まじめな自粛生活
ただ今甥っ子が中国から一時帰国中。私が陽性だったことを義母や義姉に聞いていたようで、心配して顔を見に来てくれた。そういえばちゃま(主人の呼称)が倒れた時も甥はすでに中国にいて、もう1年半以上日本に帰っていなかったので、「全然変わってないけどどこが悪かったの?」と、ちゃまが病気をしたこと自体信じられない様子だった。
「日本は感染してても外出していいんでしょ?」その通り、療養期間であっても無症状の人や症状が軽快して24時間が経過すれば短時間の買い出しなどはOK。そもそも誰が感染していて、誰が療養中なのか、本人が言わなければ分からない。だからといって菌を撒き散らすのは気が引ける。
中国では、例えば住んでいる地区で感染者が増えたらある日突然外出禁止になってしまうらしい。3日に一度くらいは検査を受けさせられ、それはアプリで管理され、検査を受けているかどうか各自の状況が色分けされている。その色によって、行動制限が変わる。今回の帰国に際しても、日本への入国はすぐに叶うが、中国へ戻ったら10日間隔離生活らしい。「1週間帰ってきて、10日隔離されてたんじゃ割に合わない」確かに。しかも、今は飛行機の便がめちゃめちゃ減っているので利用者が集中して、航空券がめちゃくちゃ高額になっているらしい。
なかなか厳しい環境で仕事をしている甥っ子、来年あたり日本へ帰って来れそうだと言っていたので、もう少しの辛抱かな。
今年の冬はコロナとインフルエンザが同時流行の恐れがあるとかで、まだまだ当分振り回されそうだ。どちらの病気にしても陽性となれば仕事は休むことになるし、出歩くこともままならない。私の記憶が鮮明なうちにその時に備えて、今回私が家庭内隔離生活で“あって良かった”物を書き留めておこうと思う。
私は普段から熱があっても食欲が落ちないタイプで、それはコロナにかかっても同じだった。食事に食器を使うとそれを家族の誰かが洗うことになる。手間をかけさせたくないのと、感染リスクを下げるために便利なのが紙皿。といっても平べったいタイプより少し深さがある物、そう、バーベキューをする時に焼肉のタレを入れるような、あのタイプが最適。食器類、お箸、スプーンは使い捨て、これに限る。同じ理由で紙コップ。飲み物に関してはペットボトルで飲めば紙コップは必要ないようにも思えるが、500㎖のペットボトルだと日に2、3本は空けるので結構ゴミが増える。2ℓを買って紙コップについで飲むほうが本数が少なくてすむ。捨てる前にボトルの中を洗う手間も少なくてすむ。いろいろ考えると紙コップがおすすめ。
家にありそうで無かったのが、物品用の消毒薬。我が家の場合、手指の消毒剤や除菌シートはたっぷりあったものの、物品用の消毒剤が台所に置いていたもの、一つだけ。ドアノブやら手すりやら、実は消毒したい箇所は多い。除菌シートで拭くとゴミが出る。スプレー式の消毒剤をサッとスプレーしたら、拭き取り不要なのでとても簡単。ゴミも出ない。ただし、ボトル自体を拭くには除菌シートが必要、結局両方要ります。
発症して何日かは熱が上がったり下がったりするし、家族への感染も不明な段階なので、共有スペースの中でトイレ以外には近寄らないようにしていた。むろんお風呂も。意外と見逃しがちな体の清拭グッズ。頭はともかく、体はボディシートで拭くと良い香りもするしサラッとして気持ち良いので気分転換になる。食べることや消毒にばかり頭がいき、意外と思いつかない。
とにかく家族と一緒に暮らしている場合は家族との接触を最小限にしなきゃいけない。喉が渇いても冷蔵庫からお茶の一本も自分では取れない。家庭内隔離とはそういうもんだ。
最近は保健所から連絡が来ないので自分で経過観察して自分で体調管理して、職場復帰する。そう考えると風邪やインフルエンザと大差ない気もする。私の場合は、
風邪<コロナ<インフルエンザ
って感じ。インフルエンザはマジで辛かったので、それに比べたらだいぶマシ。多分ワクチン接種のおかげなのだ。
自粛中に何故かすごく食べたくなったのが魚肉ソーセージ。もう何年も食べてないのに何故魚肉ソーセージだったのか。一つ考えられるのは、最近見た医療ドラマに医師の非常食として魚肉ソーセージが出てきたので、それが心に刻まれたのかも。
外出ができるようになって久しぶりのスーパーで迷わず魚肉ソーセージを購入。ちょっと太めのやつ、食べごたえがあって美味しかった。同時に最近の魚肉ソーセージの開けやすさにビックリした。
あと、普段なかなか観られない時間帯のテレビ番組を沢山楽しんだ。体は意外と元気で、でも部屋から出られないとなると、友達はテレビ(私の場合は)。いろいろ発見もあって、それはまた機会があればご紹介したい。