っていません。
時間が止まったままで昨日も明日も存在しない不思議な廃墟。
私は以前にもいろいろな廃墟を取り上げてnoteに投稿したことがあるのですが、何せ過去記事が多すぎてすぐに取り出せません。時間を見つけてマイページをそのうち整理しなくちゃね。
さて、手つかずのままにしておくと自然はそこにあるすべてのものを飲み込んでゆく。廃墟は自然ほど強い力はないということを証明するものです。
👇 推定150年前の鉄のはしごが石灰化しています(フランス)。 そこには炭酸カルシウムを含む石灰岩があるので、雨が降って年月が経つにつれて鉱物がはしごの表面から石化させました。
私たちの限られた世界観と現実の間には理解できない物質があって、何年にもわたってこうした神秘的な変化を起こします。
👇廃墟になったフランスの邸宅のウィンターガーデン。ヴィンテージ市場では非常に高価なガラスパネルがいまだに残る美しい温室です。
誰かが膨大な時間と労力を費やしてこれらステンドグラスの製造のために働いたことでしょう。そう思うと悲しいです。
こちらの廃線があるのはロシア、ペルミ地方です。公式には列車は放棄されておらず、第二次世界大戦後に新たな戦争が勃発した際の緊急予備として線路に残されていました。しかしソ連は崩壊し、新しいのも古いのも、かなりの数の列車がもはや必要なくなりました。
近くにはもう一つ現在機能している列車の停車置き場があります。古い列車は最近撤去されたものもあるが大半はまだそこにあり、写真家やファンにとってはかなり人気のある場所です。
フィンランドに近いロシア・カレリア共和国の廃屋です。森や湖沼が多く、カレリア人が住む国だそうです。
この家にはどんな人々が住んでいたのでしょうか。今では鳥や小動物が住んでいるに違いありません。
パプアニューギニアの先住民が昔住んでいました👇。このような家を建てる部族についてのドキュメンタリーによれば、彼らは信じられないほど速く数日で作るそうです。
小さな子供たちもいる部族全体がそこに住みます。使用される木材は非常に硬くて燃えないので、心配なく石の基礎に火をつけることさえできるそうです。