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2020年アメリカ大統領選のクーデター

※本稿において、各人の敬称は基本的に一律省略しております。
※記事内の画像や記事はほとんどソースのリンクを貼っていますが、リンク先を参照しなくても理解できるように本稿は書いております。
この記事は、マスメディアが正しい報道をしないため、真実を伝えようという動機で作成したものです。どうか、みなさん、この記事の拡散をお願いします。拡散が絶対的に必要な記事であると私は考えております。

1.前置き

 2020年のアメリカ大統領選がとんでもないことになっております。
 民主主義が危機に瀕し、世界が崩壊し、場合によっては地獄にまっしぐらに落ちるかもしれないほどの事態であると言って過言ではありません。もちろん日本も無関係ではありません。
 異常にいち早く気づいた多くの人がすでに声をあげていますが、まだまだ発信不足を感じていることもあり、また、情報が入り乱れて混沌としてしまっていることもあり、少しここにまとめておこうと思いたちました。
 SNSや動画を使って状況を追って実況されている人はたくさんおられますが、全体を見通せるように記録された文章はまだあまり見当たらないように感じているのもこの記事をまとめようと思った理由のひとつです。

 現役大統領ドナルド・トランプ(共和党)とジョー・バイデン(民主党)の対決となった2020年のアメリカ大統領選(以下:大統領選)では、多くの出来事が同時多発的に発生し、それらの状況が何度も逆転し、絡み合い、複雑怪奇な様相を呈しています。本来ならばそのすべての詳細を時系列で追って記録に残しておくべきなのでしょうが、そうするとおそらく分厚い二段組みの本になるくらいの分量になってしまうことでしょう。後年、この作業にじっくり取り組む作家が現れることを期待し、ここでは、総括的な記録にとどめることとします。

 なお、この大統領選では、真偽定かでない噂や陰謀論やデマも大量に飛び交っています。ご存知の方も多いかもしれませんが、トランプや歴代の大統領たちの周辺にはもともと多くの陰謀論が存在しています。
 ここではそれらのうちの常識的に考えてありえないデマは排除し、あくまでファクト、事実に沿った情報をもとにするよう心掛けております。あまり確証のとれていない情報はその旨を記述しています。

2.不正選挙

 まず、ひとつの重要な、そして最も基本的な事実を述べます。
 この大統領選では、史上最大クラスの途方もない選挙不正が行われました。
 100票や200票というレベルではありません。
 1000票や2000票というレベルでもありません。
 何百万票という規模です。それが各州において行われました。
 現在のところでは「不正は多少あったかもしれないが、選挙結果をひっくり返すほどではない」と思っている人が多いようですが、事実として行われたのは「選挙結果をひっくり返すに足る不正」でした。
 このたび行われたのは、とんでもなく大規模な組織的犯罪です。
 史上最大規模、なのかもしれません。

 不正が行われている、という声があがりはじめたのはいつからだったでしょうか。
 実はかなり最初のうちから声はあがりました。
 投開票が始まってほどにうちから、「トランプ票が路上に捨てられている」「トランプ票が燃やされている」という話が出てきています。ですが、これに関してはデマであったようです。この話とともに偽の写真が出回り、とほぼ同時に、これはデマであるという話もすぐに広まりました。
 今にして思うと、この誤情報が、のちの不正選挙の訴えに不利に動いたように見えます。つまりこの最初の誤情報のせいで、その後トランプがいくら不正を訴えても、「不正選挙はデマだっただろう」と人々は頭から否定してしまうようになってしまったというわけです。

 そしてトランプ自身もかなり初期の頃から、これは不正選挙だと訴え始めています。それも当然で、そもそもトランプは、不正が行われることを最初から予測していたのですね。それどころか、少なくとも2年ほど前にはもう不正選挙を口にして対策を始めている形跡が残っていますし、もっと前、4年前、つまり前回の大統領選のときからすでに予測していたと考えられます。不正の発生を待ち構えていたということですね。だからすぐさま声をあげ始めました。

 4年前の大統領選は、トランプとヒラリー・クリントンの対決でした。そしてこのときも不正が行われたと考えられています。少なくともその疑惑はあって、トランプはそう糾弾しています。けれども結局、決定的な証拠で追い詰めることはできなかったということでしょうか。それにトランプが勝利したので、それはそれでよしとしてしまったのかもしれませんね。このあたりは私はあまりよくわかっていませんが。このときは逆に、敗北したヒラリー陣営からトランプがロシア疑惑をかけられることとなりました。

 ともかくそんなわけで、4年前はトランプが勝利してしまいました。トランプはこの頃すでに有名人ではあったものの、政治の世界では門外漢で、一方、ヒラリーは人気があり、それでヒラリーが軽く勝つものと考えられていたのでしょう。それで不正もそれほどの規模ではなかった。しかしトランプが勝ってしまった。そこで彼ら(不正陣営)は激怒し、ロシア疑惑を捏造するものの、それも失敗に終わると、次の選挙でトランプを追い落とすための策略を開始しました。
 今度は全力です。
 そのために、ありとあらゆる不正手段を行使する準備を始めました。
 その結果となったのが、今回の大統領選でのすさまじく大規模な不正選挙です。

3.投開票~勝利宣言

 投開票日を迎えたのは11月3日です。
 それからすぐに両陣営の勝利確実報道が次々始まりました。この模様は全国的に報道され、トランプが有利だの、どの州で当確が出ただの、と実況中継に近いような形でマスメディアは騒ぎ立てました。

 当初、優勢だったのはトランプです。しかし集計が進むにつれ、情勢は逆転していきます。これ自体は、ある程度予想されていました。トランプ陣営は郵便投票はしないようにと言っていて、バイデン陣営は郵便投票をむしろ勧めていたからです。あとから届く郵便投票ぶんのせいで状況が逆転するというわけですね。
 しかし、予想以上でした。
 そして11月3日の未明に奇妙な現象が発生します。夜中にバイデン票が突如異常に増えます。のちに人々が「バイデンジャンプ」と呼んで揶揄することになる現象です。ありえない量の票がほんの一瞬のうちに追加されていて、トランプを一気に追い抜いているのですが、これほどの票を一瞬に処理するのは集計能力的に不可能なはずでした。
 昨夜は大半の重要州で大幅にリードしていた。なのにいきなり大量の郵便投票がカウントされ、手品のように私のリードが消えた、とトランプはその日の朝言っています。

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機械翻訳:昨夜、私は多くの主要な州で、ほとんどすべての場合、民主党が運営し、支配していることを、しばしばしっかりと主導していました。その後、サプライズ投票のダンプが数えられると、1つずつ魔法のように消え始めました。非常に奇妙で、「世論調査員」はそれを完全にそして歴史的に間違っていました!

 下表は、ウィスコンシン州、及びミシガン州の票の推移ですが、バイデン票が一気に追加され、直角上昇してしまっているのがわかります。

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 また、ミシガン州では、なぜか共和党員を大量に集計会場から追い出して板で窓を隠すということが行われていました。

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動画:https://pbs.twimg.com/ext_tw_video_thumb/1324084581906219010/pu/img/orcnvY6HG6EFP3Mm?format=jpg&name=small

 アリゾナ州では、トランプの支持者が使用した油性ペンによる大量の投票用紙が集計機械によって無効化されました。これは多数の抗議により、選挙管理委員会は11月5日にこれを認めています。

 このあたりから、共和党は各州で次々と訴訟を始めます。
 集計停止を要請してミシガン州を提訴したあたりがほぼ最初のようです。その後、ペンシルベニア州、ジョージア州、ネバダ州……と立て続けに提訴していきます。ちなみにミシガン州はすぐに要求を拒絶していますね。
 そんななか、ある時点で、バイデンが事実上の勝利宣言を行います。

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機械翻訳:私たちは勝利を収めると確信していますが、これは私の勝利でも、私たちの勝利だけでもありません。それはアメリカ人にとって、私たちの民主主義にとって、アメリカにとっての勝利となるでしょう。

 会見も行っています。このまま集計が進めばバイデン政権が誕生するでしょう、と。

 するとすぐさまそれに反応し、今度はトランプがホワイトハウスから会見の形で勝利宣言を行いました。

 状況を見ていた人たちは、「両者が勝利宣言するとはどういうことだ?」とざわついていたのですが……
 これを各マスメディアは、トランプが一方的に身勝手な勝利宣言を行ったと、ルール違反である旨をそこはかとなくにじませて批判的に報じています。

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※上は、例としてNewsweekの記事からの抜粋。記事は以下。
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2020/11/299361.php

 その後、バイデン票はますます勢いづいてすさまじい追い上げを見せ、トランプが優勢であった州で次々と逆転し、絶対的にトランプ勝利と見なされていた州ですらトランプは敗北し始めます。
 そしてトランプは叫び始めます。
 集計をとめろ。
 期日後に届いた票は無効だ。

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 表面上だけ見ると、自分が優位であるうちに集計をやめさせることこそおかしいのではないかと、そう受け取られる可能性はありますね。あとからくる郵便票(バイデン票)はカウントするなと言っているのですから。実際、そういう意見は多数あったように思います。
 ただ、トランプは必ずしも間違ったことを言っていたのではないのですね。
 事実、あとからあとから追加されて持ち込まれている票の多くは不正票でした。持ち込まれた大量の票はほぼすべてバイデン票だったのですが、そんなことは統計的にもありえないことです。
 また、回収されている郵便票は、あらかじめ各人に送付している投票用紙の数よりもはるかに多いということも、もう少しのちに明らかになります。

 前述したように、トランプはこうした不正の発生を予測していました。そして実際にその通りの状況になってきたので、やめろと言い始めただけのことでした。突如おかしなことを言い出したのではないということです。

 11月5日午後6時半、トランプは「選挙の公正」に関する演説をホワイトハウスで行いました。
「不正票は一枚も数えてはならない」とトランプは訴えました。「選挙の公正と真実性を守らなければならない」
 醜い不正が行われていると断言するとともに、本来は自分が勝利しているはずであること、これから法廷で争うことを告げ、勝利者が誰であるかが問題なのではなく、選挙がおびかされていることが問題である、と述べました。

 それからも開票は続き、バイデンの勝利は揺らぎない状況へとなっていきます。
 その一方で、各所から奇妙な報告が次々とあがってきます。
 ネバダ州では、同州からすでに引っ越した数千人が投票するなど、少なくとも3062件の不正行為について、バー司法長官に報告。
 ペンシルベニア州から新たに1700票発見。
 USPS(郵便公社)の職員が800枚以上の封筒や未配達の郵便物を持って国境を横断しているところを逮捕。
 ノースカロライナ州とペンシルベニア州の郵便集配施設で未処理の2200票を発見。
 オンラインシステムで死者の名前を検索すると「投票済」という結果。
 ペンシルベニア州の有権者名簿に少なくとも21,000人の死亡者が記載。
 ……等々。

 ミシガン州ではスタッフが集計ソフトの不具合に気付いて手作業で再集計したところ、トランプに投じられた6000票がバイデン票としてカウントされていたことが判明します。
 この集計ソフトは多くの州で使用されており、このあと、大変な問題になっていくのですが、これが最初の発見だったようですね。

 このミシガン州では共和党員が会見のような形でほかにもまとめて不正告発をしています。

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動画:https://twitter.com/i/status/1325017520370294785

 11月6日にはテキサス州のソーシャルワーカーが違法代理人などの容疑で起訴され、テキサス州知事が「不正選挙は実在する」と証言し、警告を発しました。

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機械翻訳:不正選挙は本物です。テキサスでは、調査して起訴します。
今日、ライムストーン郡のソーシャルワーカーは、不正選挙を含む134件の重罪で起訴されました。すべての州は、選挙への信頼を確保するために不正選挙を真剣に受け止めなければなりません。

 11月5日には、ペンシルベニア州の郵便局スタッフが、消印を捏造するよう同郵便局長に命じられたと告白し、その後さらに同じ証言をするスタッフも現れました。11月3日以降に到着した郵便票をすべて3日付にするよう指示されたということです。
 そうして11月6日、連邦最高裁判所のサミュエル・アリート判事は、ペンシルベニア州において11月3日20時以降の郵便票は分けて保存・集計するよう命じます。
 この話にはさらに続きがあって、ペンシルベニア州のこの郵便局長は米国郵便局総監察長事務所の捜査官から尋問を受けるのですが、10日になって内部告発者が告発を取り下げたという情報が出回ります。ワシントン・ポストにいたっては「告発は100%虚偽である」と報じました。
 しかしその後、内部告発者が、連邦捜査官に脅されたこと、そして彼が告発を撤回したというのはフェイクニュースであることを明らかにしました。

 その後、しばらくして、ペンシルベニア州の10万枚以上の郵便票に偽造形跡があると、ある研究者が分析結果を発表しています。

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記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=11111

 また、各州の集計所では、両陣営の人間が集計作業をきちんと監視することになっているのですが、共和党の監視員は10メートル以内に近づかせてもらえず双眼鏡を使って監視しなければならない、という馬鹿げたことも発生していました。双眼鏡で監視するのはむろん困難で、抗議の結果その距離は少し狭められましたが、それでもやはり遠隔からの監視をするほかなかったようです。

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  やがて、いくつかの州で投票率が100%を超える現象が発生します。これについてはいろんな説があって、100%以上に見えたのは一時的な集計の都合であって実は超えていないとか、単純に計算間違いだとかとも言われていて、正直なところどうなっているのかよくわからないのですが、実際に100%超えている数字は確かに私も見ました。
 非営利組織「司法観察(Judicial Watch)」は29州353郡で有権者登録率が100%を超えたと報告しています。
 記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=10772

 さらに、票の推移を生放送で映しているCNNのテレビ画面で、トランプ票が突然ごっそり減少し、そのぶんそっくりバイデン票に移し替えられる、ということが起きました。

 そんななか、大手マスメディアがバイデンの当確を大きく報じ、7日午後8時、バイデンはデラウェア州ウィルミントンで勝利宣言を行いました。フェイントのように以前にも「事実上の宣言」は行っていましたが、今度はいよいよ本当の勝利宣言というわけです。

勝利演説ノーカット(吹き替え)
※バイデンの勝利宣言の全文はこちら。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/presidential-election_2020/report/about_joe-biden/about_joe-biden_05.html

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カマラ・ハリスが報せを受ける瞬間のツイート

 ですが、このとき実際には、激戦州たちはまだ結果を確定させていませんでした。当確というのはマスメディアが作りあげたもので、これからあと、結果を決めるのはマスメディアではない、と一部の識者たちから非難されることになります。
 そしてトランプはこのとき、自分の勝利を主張していました。

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機械翻訳:オブザーバーはカウントルームに入れられませんでした。私は選挙に勝ち、71,000,000の法定投票を得ました。私たちのオブザーバーが見ることを許可されなかった悪いことが起こりました。これまでに起こったことはありません。何百万ものメールイン投票用紙が、彼らを求めたことのない人々に送られました!


4.法廷闘争序盤

 さて、11月7日にバイデンの当確がいっせいに報じられ、バイデンは正式に勝利宣言を行いましたが、それとほぼ同時刻に、トランプ陣営はフィラデルフィアで記者会見を行っていました。
 この会見は事前に予告されていましたが、各マスメディアがバイデンの当確を報道したのはまったく同時刻であり、これには恣意的なものを感じざるをえないところでしょう。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/video-54900563

 会見は、トランプの顧問弁護士のルディ・ジュリアーニが中心となり、多くの証拠とともに証言者も呼んで不正を訴える内容の会見でしたが、各マスメディアはこの内容にはほとんど触れず、造園会社の駐車場で行ったことを揶揄する記事ばかりをあげました。

 トランプ自身も、選挙は公正でなければならないという論理とともに、国家のために決して引き下がらないとの声明を正式にあげます。

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 ジュリアーニはそのあと、テレビニュースに出演し、数多くの訴訟を開始する、と戦闘開始を宣言します。

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 そして、それからまもなくして、マクナニー報道官や法務局長、米共和党全国委員会たちが、実際に訴訟を起こしたことを会見で報告しました。

 この会見の中でマクナニーが報道陣に向かって言い放った言葉は有名になりましたね。

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 なお、この会見も各マスメディアは途中で「証拠はなにもない」として切り取って報道しています。

 ともかくこうして、このあと多く続いていく法廷闘争が幕を開きました。支援者たちが起こした訴訟も含めると最終的には50以上の訴訟が立ち上がることになります。そのすべてを完全に追うことは私もまったくできてはいませんが……大局としては基本的にトランプ側が不利な状況でずっと進んでいくことになりました。
 これをマスメディアは、トランプが根拠のない身勝手な主張を続けているとし、人々はそれを耳にしてトランプを嘲笑しました。

 けれども、そんなあいだにも不正はたえまのないほど次々と発見され、情報や証人が大量に集まってきていました。
 たとえば、ジョージア州のフルトン郡では132000票が不当票であるとFOX記者が報告しています。
 アリゾナ州では、投票用紙カウンターと投票機がモールに放棄されているのが発見されました。

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上記事:https://nationalfile.com/arizona-voting-machines-ballot-counters-abandoned-at-strip-mall-republicans-did-not-sign-certificate-of-accuracy/

 ネバダ州のクラーク郡選挙局からは、「人間の壁」を形成して視界を遮るなど悪質な不正があったことを詳細に述べる内部告発者が現れます。

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上記事:https://anonymous-post.mobi/archives/4781

 投票集計マシン「ドミニオン」(ミシガン州で6000票をトランプ票からバイデン票に入れ替えた集計ソフト)の別の不正も発見され始めます。ウィスコンシン州で19500票の「不具合」が発覚するなど。この時点ではまだ「誤動作」「不具合」と言われていました。

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記事:https://anonymous-post.mobi/archives/4804

 この投票集計マシン(以下:ドミニオン)については、きわめて重要な証言を、実は7日あたりの時点で元米空軍中将がすでに行っています。投票システムにプログラムを仕込んで選挙を操作している、という衝撃な話がここで暴露されています。

 また、総括的なデータの結果として、英国人のデータ・サイエンティストは、この選挙の票は不合理な増え方や減り方をしているとTwitterに投稿しました。

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上記事:https://epochtimes.jp/p/2020/11/64528.html

 このように、この頃には、おそろしい規模の不正が行われていることはもう疑いようがなくなっていました。ですが、マスメディアは、トランプ陣営が「根拠のない主張をしている」と報道し続けます。
 しかし政府の動きはまた違っていて、米司法長官ウィリアム・J・バーは、11月9日、選挙不正の重大な疑惑について調査するよう司法省に命じます。
 米国防長官マーク・エスパーは突然解雇され、国家テロ対策センター長であり元大統領特別補佐官のクリストファー・C・ミラー氏が国防長官を代行することが発表されました。
 さらに、マイク・ポンペオ国務長官は、11月10日、バイデン当確は馬鹿げているとし、第2次トランプ政権をこのまま運営すると述べました。

 この頃、SNSでは、「#StopTheSteal」というタグが生まれ、全米のあちこちで抗議デモも起きています。まだ小規模であったようですが。StopTheStealはこの後、一種のスローガンとして使われるようになっていきます。


5.法廷闘争本格化

 ほぼこの頃に、今後この闘いを力強く引っ張っていくことになる人のひとり、シドニー・パウエル弁護士がトランプ陣営に加わります。参加してほんの数日でパウエルは状況を把握し、たちまち主戦力となります。パウエルが加わったところで闘争の色合いは明らかに変わりましたね。
 11月9日、ジュリアーニ弁護士は、不正行為に関する1000人以上の証人を集めていることを明らかにしました。このうちの一部の証人は宣誓書に署名しており、この宣誓書は書面における事実陳述であって法的に証拠と見なされるものであるということでした。この宣誓書に署名をしたのちにそれが虚偽であったことが判明すれば罪に問われるという非常に重いものなのです。
 マクナニー報道官は、234Pの宣誓供述書の束を見せ、11000件もの不正報告がある、と述べました。

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機械翻訳:見る:@kayleighmcenany 234ページの署名および宣誓供述書で明らかにされた有権者の不正の衝撃的な主張を実行します。「これらは本物であり、システムの透明性と整合性を気にする人は誰でも、これを発見段階に進めることを望むべきです。」

 そしてシドニー・パウエルは、11月15日、インタビューに答え、この選挙での真の勝者はトランプであること、ドミニオンが票を操作していることなどを述べ、大量の証拠が消防ホースから流れこむように集まってきている、証拠を発表すると人々の心は吹き飛ばされるだろう、と話しました。

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記事:https://trendingpolitics.com/sidney-powell-drops-massive-bombs-on-22-election-evidence-coming-in-like-a-fire-hose/
記事2(日本語):https://www.epochtimes.jp/p/2020/11/64763.html

 また、リン・ウッド弁護士は、11月12日、中国共産党が今回の米選挙に重大な干渉をした、これは中国共産党による米国政府転覆のための綿密な計画である、との重大な認識を激しい言葉で示しています。
 記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=11262

 このあたりで、トランプ陣営の布陣はほぼ固まり、いまなにが起きているか、の認識も確立していたように見受けられますね。
 ルディ・ジュリアーニ、シドニー・パウエル、リン・ウッド、この3名が主に先頭に(矢面に)立ってこの闘いを闘っていくことになります。
 トランプ弁護団の弁護士自体は大勢いるようなのですが、身を守るためや戦略のため、そのほかのメンバーはほとんど表には出てきません。比較的出てきているのはジェナ・エリスくらいでしょうか……
 トランプも11月14日にこの布陣をツイートしています。

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機械翻訳:自由で公正な選挙に対する私たちの権利を擁護するための法的努力を主導するジュリアーニ市長を楽しみにしています! ルディ・ジュリアーニ、Joseph diGenova、Victoria Toensing、シドニー・パウエル、そして本当に素晴らしいチームであるジェナ・エリスが、他の素晴らしい弁護士や代表者に加わりました。

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左から、ルディ・ジュリアーニ、ジェナ・エリス、シドニー・パウエル

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リン・ウッドとトランプ大統領

 また、いまなにが起きているかということでは、膨大な不正票が投じられたということと、選挙不正マシン「ドミニオン」が票の不正操作をしていること、そしてこの選挙には外国勢力が関与している、という、この大統領選における事件の「枠」がこの時点ではもう明確になってきていました。

 この頃のトランプ陣営の訴訟は、州を相手取り、不正票を無効にさせる、というものがほとんどだったように思います。正当な票だけをカウントせよ、という至極もっともな要求です。そして不正票が大量にあるのは明らかでした。負ける訴訟ではありません。
 ですが、トランプは敗訴し続けます。
 正確に言うと、そのほとんどでそもそも訴訟自体を棄却または却下されていました。いわゆる門前払いです。根拠のない主張であり、審議するにもあたいしない、というわけです。
 これをマスメディアや人々は「トランプはすべて敗訴している」と嘲笑しました。司法判断は正しいに決まっている。おかしなことを主張するのはいい加減にしてはどうか。
 トランプ陣営は比較的平然としていたように見受けられました。
 そもそも彼らが本来想定しているのは最高裁判所での訴訟だと言われていました。実際、トランプ自身も最高裁で闘うと最初から明言しています。ですが、法的にいきなり最高裁で闘うことはできないので、地方裁判所から訴訟を起こして順にあげていく必要がありました。それで早く最高裁にあげるために州での裁判はわざと負けるようにもっていっていたのだという話もあります。逆に、次々と訴訟を起こすことで、よりしっかりした証拠を集めるための時間稼ぎをしていたのだという向きもあります。真偽は定かでありません。

 他方、報道とは異なって選挙結果は実際にはまだ出ていず、いわゆる激戦州と言われる州では、集計、あるいは再集計が続いていました。
 票差が僅差である場合は自動的に再集計をするという規則がもともとあってそれが発動していたのです。また、トランプ陣営側からの再集計の要求が通った州もあるにはありました。
 けれどもこちらのほうも好ましい結果にはなりませんでした。
 再集計に関してもさらに不正が行われていたのです。具体的に言うと、不正票を取り除くことはせず、本人確認のために必要な署名照合もせず、といった具合で、明らかに不正を正す意思のない再集計でした。
 これを、マスメディアや人々は「再集計してもやはりトランプの負けではないか」と言い、また嘲笑いしました。

 闇の深さがこのあたりでいよいよ見えてきていました。
 これは数人による不正などではないし、あるいはちょっとした集団による不正……などと、そういう話ではないのです。もっとおそるべきことが行われているに違いありませんでした。
 州ぐるみなのではないか?
 そんな疑惑もわいてきました。

6.ジョージア州

 奇妙な動きをしていた州はいくつもあるのですが、そのなかでもとりわけかなり異常な状態にあったと言えるジョージア州をひとつの代表例としてとりあげます。ジョージア州は単独で流れを追ってみたほうがわかりやすいようにも思いますので。

 さて、ジョージア州では、開票率99%に至ったところで、開票をとめて再集計する旨を州務長官ブラッド・ラフェンスパーガーが発表しました。きちんと監査を行いつつ、11月20日までに手動ですべての投票(約500万票)を再集計する、と宣言しました。
 僅差であったためです。この時点で票差は11413票でした。前述しましたが、僅差の場合は再集計を実施するという規則に従ったもので、11月6日にはラフェンスペルガーはもう再集計の見通しを口にしていました。
  また、集計作業に問題(つまり不正)が発見されたことも発表しています。11日のCNNのインタビューでは「これまでのところ、選挙で不正が蔓延していたと示す証拠は出ていない」と答えているのですが。

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機械翻訳:フルトンは、金曜日の作業からの報告に関連する問題を発見しました。当局はその仕事を再スキャンするためにステートファームアリーナにいます。モニターと調査員が現場にいます。また、Depを送信しました。 SOSも、投票を確保し、すべての合法的な投票を保護するためのプロセスを監督します

これを受け、ブライアン・ケンプ州知事も、合法の票のみをカウントすると表明します。

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機械翻訳:ジョージア州の選挙結果には、合法的に投じられた投票が含まれ、合法的に投じられた投票のみが含まれます。

 そしてトランプは、これでジョージアでは大きく勝利するだろう、とこの判断を歓迎しています。

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機械翻訳:ジョージアは選挙の夜だったので、大統領の大きな勝利になるでしょう!

 一方、マスメディアは、バイデンの勝利確実は覆らないとし、CNNにいたっては再集計を始めてまもなく、14日あたりの時点で同州のバイデンの当確を報じてしまいます。続けて、全州でバイデンの勝利が確定したとの報道もしています。過去例では、再集計によって選挙結果が覆ることは確かに稀ではあるらしいのですが、それにしても、事実として確定していないうちでの確定報道ですね。

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 さて、それで再集計が進んでいったのですが、またおかしな報告があがり始めます。監察官ひとりで10のテーブルを受け持たされていてこれできちんと監査することは不可能であるとか、署名確認などをまったく行っていないだとか。

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記事:https://www.cbs46.com/news/georgia-gop-implores-secretary-of-state-to-revisit-audit-protocols/article_4561cafa-2559-11eb-8762-aba7df1679d9.html
※上画像は、この記事の日本語訳

 しっかりした再集計を行うというラフェンスパーガーやケンプの言葉とはまったく異なり、どうやら形だけの再集計が行われていることが、現場からの声により明らかとなっていくのですね。
 この状況を知ったトランプも疑問を示しています。

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機械翻訳:ジョージア州務長官、いわゆる共和党(RINO)は、投票用紙をチェックする人々に詐欺の署名を見させません。どうして?これがなければ、プロセス全体が非常に不公平になり、ほとんど意味がなくなります。私たちが州に勝ったことは誰もが知っています。どこにありますか BrianKempGA?

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機械翻訳:ジョージアで行われている手の再集計は時間の無駄です。一致する署名が表示されていません。 MATCHが許可されるまで、再カウントを中止します。急進的な左翼が選挙を盗まないように!

 リン・ウッドも同じく声をあげています。

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機械翻訳:ジョージア州の有権者 @realDonaldTrump 立ち上がって声を出さなければなりません。進行中の再集計は別の詐欺です。彼らは不正な投票について語っています。悲しいことに、私たちの知事 @BrianKempGA&国務長官 @GaSecofState 中国のお金によって堕落しました。あなたは声を上げなければなりません。

 シドニー・パウエルも同意を示し、リン・ウッドはその後、ラフェンスパーガーと選挙管理委員会を提訴しました。

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機械翻訳:今日の午後遅く、私はジョージア州務長官に対して修正訴状を提出しました@GaSecofState、他。デュープロセスの問題も提起されています。再集計は偽物です。明日、緊急TROに移動します。
@BrianKempGA 彼の地下室から出たほうがいい。

 トランプ陣営の彼らのこのたぐいの発言はこのあと何度ともなく(おそらく何十回も)目にすることになります。
 なお、ここで言っている署名の確認とは、郵便による票が本人であるものかを確認するための作業のことです。封筒と票にそれぞれ署名があって、これを照合するとか、そんな確認作業のようです。これを行わないと、いくらでも不正票を増産してカウントできてしまうということですね。たとえばコピーされた票などでも。
 もともと実施すべき作業ですが、わけても、ラフェンスパーガーとケンプは、きちんと監査して正当な票だけをカウントすると明言していたのですから、これを行わなければ再集計の意味がない、という、そういう主張をトランプたちはしています。

 再集計の作業自体はそんな具合でしたが、それでもこの過程によりいくつか発見されたこともあり、たとえば、フロイド郡では2600票以上の未集計の投票が発見されました。

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機械翻訳:ジョージア州の再集計により、フロイド郡で2,600以上の未集計の投票用紙が発掘されました

 トランプの票をバイデン票としてカウントしているスタッフがいたことも露見します。

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記事:https://bonafidr.com/2020/11/16/%E6%89%8B%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%86%8D%E9%9B%86%E8%A8%88%E3%81%8C%E9%80%B2%E3%82%80%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%B7%9E%E3%81%A7%E3%80%81%E9%9B%86%E8%A8%88/

 そのほか、メモリカードに保存されていた3300票以上がカウントされていなかったことなども複数の郡で発覚しています。フロイド郡ではメモリーカードから26000票近くが集計機にアップロードされていず、さらにダンボール箱に詰まったままの未集計票が10箱も発見されました。ファイエット郡では2755票を新たに発見、ウォルトン郡では284票が発見されています。
 こんなふうにあちらこちらから不備が発覚するなか、けれどもそういったこととはおかまいなく、11月21日、ラフェンスパーガーは、手作業による再集計が終わったことを表明し、およそ12000票差でバイデンの勝利を発表しました。

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機械翻訳:ジャストイン:ジョージア州務長官、共和党のブラッド・ラフェンスパーガーは、自分自身を「誇り高きトランプ支持者」と表現し、ジョー・バイデンがジョージア州を勝ち取ったと断言します。「数字は嘘をつかない」。

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 やはり、州ぐるみの大規模な不正が行われていることが明らかでした。コブ郡などいくつかの集計所でシュレッダー用のトラックが目撃され、大量の書類が破棄された疑惑も発生します。
 不自然な投票用紙――「郵送票に必ず入るはずの折り目がない」「あまりに均一なマーキング」――などの報告が集計スタッフからもあがってきています。そしてこれらの奇妙な票の98%がバイデン票だったのです。

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機械翻訳:投票用紙の取り扱いに20年の経験を持つジョージア州の労働者は、目立った奇妙なバッチについて説明しました。マーキングのない無垢のシートで、バイデンの場合は98%。

 リン・ウッドは、「元のままの投票総数を報告し、再集計の結果は報告しないよう選挙当局が州から指示された、という反駁できない証拠を持っている」と述べています。

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機械翻訳:GA地方選挙当局が州から、元の投票総数を報告し、異なる再集計合計を報告しないように指示されたという反駁できない証拠があります。これらの人々は犯罪の点で腐敗しています。彼らは連邦選挙で意図的に詐欺に従事しています。

 しかし、再集計の結果もまた僅差であったため、2度目の再集計を要求する法的権利がトランプ陣営にはありました。そして彼らはその権利を行使します。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/55025954
バイデン勝利と再集計要求の報道(BBC NEWS)

 11月24日、再々集計の開始が発表されました。今回は集計機ドミニオンを使用しての集計でした。
 こうして再々集計が開始されましたが、例の署名照合はやはり行われていないという報告があがってきます。そこでトランプたちは署名照合するようにと何度も警告を発し続けることになりました。何度も、というのは、何度要求しても、ラフェンスパーガーとケンプはそのたびに要求を拒否し続けたためです。

 そうこうするうち、11月30日、不正調査のための現状維持として、州のドミニオンをすべて凍結するよう、ティモシー・バッテン判事が差し止めの緊急命令を下しました。けれども、その1時間後にその命令を取り消します。そしてさらにその後しばらくして、再度、差し止め命令を発行します。
 なぜそのように2転3転したのか確かな理由は私はあまり理解できていないのですが……情報筋では、マシンの所有者と被告の関係性が不明確であったためだとか、命令権の範疇の問題だったとか、そんなようなことも言われていますね。
 ただ、それに先立ち、フルトン郡のドミニオンのサーバーがクラッシュした事件がありました。手を付けないようにとシドニー・パウエルらが指示していたにもかかわらず、これは集計作業が遅れるということでドミニオン社から技術者を呼んだらしいのですが、その何者かが「ソフトウェアの不具合で交換しなければならない」と主張してそのサーバーを持ち去り、そしてこのサーバーはそのまま行方不明になっています。

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機械翻訳:#BREAKINGジョージア州最大の郡は、サーバーのクラッシュのため、トランプが要求した再集計を停止しました。これは、ジョージア州のドミニオン投票機の使用を標的とした陰謀説を満載した連邦訴訟の真っ只中にあります。
記事:https://www.11alive.com/article/news/politics/elections/fulton-election-recount-server-crash/85-167dd463-64b8-4f78-993e-3cfabc9d7537?utm_campaign=snd-autopilot

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機械翻訳:速報:ティモシー・バッテン裁判官がジョージア州のすべてのドミニオンマシンを凍結する命令を出す...
更新:裁判官は数時間以内に命令を取り消す。

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機械翻訳:ジョージア。再び。「フルトン郡の選挙当局は、日曜日に11Aliveに、新しく購入したDominion VotingSystemsモバイルサーバーがその日の早い時間にクラッシュしたことを確認しました。」
更新:「私たちの目撃者は、誰かがサーバーを削除したと言いました!」
信じられない。

 以下は、ティモシー・バッテン判事の差し止め命令からの一連の記事です。

記事:https://bonafidr.com/2020/11/29/%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%82%a2%e5%b7%9e%e3%81%ae%e5%88%a4%e4%ba%8b%e3%81%8c%e3%83%89%e3%83%9f%e3%83%8b%e3%82%aa%e3%83%b3%e7%a4%be%e3%81%ae%e6%8a%95%e7%a5%a8%e6%a9%9f%e6%a2%b0%e3%82%92/

 このクラッシュが原因で作業に遅延が発生し、再々集計はなおも続きます。
 ちなみに、11月4日にも、ジョージア州スポルディング郡でドミニオンにシステムエラー発生、同日、フロリダのレイク郡とリー郡でもシステムエラーが発生しているのですが、これなどもどうも怪しげなものを感じてしまいますね。

 さて、12月1日、トランプはまたも、郵便票に関する署名照合をするよう求めます。署名照合の要求はこれで5度目でした。これに対して、ラッフェンスペルガーは、「プライバシー保護により署名の再確認は不可能」などと回答して要求を拒否します。ジョージア州では、郵便票をすべて封筒から出して票とバラバラにしてしまっていました。通常は封筒と票をペアにして照合するものなのですが。その結果として、照合が困難になってしまっている、いや、プライバシー保護により不可能である、という理由をつけてきたのですね。

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機械翻訳:速報:トランプキャンペーンは5番目のリクエストをに送信します @GaSecofState 署名監査用

記事:https://www.donaldjtrump.com/media/trump-campaign-sends-5th-request-to-georgia-secretary-of-state-for-signature-audit/

 また、ドミニオンの差し止め命令、及び調査に対する牽制と思われますが、12月1日、州知事ケンプの弁護士が、「ドミニオンの企業機密を保護することは、この選挙に関する調査よりも重要である」と主張したようです。

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記事:https://bigleaguepolitics.com/georgia-gov-brian-kemps-lawyers-argue-that-protecting-dominions-trade-secrets-is-more-important-than-rooting-out-fraud/

 さらに同日、選管幹部が会見を行い、トランプの支持者たちが州幹部やドミニオン社のスタッフたちを脅しているとし、「そのうち誰かがけがをする、誰かが撃たれ、誰かが殺されてしまう」とトランプ陣営を非難しました。
 公正を期すために書いておきますが、ラフェンスパーガーたちが、トランプ支持者と思われる一部の心無い人たちから脅しをかけられていたことは事実のようです。ですが、一方で、トランプ側の人たちがすさまじい脅迫を受けていた、という事実もありました。これについては別途後述します。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/55154834

 この頃、不正が疑われる激戦州で順に公聴会が行われていたのですが、12月3日、ジョージア州議会でもこの公聴会が開催されました。多くの証言者を招いて不正の実態を検証する会です。
 ここでかなり衝撃的な映像が提出されました。
 集計会場の監視カメラの映像です。この日、水道管が破裂しただとかで工事のため、集計会場は一時的に閉鎖されました。スタッフが全員帰されることになったのですが、この監視カメラの映像の中で、スタッフが帰宅したあと、4人だけが残ります。そしてこの4人がテーブルの下からスーツケースにぎっしり詰まった票を取り出し、集計機に票をかけていきます。この作業の様子がはっきりと録画されていたのです。
そして、監視カメラに表示されている時刻と、バイデン票が急激に増えた時刻が一致していることも明らかとなります。

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 これまでも不正の証拠は大量に出てきていました。けれども、目撃証言であったり、データによる分析結果であったり、状況証拠的なものが多く、誰にでもはっきりとわかる、説得力のある証拠がなかなかありませんでした。
 その点、この映像は不正の現場そのものが映されているという、これほどのものはないような証拠です。このインパクトは非常に大きいものでした。
 不正などというものはないと言い張る人たちはこの期に及んでも大勢いましたが、その目の前に突きつけられるに充分な証拠であったと言えるでしょう。
 なお、このうちのふたりはすぐに身元が判明しており、そのひとりは、なんと、選挙管理責任者の娘であることが判明します。また、もうひとりはその後、司法取引を行って証人保護プログラムのもとに入ります。

 この公聴会は非常に大規模なもので何時間もかけて証人が次々と現れ、大量の不正が暴露されました。これの効果と思えるのですが(ショッキングな映像証拠含め)、12月3日――まさに公聴会の直後ですね、ケンプ州知事が州務長官ラフェンスパーガーに投票の署名監査を命じるよう求めます。

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機械翻訳:速報:ジョージア州知事ケンプは、今日明らかになった新しい監視ビデオが明らかな集計の隠蔽を示した後、「署名監査」を要求します。「国務長官は、法律と憲法に従って、それを命じなければならないでしょう...」「今後24時間以内に、もっと多くのことが見られることを願っています。」

 するとその翌日、12月4日、ケンプの娘のボーイフレンドのハリソン・ディールが、突然の交通事故で亡くなります。異様な事故でした。車が爆発し、1.6km以上離れたところまでその爆発音が聞こえました。目撃者によると、車の金属が溶け、エンジンの固まりが50m四方に飛び散っていたそうです。とうてい交通事故のレベルではなく、爆弾によるものと言われています。

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 そうしたことがあった翌日の12月5日、ケンプは再度態度を変え、署名照合を拒否し始めました。

 そして12月7日、ラフェンスパーガーは、選挙結果を再認定し、バイデンの勝利をふたたび告げました。「合法的な票を3回カウントしましたが、結果は変わりませんでした」とラフェンスパーガーは述べています。

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機械翻訳:NEW:ジョージア州の選挙責任者、ブラッド・ラフェンスパーガー氏は、州は本日、選挙結果を再認定すると述べています。「現在、合法的に投じられた投票を3回カウントしましたが、結果は変わりません。」

 3度目の「バイデン勝利」の認定です。ラフェンスパーガーは続けて「ステーシーエイブラムズであろうと、大統領であろうと、選挙が盗まれたという発言は同州を傷つけている」などと述べています。
 しかし実はこのとき、コーヒー郡の選挙管理委員会はこの3回目の集計結果の認証を拒否していました。ドミニオンで正しい結果を再現できず信用ができない、という理由であったようですね。

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機械翻訳:レポート-ジョージア州コーヒー郡選挙管理委員会は、問題が発生したため、電子再集計(3回目の集計)の認証を拒否しました。#DominionVotingSystems 信用できる選挙結果を繰り返し複製することができない。@GaSecofState とにかく昨日選挙結果を再認定した。

 なんにせよ、この結果を受け、各マスメディアは3度集計を行ってすべてバイデンの勝利に終わったことを報じ、一部の人々は、トランプを異常者のように呼び始めました。
 民主党はもちろん、共和党からもトランプを批判する議員が出てきています。共和党のジェフ・ダンカン中尉はCNNに出演し、「大統領は敗北した。この選挙は公正だった。フェイク情報を流す人間は見苦しい」などと発言しています。
 こうした動きにトランプ陣営はむろん怒りを示しました。ケンプ州知事とラフェンスパーガー州務長官を何度ともなく激しく非難し、なぜ署名照合を実施しないのかと詰問しています。この非難はその後も執拗にずっと続くことになり、次第に「辞任すべき」「刑務所入るべき」などと過激な言葉になっていくことになります。

 また、12月13日には、「1700人以上のジョージア州民(大多数は民主党員)が二重投票を行ったが、この不正投票は取り消されなかった。そして誰も起訴されていない」というニュースが出ています。

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記事:https://www.realclearinvestigations.com/articles/2020/12/13/with_runoffs_near_georgias_not_prosecuting_its_unprecedented_number_of_double_voters_126356.html

 ところで一見、大統領選の流れとは関係のないニュースなのですが、12月14日、GBI捜査官がジョージア州で自殺したと報じられました。このGBI捜査官は、ケンプ州知事の娘のボーイフレンドの交通事故の調査を担当していたということです。
 いまのところはただポツンとこのニュースがあるだけです。なにかとの因果関係はなにもありません。ですが、どうも不気味な符合ではあるように感じます。

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機械翻訳:速報:伝えられるところによると、ケンプ知事の娘のボーイフレンドの不思議な致命的な事故に割り当てられたGBIエージェントがジョージア州で自殺した。#JamesOSullivan
タイムライン:
金曜日:ケンプが監査を発表
土曜日:致命的な「事故」
月曜。ケンプは監査をキャンセルします

 さて、12月14日は選挙人投票の日でした。事実上……と言ってよいのでしょう、大統領が決定すると言われている日です。今回の大統領選においてはそういうことにはならないのですが。
 その選挙人投票と関係があるのかないのかは不明ですが、ともかくそのタイミングで、署名照合をさんざん拒否し続けたラフェンスパーガーがこれから署名照合を行うと突然発表しました。しかも最初はコブ郡のみを行うとのことだったのですが、その後、州全体へと拡大させます。

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機械翻訳:ジョージア州がコブ郡で署名監査を発表、トランプの圧力を受けて州全体に拡大する可能性がある
記事:https://www.dailywire.com/news/georgia-announces-signature-audit-in-cobb-county?%3Futm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=dwtwitter

 しかし始まってみると、その会場では監視員がフェンスでさえぎられて遠くからしか監視できないようにしてしまっている、という状態になっていたようで、この作業もやはり見せかけのものではないかとの疑惑がわいてきてしまいますね。

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機械翻訳:緊急。この写真は、ジョージア州コングレスセンターの世論調査員が「署名監査」のために少し前に撮影したものです。
これが彼の見晴らしの良いポイントです。彼は何も見ることができず、彼らはこれらの障壁の後ろに閉じ込められ続けています。
これは以前とどう違うのですか?#StopTheSteaI

 そして、この署名照合の作業、このあと、延々と続けられます。いまこの記事を書いている現在(2020年12月末です)でも、まだ終わっていないようです。まるで終わらせるつもりがないかのようです。

7.ドミニオン

 さきほどのジョージア州についての章で、コーヒー郡では「ドミニオンで正しい結果を再現できなかった」という話を書きましたが、このドミニオンについて少しまとめて書きます。

 ドミニオンというのは、投票集計マシンのことを言っています。おそらく正式な名称ではないと思います。ドミニオン社の製品であることから「ドミニオン」と一般呼称として便宜的に使われています。そして正確には、機械そのものではなく、この中の票集計ソフトのことです。ソフトの中身のもとはスマートマティック社のもののようです。この2社は親会社・子会社だとかそのような関係です。ちなみにドミニオン社の本社はカナダです。

 結論を書いてしまいますが、このドミニオンは、票を書き換えたり捏造したり、外部から簡単にハッキングしたりできる機能をもっています。実際にこの大統領選でも、インターネットに接続されていたという証言は出てきています。
 最初から不正のために開発されているものなのですね。
 おおもとは、ベネズエラで独裁政権を建てるために開発されたものでした。このソフトを使用したチャベスとマドォロが圧勝して大統領に選出されています。それがこのたびの大統領選で使用されました。アメリカの30州でドミニオンは使用されています。
 非常に大事なことなので繰り返します。
 ドミニオンは独裁政権をつくりあげるためのソフトです。

 CNNは2006年にこのソフトの危険性を訴える番組を流しています。
ですので、これが不審なソフトであるということは最初からわかっていたのですね。実際、テキサス州などはドミニオンを導入することを拒否しています。

 さて、先述していますが、このドミニオンの挙動がおかしいという話が出てきたのは、ミシガン州でトランプ票をバイデン票として集計していた事例のあたりからです。それからすぐに他州でも不審な挙動をしている報告があがり、このマシンは30もの州で使用しているということで騒ぎの元となっていきました。
 その事例はいくつもありますが、ここで挙げるのは省略いたします。
 シドニー・パウエルはかなり早くからこのドミニオンに目をつけていて何度もインタビュー等で警告を発してきています。
「5.法廷闘争本格化」の章で挙げました11月15日のインタビューなどもそのひとつです。このインタビューで、ドミニオンが票を操作していることを彼女は断言しています。

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記事:https://www.epochtimes.jp/p/2020/11/64763.html
 上記事からの一部引用:
パウエル氏はまた、「ドミニオン投票システム(Dominion Voting Systems)とスマートマチック社(Smartmatic)またはその他の選挙ソフトは、選挙を不正操作するために設計されたものであり、他の国でも同じようなことが起きているのを見たと名乗り出た内部告発者がいる」と指摘した。
「彼らは投票機にフラッシュメモリ(USB)を差し込んだり、インターネットと接続したり、さらにはドイツやベネズエラからでもソフトウエアをマシーンにアップロードすることもできる」 
「悪者たちは随時票を動かすことができる」
「われわれは彼らが使用していたアルゴリズムを確定した。彼らは最初からトランプ氏の票をバイデン氏に移すことを計画していた」と付け加えた。
「ドミニオンはベネズエラの社会主義指導者であるウゴ・チャベス(Hugo Chavez)元大統領の選挙結果を変えるために設計されたものである」と指摘した。同システムの開発はベネズエラ、キューバそして中国によって資金提供されたという。

 なお、シドニー・パウエルのこのインタビューの少し前に、ドミニオンのサーバーに関するきわめて重大な事件が発生していました。
 ドミニオンを不正にハッキングしているサーバーがドイツにあると判明し、ドイツ政府の協力を得て、米軍がフランクフルトにあるScytl社を急襲し、サーバーを没収した、という事件です。
 比較的公式な形では、ルイ・ゴーマート米下院議員が11月13日、ニュースマックスのインタビューでこれを話しています。

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 この事件の結果として、不正の直接的な証拠としてドミニオンが関わっていること、そして外国勢力が関与していることが判明し、そこで、シドニー・パウエルたちの断定的な発言につながっていったのだろうと見てとることができそうです。
 この事件は一部ではフェイクニュースではないかと懐疑的に見られているのですが、その後、明らかになっていくドミニオン社の動きや、そのほかのことのなりゆきをつなぎ合わせますと、これは事実(ファクト)と考えたほうがよいと私は思っております。また、トランプ陣営もこれを事実と認めていますね。

 なお、この事件には、さらにもう少し深い話があります。
 この押収の現場にはCIAがいて、押収に抵抗、米軍との戦闘になって死傷者も発生。ここにはCIA長官ジーナ・ハスペルもいて、彼女はその場で重傷を負って拘束された、と。そしてさらに彼女は司法取引を行い、刑の軽減と引き換えに重要な情報を自白した、と。
 私も確認したのですが、この話には確実に信用できる情報元はないようです。「ソース」自体はもちろんあるのですが。ですのでまずはフェイクの可能性は高いととらえておいたほうが無難と思います。とはいえ、CIAが関与しているというのはほかの話とも合致していて(たとえばシドニー・パウエルの主張)それなりに説得力はあり、また、ジーナ・ハスペルがこの事件のあたりからまったく顔を見せていない、という事実はあります。
 まさにどちらを信じるかはあなた次第、といったところでしょうか。私はこれが正しい情報の可能性は比較的高いと見ています。
 ただ、仮にこの話が真実のものであったとしても、国の軍事機密に関わることですので、真相がそのまま公式報道されるのはあまり期待できないかもしれません。

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記事:https://creativedestructionmedia.com/analysis/2020/11/28/report-lt-gen-mcinerney-reports-us-special-forces-attacked-cia-server-farm-in-germany-in-server-seizure-operation-5-soldiers-killed-servers-secured/

上記事タイトル部機械翻訳:レポート:Lt Gen McInerneyが、サーバーの押収作戦で米国の特殊部隊がドイツのCIAサーバーファームを攻撃し、5人の兵士が殺害され、サーバーが保護されたと報告

 そのほか、ドミニオン社の副社長エリック・クーマーが、9月に行われた会議で、「トランプ氏が選挙に勝利しないことを保証する」と自慢げに言っていたことも暴露されています。クーマーは、2016年に「権限さえあれば集計システムのデータベースに直接アクセスして、投票結果を変更できる」と公言もしていたようです。

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記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=11408

 12月1日には、集計会場でドミニオンの技術者がUSBをパソコンに差し込んでなにやら不審な操作をしている映像が公開されました。

記事:https://anonymous-post.mobi/archives/5306

 同じく12月1日、なぜかミシガン州務長官ジョスリン・ベンソンが選挙データを削除する命令を出しました。監査を行うという動きが出ているなかでです。

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記事:https://www.migop.org/benson_demands_data_deleted?recruiter_id=660242

 12月7日には、ジョージア州ウエア郡でドミニオン実機による検証が行われ、トランプ票とバイデン票の集計結果が常に改竄されることが判明しました。

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機械翻訳:今日聞く必要のある大きなニュースは、ジョージア州ウェア郡です。ドミニオンマシンが押収されました。
同数のトランプとバイデンの投票が法的に分析されました。しかし、マシンはトランプで87%、バイデンで113%を報告しました。両方とも100%である必要があります。
乞うご期待。これは大きいです。

 また、12月11日付近、ミシガン州アントリウム郡で使用されたドミニオンに対して8時間に渡って科学捜査を実施し、ソフトウェアが票を確かに不正に操作していることを確認しました。
 その結果の公表はミシガン州判事が命令しました。

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上記のリンク先レポート:https://www.scribd.com/document/488140180/Antrim-Michigan-Dominion-Forensics-Report

 これまでに各州で出てきた状況とも合わせて考えると、もはやこの段階でも、ドミニオンがこの大統領選において大規模な不正操作を行ったことは揺らぎのない事実と言ってかまわないでしょう。
 そうなると、誰がこの不正指示を出したのか、そもそも、不審なところがあるとわかっていたこのドミニオンを選挙システムに導入したのはいったい誰なのか、という問題になってきます。
 答えを言いますと、現在のところはまだ明確にはなっていません。正確には、全貌がつかみきれていない、と言ったほうがよいでしょうか。いろいろなところからほころびは見えてきているかと思われますが、闇はあまりにも大きく深いようです。
 ここではいくつかの「ほころび」を最後に提示してこの章の締めくくりとします。

 2019年7月12日、ジョージア州知事ケンプは、中国のヒューストン総領事館で李強民と面会しました。そして2019年7月29日、ケンプは州全体にドミニオンを導入することを決め、107億円の購入契約を締結しました。この総領事館は1年後、スパイ容疑で閉館されています。

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記事:http://totalnewsjp.com/2020/12/08/trump-277/

 11月30日、バイデンはスマートマティック社の取締役会会長ピーター・ネフェンガーを政権移行チームに迎えました。スマートマティック社というのは先述のとおりドミニオンと深い関係のある会社です。

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記事:https://www.thegatewaypundit.com/2020/11/sidney-powell-smartmatic-voting-machines-chairman-board-peter-neffenger-named-joe-bidens-transition-team/

 2019年7月19日、共和党のミッチ・マコーネルがドミニオン社から多額の献金を受け取っていた記事が出ていました。さらに不正選挙の防止のための法案を破棄していました。

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機械翻訳:フラッシュバック:「上院多数党首のミッチ・マコーネルは、投票の安全を確保することを目的とした2つの法案を押しつぶした...」
マコーネルは、外国企業のロビイストから*数千*を受け取った後、ドミニオンを殴打したであろう投票セキュリティ法を殺害した。

Newsweek記事:https://www.newsweek.com/mitch-mcconnell-robert-mueller-election-security-russia-1451361

 12月16日、Facebookのザッカーバーグが数億ドルを大統領選に投入したという記事が出ました。予算がないという理由でドミニオンの導入を断った州に対して、費用を援助して導入させた、とも言われています。現在、ザッカーバーグは選挙資金法違反で起訴される見込みにあります。

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記事:https://t.co/jQpbgXIv7Z?amp=1


8.相次ぐ脅迫~弁護団の声明~政権移行開始

 ジョージア州とドミニオンについて、少しまとめて書きましたが、俯瞰的な視点に戻します。時間も「5.法廷闘争本格化」の最後の時点にいったん戻します。
 この頃、訴訟が次々と立ち上がり、それと並行して州との激しい攻防が繰り広げられていました。一例としてジョージア州について書きましたが、あのような状況が複数の激戦州で同時に生じていたということです。そしてそのあいだにも不正に関する情報が各所からたえまなく集まってきていました。
 しかし表面的には、バイデンが大統領に就任するのは確実であり、すでに政権移行チームも立ち上げて準備を開始しており、トランプは「根拠なく不正を主張している」ということになっていました。

 11月12日、連邦選挙当局は今回の大統領選は「アメリカ史上最も安全」な選挙だったとの調査結果を発表します。調査委員会は「投票システムが票を削除したり、紛失したり、変更を加えたり、あるいは何らかの方法で不正アクセスを受けたといった証拠はない」と述べています。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/54927733

 一方ではその同日に、一方では、ミシガン州のスタッフから内部告発が発生しています。メリッサ・カローンは、不正の手口や、そうしたことが隠蔽された事実をFOXニュースで語っています。

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 11月14日には、フィラデルフィアのマフィアのボス、スキニー・ジョーイ・メルリーノが、バイデンのために約30万枚の投票用紙を作成したことを暴露し、恩赦と引き換えに証言すると語りました。

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記事:https://buffalochronicle.com/2020/11/14/exclusive-how-a-philly-mob-boss-stole-the-election-and-why-he-may-flip-on-joe-biden/
上の日本語記事:https://anonymous-post.mobi/archives/4984

 11月19日、ウィスコンシン州の選挙管理委員会は、トランプ側からの再集計の要求に対し、再集計マニュアルを変更して再集計できないようにする緊急会議を開きました。つまり、不正をただすことができないようにするための会議です。

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機械翻訳:速報:WI選挙委員会は、トランプ大統領の再集計の請願と異議を見て、今夜午後6時の緊急会議で再集計マニュアルを変更して異議を唱えにくくしようとしています。これを停止する必要があります。

 また、脅迫の事例も次々と出てきています。
 ミシガン州ウェイン郡では、選挙委員会の共和党員が、「有権者数より投票数が多い」不正な選挙結果を認証するよう脅迫されていたことを告白し、正当な証言である宣誓供述書に署名しました。彼女たちは、自宅の住所を公開され襲撃するよう呼びかけられ、あるいは子供が通っている学校まで特定されて脅かされていました。

記事:https://justthenews.com/politics-policy/elections/wayne-county-election-board-republicans-say-they-were-bullied-rescind

 そのときの脅迫の模様の映像はその後公開されています。

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機械翻訳:民主党のアブラハム・アイヤッシュがズームでモニカ・パーマーの子供たちを脅したまさにその瞬間。この恐喝未遂は、#WayneCountyでの不正選挙の認定に同意するという決定に直接影響を及ぼしました。

 11月18日には、大統領選の不正を追っていた記者の家が突然火事になってしまいます。

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機械翻訳:私は今日家を失いました-恐ろしい火事で。誰もが安全で生きています。しかし、私はすべてを失いました。祈りはとても必要です。

 12月5日頃には、ミシガン州マコーム郡で自宅を爆破されたトランプ支持者も現れました。

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記事:https://breaking911.com/a-michigan-trump-supporters-house-was-bombed/

 リン・ウッド弁護士も数多くの脅迫を受けている旨をツイートしています。
 トランプ陣営に立っている弁護士たちの撤退が相次いでいたことがあって、それをマスメディアはトランプに勝ち目がないためという論調で報じていましたが、実際には、ひどい脅迫を受けて身の危険を感じて撤退していたのですね。この種の脅迫はこのあともずっと続いていきます。

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機械翻訳:過去数日間に、通常よりも多くの冒とく的なメール、侮辱、殺害の脅迫を受け取っています。私は人々のグループを動揺させる何かを言いましたか?
これらは私たちの国ではユニークな時期なので、私は個人の警備員を警戒する必要がありました!

 同じくトランプ弁護団のジェナ・エリスも数多くの脅迫を受けとっており、身の安全を脅かすものもあると明かしています。

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記事:https://www.epochtimes.jp/p/2020/11/65214.html

 内部告発者をFBIが脅迫して黙らせようとしていたことなども暴露されています。

 こうした状況のなか、11月19日、トランプ弁護団がワシントンDCで90分間に渡り、公式に記者会見を行いました。彼らは、不正の状況を話し、決定的証拠を法廷で開示すること、マスメディアやSNSを含めこの不正に加担した者を国家転覆罪で告発することを述べました。
 このなかでシドニー・パウエルは、あまりにひどい実態に声を震わせながら憤りをあらわにし、「胸のはりさけるような不正が行われている。我々は脅迫に屈しない。この腐敗にうんざりしている。この国は自由を愛する人々の国のものだと証明してみせる」などと宣言します。
 この内容からすると、この時点で彼らはもうほぼすべての状況は把握していたように思えますね。

会見の内容のまとめ記事:https://hotnews8.net/society/deep-state/President-Trump-won-by-a-landslide
※シドニー・パウエルの部分のみ
※90分フル動画

 この会見に対し、国土安全保障省の元長官クリス・クレイブスは、「アメリカ史上最も危険なクレージーな会見」などととツイートしています。

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機械翻訳:その記者会見はアメリカの歴史の中で最も危険な1時間45分のテレビでした。そしておそらく最もクレイジー。私が何を話しているのかわからないのなら、あなたは幸運です。

 なお、クリス・クレイブスは、この選挙は不正から完璧に防御されていると主張していました。そして、11月17日付近――トランプ弁護団の会見を批判する数日前――に、職を解雇されています。

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機械翻訳:2020年の選挙の安全性に関するクリス・クレブスの最近の声明は、死者の投票、投票所への立ち入りが許可されていない投票監視員、投票機の「グリッチ」など、大規模な不正や詐欺があったという点で非常に不正確でした。 。

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機械翻訳:...トランプからバイデンへの投票、遅い投票、その他多数。したがって、すぐに発効し、クリスクレブスはサイバーセキュリティおよびインフラストラクチャセキュリティエージェンシーのディレクターとして終了しました。

 さて、大規模な会見で声明を発表し、実際に多くの訴訟を開始していたトランプ弁護団ですが、それから数日経過した11月22日、突然、シドニー・パウエルがトランプ陣営と距離を置くという話がもちあがります。

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 上画像は、ジェナ・エリスが公開していた正式文書で、シドニー・パウエルはトランプ弁護団のメンバーではなく、ドナルド・トランプの個人弁護士でもない、ということを表明しています。
 突然のこの発表に、状況を見守っていた人々は騒然としました。シドニー・パウエルはトランプ陣営に加わってからまだ日は浅かったものの、早くも重要な主戦力のひとりと見なされており、また、シドニー・パウエルの正義感あふれる力強い言葉に人々は魅了されていました。多くの期待を寄せていたのです。そこにこの発表がありました。
 シドニー・パウエルはトランプ弁護団から追い出された、という噂が駆け巡ります。マスメディアもそのように報道しました。

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記事:https://www.sankei.com/world/news/201123/wor2011230007-n1.html

 ですが、すぐに、そういうわけではなく、これは立場を明確にするためのものであり、戦略であるとの見方をされるようになります。端的に言うと、トランプ弁護団はトランプの大統領再選のための手段を講じ、シドニー・パウエルは選挙不正を総括的に追及、つまり2系統から闘っていくという体制を作ったわけです。
 また、シドニー・パウエルは軍事弁護士として登録されていることも人々は知ることになりました。軍事弁護士は、国家反逆罪を起訴できる権限をもっているのです。

 いまだ正しい選挙結果は出ていず、トランプは敗北を認めていませんでしたが、世の中では「バイデンの勝利は確定しているにもかかわらず、トランプがそれを邪魔している」と一般的に言われていました。勝利した(ということになっている)バイデンは政権移行のための準備を進めていましたが、トランプが許可しないため、移行のために必要な情報にバイデン陣営がアクセスできないという事態が生じていました。
 そこでバイデン陣営はこのトランプの対応を批判し、いろいろと圧力をかけていたのですが、11月23日、政権移行手続きの開始をトランプをついに容認しました。
 ただ、これに付随して、きわめて不快な事件が起きていたことが暴露されることになりました。

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機械翻訳:GSAのエミリーマーフィーの私たちの国への確固たる献身と忠誠心に感謝したいと思います。彼女は嫌がらせ、脅迫、虐待を受けてきました。彼女、彼女の家族、GSAの従業員にこれが起こるのを見たくありません。私たちのケースは強く続きます、私たちは良いことを続けます...

...戦い、そして私たちは勝つと信じています!それにもかかわらず、私たちの国の最善の利益のために、私はエミリーと彼女のチームが最初のプロトコルに関して行われる必要があることをすることを勧め、そして私のチームに同じことをするように言いました。

 政権移行手続きの開始を認証するのは、一般調達局(GSA)のエミリー・マーフィーGSA長官です。選挙結果は実際のところは確定していないため、エミリー・マーフィーは認証を拒否していたのですが、そのせいで彼女は激しい脅迫を受けていたことが暴露されました。彼女自身はもちろん家族やペットにまで脅迫は及び、そのあまりのひどさを見かねて、トランプが認証するようにとエミリー・マーフィーに求めた、という次第だったのです。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/55053484

 エミリー・マーフィーが受けた、抗議という名の脅迫のひとつは映像に撮られています。この映像の中で脅迫者は、エミリー・マーフィーが勤務する一般調達局の前で遺体袋を並べ、彼女の名前を記しています。殺害予告のようなものですね。袋が複数あるのは家族のぶんということでしょうか。

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機械翻訳:今すぐ>> GSAボディバッグの抗議—グループ@RefuseFascism ちょうど一般調達局の外で静かな行列があり、建物の外に5つのボディバッグを置きました。「エミリーマーフィーは移行基金を承認する必要があります」#トランプ#ブレイキング


9.クラーケン~各州公聴会

 各地での訴訟は続いていましたが、トランプはほぼすべてにおいて敗訴していました。敗訴といっても、前に書きましたように、ほとんどが棄却や却下、つまり審議にかけられる以前に門前払いされていたのですが。敗訴すると即座に上訴する、そういうことを彼らはやっていました。
 そうした11月25日、シドニー・パウエルがジョージア州に巨大な爆弾を落とします。ジョージア州に対する104頁にも及ぶ告訴状と大量の証拠書類でした。人類史上最大規模の訴訟と表現した人もいました。

 ところで、パウエルは最初の頃から「クラーケン」という言葉を何度か口にしていました。「私はこれからクラーケンを解き放ちます」というふうに。それでその「クラーケン」という言葉は有名になっていて、その言葉の意味を正確に知っている者はおそらくその頃にはいませんでしたが、この巨大な提訴を見て「ついにクラーケンが放たれた!」と、敗訴続きの状況に不安を感じ始めていた支持者たちは叫びました。正直なところ、支持者たちはもどかしさを感じ、腹立たしさも悔しさも感じていたのです。不正は明らかであったにもかかわらず、裁判では敗訴し、マスメディアはトランプの異常性をもっともらしく唱え、多くの人々がトランプ陣営を嘲笑していたことに。そこに投下されたのがこの圧倒的な証拠が記された訴訟で、これは敗訴することなど考えられないようなものでした。
 さらにそれからすぐ、パウエルはミシガン州も提訴しました。こちらも75頁に及ぶ巨大な告訴状です。
 パウエルは、その後、「全米の刑務所の囚人のほとんどはこれより少ない証拠で収監された」とツイートしています。
 詳細は、パウエルのWEBサイト、We The Peopleに記され、原文の告訴状もダウンロードすることができます。

We The People:https://wethepeopleconvention.org/articles/Powell-Files-in-GA-MI
ジョージア州告訴状:https://defendingtherepublic.org/wp-content/uploads/2020/11/COMPLAINT-CJ-PEARSON-V.-KEMP-11.25.2020.pdf
ミシガン州告訴状:https://defendingtherepublic.org/wp-content/uploads/2020/11/Michigan-Complaint.pdf

 それぞれ104頁と75頁もありますので、あくまで概要になりますが、内容をまとめた記事も書かれています。
 内容は、私がこの記事で書いてきたような不正の実態を記載し、分析や根拠を記し、この選挙の結果をひっくり返すのに充分であることを主張するものです。海外勢力の関与があることも明記されています。

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記事:https://bonafidr.com/2020/11/26/%E3%80%90%E8%A8%B4%E7%8A%B6%E8%A6%81%E6%97%A8%E3%80%91%E3%83%91%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB%E3%81%8C%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%B7%9E%E3%81%A8/

 このあと11月30日にジョージア州でドミニオンの押収命令が出るのですが(命令が二転三転した件)、これはこのパウエルの訴訟のなかの要求が認められたものですね。公聴会で監視カメラの映像が出てくるのですが、これもそうでしょう。
 なお、大型の提訴ということで特に注目された件についてここでは書いていますが、訴訟自体はほぼ同時並行でほかにも多数進行していました。

 さて、そして、立て続けに公聴会が開催される週に入ります。
 共和党が中心となって、数多くの証人を呼び、ひとりひとりから不正の実態を聴き取る、そういうような集会です。この証人はみんな宣誓書に署名しています。共和党員のなかで認識を共有するとともに、もちろん一般大衆に実態を広く知らしめ、いまだ正当な判決を出そうとしない裁判所とバイデン陣営にプレッシャーをかける、狙いはそんなところかと思います。
 かなり大きなイベントで、たとえばアリゾナ州の公聴会は十時間もかかるものでした。
 公聴会は以下のスケジュールで開催されました。最初のペンシルベニア州は、パウエルがジョージア州を"クラーケン"提訴した日と同日ですね。

 11月25日 ペンシルベニア州
 11月27日 ペンシルベニア州
 11月30日 アリゾナ州
 12月1日 ミシガン州
 12月3日 ジョージア州
 12月3日 ネバダ州

 数多くの不正を暴露することを目的とした集会ですのでもちろん数えきれないほどのさまざまな話があり、さまざまな出来事がありましたが、すべてをここに書くのは困難ですので、大きく目立ったいくつかの話だけを拾って記載しておきます。

 最初の25日のペンシルベニア州の公聴会には、ドミニオン社も呼ばれていたのですが、姿を現すことはありませんでした。

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記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=11558

 またここでは、トランプが会場に電話をかけてきて歓声がわく、ということなどもあったようです。一方、マスメディアは同時間にバイデンの会見を重ね合わせ、こちらの公聴会はほぼ報じませんでした。

 ペンシルベニア州では2日間に及ぶ公聴会を経た結果、多数の不正があったことを州議会が認めて選挙結果の認証を無効にするよう求めました。そして決議討論が始まりますが、30日までの期限に間に合わず時間切れということになってしまいます。不正があったことは周知されたにもかかわらず。

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記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=11746

 アリゾナ州ではこの公聴会の最中――不正が次々証言されているさなかに――に、それも衆目の前で、バイデンの勝利の結果承認を認定する署名を行ってしまいます。これにトランプは、なぜこのタイミングで急いで認定するのかと当然の疑問のツイートをしています。
 そして、州務長官は「投開票作業は州法に従い透明性を持って正確で公正に実施された」と述べました。

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機械翻訳:本日、アリゾナ州での2020年選挙のキャンバスに署名しました。私たちの選挙制度の成功に尽力してくれた州全体の有権者、郡選挙事務所、郡記録局、および投票労働者に感謝します。@SecretaryHobbs @GeneralBrnovich

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機械翻訳:特に現在行われている公聴会で不正選挙に関する非常に多くの恐ろしいことが明らかにされているとき、なぜ彼は民主党を急いで就任させるのですか。@OANN 何が起こっているのか @dougducey?共和党員は長い間覚えているでしょう!

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記事:https://www.sankei.com/world/news/201201/wor2012010005-n1.html

 ミシガン州では、「大規模な不正を裏付ける証拠がない」「あなたたちはすでに39件の訴訟で負けている」などと言い放った議員に、ジュリアーニが数千の宣誓供述書のファイルを掲げ、「これを理解するだけの知性がないのか。証拠がないなんて言わせない。これを提出した人たちよりあなたが信用できるわけがない」と激しく憤る場面がありました。
 前にも書きましたが、この宣誓供述書はきわめて重い意味をもつもので、これが偽証であれば罪に問われることになります。しかも証人たちは出てくることによって激しい脅迫をうけるというリスクも受けています。わざわざ出てきて、脅迫を受けてまで、罪に問われる偽証をする、というメリットは彼らにはなにもありません。普通に考えるならばそのこと自体がすでに信用に足りるということなのでしょう。危険をおかして出てきている証人たちに対する侮辱にジュリアーニは憤ったのに違いありません。
 ジュリアーニの言葉に会場には拍手がわきました。

 同じくミシガン州では、そして証人のひとりが「私は家族を失い、友達を失い、脅迫もされました。私の子供も脅迫され、引っ越ししなければいけなくなりました。電話番号を変え、ソーシャルメディアも消さなくてはなりませんでした。誰も立ち上がりたくありません。彼らは脅迫されているからです。生活が脅かされているからです。私ももうまともな仕事ができません」と発言しています。

 またこれもミシガン州ですが、やはり証言を疑う議員に、証人が「もし私が嘘を言っているのなら内容は変わります。嘘をつくには記憶力が必要だから。しかし私が真実を話しているなら、仮に夜中に聞かれたとしても同じ内容です」などと言い放って、これも拍手を浴びる場面もありました。

 ジョージア州では、まずなにより、ジョージア州の章に書きました「不正をしている現場を監視カメラの映像に撮られていた」件が再注目の出来事でした。映像の力ですね。なにしろはっきり映されているのですから否定のしようがありません。この映像はこれまで「不正の根拠はない」と主張し続けてきたマスメディアや人々を黙らせるのに充分な力をもった強烈なものだったのです。ただ、実際には、彼らはそれでもそのおかしな主張をやめませんでしたが……

 ジョージア州ではまた、民主党上院議員のエレナ・ペアレントが集計会場に入りこんでなにやら作業をしていたことが、別の監視カメラ映像によって発覚しました。エレナ・ペアレント本人が公聴会で質疑を行っている最中に、この映像が流され、彼女は悲鳴をあげてしまいます。(下の映像では1:28あたり)。言うまでもなく、議員が集計会場に入って作業をしていること自体が違法です。

 ネバダ州では、具体的な数字で多数の不正が示されたのが印象的でした。
 100,000票の偽造投票用紙が発覚。42,000人が複数回の投票。90,000人が州外の居住者の投票。4,000票が外国人による投票。8,000票が存在しない住所からの投票。15,000票以上が商業施設や空家など非居住地住所からの投票。1,500票が死者による投票。総数130,000件の不正が行われた。
 ネバダ州共和党は、これらの証拠が綴じられた20のバインダーを示しています。

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機械翻訳:ネバダでこの選挙が行われたことを示す証拠がわずか数分で提示される8,000ページの証拠を含む20のバインダーがあります!

 こうした動きのさなか、12月1日――ちょうど公聴会の真ん中――ウィリアム・P・バー司法長官が、「大統領選の勝敗を覆すような大掛かりな不正があったという証拠を、司法省はこれまでのところ発見できていない」という認識を発表しました。

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機械翻訳:速報:ウィリアム・バー司法長官はAPに対し、司法省は2020年の選挙結果を変える可能性のある広範な不正投票を発見していないと語った。

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記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120200154&g=int

 これに対して、トランプ法務チームは正式に声明を出しています。
 簡単に言うと、私たちは多くの証拠と証人を持っている。しかし司法省は目撃証言の聞き取りも投票機の監査もなにもしていない。という抗議と司法省に対する断罪ですね。

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 バー司法長官の奇妙な発表はありましたが、先日、パウエルが行ったジョージア州とミシガン州の大型提訴があり、大量の不正の実態が世の中に暴露されたと言ってよい公聴会とで、トランプの支持者たちは勢いをつけはじめていたように思います。
 そして、12月1日、トランプが「これはこれまで行った演説の中で最も重要かもしれない演説」と表現した演説が行われました。

 この章の締めくくりとして、各州の公聴会のフルに近い動画を参考として貼っておきます。
 ※いずれも長時間ですのでご注意下さい

11月25日 ペンシルベニア州
11月30日 アリゾナ州
12月1日 ミシガン州
12月3日 ジョージア州
12月3日 ネバダ州


10.最も重要な演説~歴史に残るレベルのさまざまの大規模集会

 12月2日午後4時、トランプは緊急演説を行い、最初に「これはこれまで行った演説の中で最も重要かもしれない演説」と述べました。
 その言葉に支持者たちは、戒厳令や大統領令の発令ではないかなどとざわめき、期待を寄せました。けれどもその内容は、ある意味では平凡な、トランプがこれまで主張してきたことを繰り返しただけのようなものだったのです。というよりも、一部の人たちの「期待」がおそらく少し飛躍してしまっていたのでしょう。彼らはトランプが強権をふるい、悪者たちを一気に片づけることを期待していました。
 けれどもトランプがこの演説で語ったのは、むしろ、憲法の順守でした。大規模な不正が行われていることを述べたあと、アメリカ憲法はいま組織的な攻撃を受けている、とトランプは宣言しました。アメリカが守らなくてはならないのは憲法であり法令である。大統領として私はそれを守る義務がある。憲法を守り抜きながら不正と戦うことを国民に約束する。そうしたようなことを話しました。
 トランプが口にしたことは「戒厳令」などではありませんでしたが、確かに非常に大事な根源的なことを集約して語っていたように思えます。

 この演説に対し、マスメディアたちは基本的には無視し、取りあげる人たちは強く批判しました。
 演説の内容も含め、批判的な人たちがどう反応したかもまとめられた、岡田光世さんのいい記事が見つけましたので、以下にご紹介しておきます。ぜひリンク先に飛んで全文をご覧いただきたく思います。

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記事:https://www.j-cast.com/2020/12/05400423.html?p=all

 また、この同じ日の12月2日。
 リン・ウッドとシドニー・パウエルが、ジョージア州で、「Stop the Steal」こと、大きな集会を開きました。内容は言うまでもありません。不正選挙に対する徹底抗戦の集会です。
 ここで、リン・ウッドが「魂の叫び」「名演説」とも観客たちから言われている燃えるような演説を行います。「決して我々の国を乗っ取らせない!」とリン・ウッドは火を吐くように叫びました。

リン・ウッドの演説抜粋

 シドニー・パウエルをリン・ウッドが紹介するシーンも必見です。こういってはなんですが、弁護士に対するものとはとうてい思えないものすごい大歓声で迎えられています。「クラーケン」と紹介されているのもちょっと楽しいです。

シドニー・パウエルの紹介シーン

 そして、シドニー・パウエルの演説です。リン・ウッドのような激しさはありませんが、内面からにじみ出てくるような正義に満ちた言葉にはしぜんと惹きつけられます。

シドニー・パウエルの演説抜粋
ほぼフル動画

 リン・ウッドとシドニー・パウエルのこの集会は大変に盛り上がり、SNSでも熱く語られましたが、この熱が冷めきらない12月5日午後7時。
 トランプがジョージア州でトランプラリーを開催しました。
 当然のことながらこれも非常な盛り上がりだったようです。本来は、連邦議会上院議員2席をめぐる選挙のための応援演説だったのですが、まったくそんな感じではありませんね。例の監視カメラに撮られた映像を大スクリーンに映して見せたりもしています。その後、これをマスメディアは「トランプ大統領は証拠を示すことなく不正を訴えた」と報じました。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/55204103
トランプの演説一部抜粋
トランプ演説の前に行われたメラニアのスピーチ
ほぼフル動画

 それから少し経って12月12日、今度はワシントンDCで、「March for Trump」、大規模なトランプ応援イベントが行われました。こうしたイベントやデモは各地でよく行われているようですが、このイベントは一応特筆しておきたいところです。
 口コミで広まった結果、集まった市民は数十万人規模と言われています。マスメディアは数千人と報じていましたが。
 不正の訴えはもちろんですが、きちんと立ち上がらない共和党議員を叱咤する目的もあったようです。この大集会は連邦最高裁へと向かってデモも行いました。
 この集会の途中でトランプが登場します。トランプが主導した集会ではありませんでしたが、巨大な集会が行われていることにトランプは驚き、急いでマリーンワン(ヘリコプター)に乗って現地に向かい、上空を何度も旋回して感謝を表したのです。

マリーンワンに乗り込むトランプと、上空を舞うマリーンワン
会場にいるフリンと、上空を旋回するマリーンワン

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機械翻訳:DC:マリーンワンがフライオーバーを行い、何千人ものトランプ支持者がフリーダムプラザで「トランプの行進」集会のために「国歌」を歌うという壮大な瞬間 @realDonaldTrump #tatumreport #drewhernandez

 ただ残念なことに、日が暮れてから反トランプ派との衝突が生じ――彼らはなぜか日が暮れると出てくるのですね――トランプ支持者の4人が刺されるという刺傷事件になってしまいました。

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機械翻訳:BLM支持者が2人の愛国者を刺したとされている。彼は殴られます。


11.テキサス州決起、そして連邦最高裁へ

 12月12日にあった大きな集会よりは数日前になります。
 12月8日。テキサス州が立ち上がりました。ジョージア州、ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州の4州において憲法違反があったとして連邦最高裁判所に提訴したのです。

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機械翻訳:テキサス州がジョージア州、ミシガン州、ペンシルベニア州、ウィスコンシン州を選挙規則をめぐって最高裁判所で訴える

 テキサス州が問題視したのは、このたびの不正選挙ではなく、選挙に関する手続きの変更方法についてでした。
 もともとは、郵便投票について「署名がない」「署名が不一致」「選挙日以降の投票」「日付の未記載」――などの票は集計から外すという法律でした。しかし今回の選挙ではこれらのすべてが集計されてしまっています。選挙法を変えたわけですが、その改正する手続きが違憲だということです。わかりやすく言うと、規則を無視して法律を無理矢理変えたということです。その結果、やりたい放題とも言える不正を郵便投票でできるようにしてしまった、というわけです。真偽はわかりませんが、選挙法を改正したこのときからすでに不正の計画を立てていたと考えることはできますね。
 そして、こんなふうに不正な手続きで法を改正して行った選挙結果を、法に則った選挙を行った他州が受け入れることはできない、というような訴えです。

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記事:https://www.breitbart.com/politics/2020/12/07/texas-sues-georgia-michigan-pennsylvania-and-wisconsin-at-supreme-court-election-rules/

 この訴訟が現在行われている法廷闘争において画期的だったのは、いきなり連邦最高裁判所に提訴できる、ということでした。
 日本でもそうですが、裁判というものは、通常、「下から」順にあげていかなければならないものです。ところが、この訴訟はテキサス州がほかの州を訴えたものであるため、州の裁判所ではなく、いきなり連邦最高裁判所、ということになりうるのです。12月14日の選挙人投票日が迫っているいま、これは大事なことでした。

 この時期、実際のところ、トランプ陣営は少し追い詰められてきていました。少なくとも支持者たちはそのように感じていたと思います。どんなに不正を訴えても無視されてしまい、結果らしい結果は出せていず、選挙人投票日はどんどん近づいてきていました。その状態のなかに出たのがテキサス州のこの訴訟で、これに支持者たちは大きく期待しました。こんな素晴らしい手があったのか! と彼らは狂喜しました。
 訴えられた4州の選挙結果を最高裁が無効にすれば、バイデンの選挙人は確実に過半数を割ることになります。トランプも過半数には達していませんので、両者ともまだ過半数に達していない、という状態に戻ります。すると選挙人投票はできず、来月に州議会による選挙へと持ち越されます。
 勝率は高いと見なされていました。むしろ敗北はありえないという意見が多数でした。4州の憲法違反は明らかでした。

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機械翻訳:テキサス州の訴訟によると:バイデン前副大統領が、ジョージア州、ミシガン州、ペンシルベニア州、およびペンシルベニア州の4つの被告州で人気投票に勝つ確率 ウィスコンシン(状況を考えると)-兆分の1未満、または1,000,000,000,000,000分の1です。

 そして、巨大なうねりが生じ始めます。
 テキサス州のこの訴えを他州も応援し始めたのでした。
 ルイジアナ州がテキサス州に加わりました。

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記事:https://nationalfile.com/breaking-louisiana-joins-texas-in-battleground-state-fraud-scotus-lawsuit/

 アーカンソー州もテキサス州の支持を表明しました。

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機械翻訳:テキサス州が合衆国最高裁判所に提出した申し立てを検討した結果、私はすべての法的に適切な方法で申し立てを支持することを決定しました。私たちの選挙の完全性は私たちの国の重要な部分であり、それは支持されなければなりません。

 ちなみにトランプも加わっています。

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機械翻訳:私たちはテキサス(および他の多くの州)の訴訟に介入します。これは大きなものです。私たちの国は勝利が必要です!

 続けて、アラバマ州もテキサス州の支持を表明しました。それから、フロリダ州、ミシシッピ州、サウスカロライナ州、サウスダコタ州、ルイジアナ州……立て続けに立ち上がっていきます。さらに、ミズーリ州、インディアナ州、カンザス州、モンタナ州、ネブラスカ州、ノースダコタ州、オクラホマ州、テネシー州、ユタ州、ウェストバージニア州……と続き、テキサス州を除いて17州に達したところで、トランプは感銘の声をあげ、礼を述べました。

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機械翻訳:うわー!米国史上最大の不正選挙に対する異常な訴訟で、少なくとも17の州がテキサスに加わった。ありがとうございました!

 私もリアルタイムでこの様子を見ていましたが、思わず胸が熱くなったものです。ボロボロにされかけているアメリカという国がようやく目覚め、いまこそ立ち上がり、民主主義の声を上げ始めている、そう感じました。映画などで見ることがあるアメリカの正義の姿がありました。
 声をあげる州はまだ続きました。アリゾナ州、アイダホ州、ワイオミング州、オハイオ州……最終的には21州が名を連ねました。
 そのうえに、106人の連邦下院議員もこれを支持します。さらには、被告側の州のペンシルベニア州の州議会も加わりました。
 しかし一方、残る州のうちの22州が、不正4州の側を支持することを表明し、意見書を提出しました。これによって、まるで国がまっぷたつの分断、南北戦争の再来だという声があがりました。

 さて、最高裁は12月10日午後3時までに被告州に弁明を提出するようにと命じていました。その弁明書は提出されましたが、訴訟の内容に対する弁明ではなく、この訴訟が起こされたこと自体に対する苦情のようなものでした。テキサス州がこのような訴訟をするべきではなく、最高裁判所もこのような訴訟を扱うべきではない、とそのような内容です。

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記事:https://www.cnn.co.jp/usa/35163703.html

 これを読んで、トランプ支持者たちは勝利を確信したのではないでしょうか。実際にそのような声が多く聞かれました。なにしろ、まともな弁明にはなっていないのですから。
 結果はすぐに出ました。
 12月11日、連邦最高裁判所はテキサス州の訴訟を却下します。
 判事9人全員が意見を一致させました。

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記事:https://www.cnn.co.jp/usa/35163761.html

 原告適格の欠如が理由、ということになっています。テキサス州にこの提訴を行う資格はない、ということでしょうか。つまりは、被告4州が提出した弁明書の言い分が認められたということになるのかもしれません。正直なところ、私もテキサス州が正しいと思えており、審議拒否される理由にはあまり納得できていないのですが。

 ペンシルヴェニア州のジョシュ・シャピロ州司法長官は「この訴えはこの国の選挙プロセスを乱用しようとする反乱扇動的なもの」と、ミシガン州のダナ・ネッセル州司法長官は「一個人の欲求」とおかしなことを述べています。テキサス州の訴訟がそんなものでないことは明白なのですが。
 ナンシー・ペロシ―は「憲法を支え守るという自らの誓いを遂行する代わりに、憲法を覆し、この国の神聖な民主主義の機構に対する国民の信頼を損なおうとした」と言っているのですが、これも事実とはまったく正反対ですね。憲法違反をしている相手を訴えることがなぜ「憲法を覆す」ことになるのか、理解しがたいところがあります。

 ともかくこの結果にトランプ支持者たちは打ちのめされ、信じられないものを聞かされる心地でこのニュースを聞いたことと思います。この訴訟に対する期待はそれほど大きいものがありました。これに勝訴すれば逆転の可能性はかなり高く、しかも敗訴する要素はなにもないように見えました。しかし敗訴になるどころか、またもや門前払いされてしまったのです。
 そしてこの結果が、12月12日のワシントンDCでの大規模な集会で行われた「連邦最高裁判所に対するデモ」へとつながっていきます。トランプがヘリで上空に現れたあの集会デモです。

 一方、トランプ陣営は、この結果に憤ってはいたものの、決して焦りは見せていませんでした。むしろまったく平然としていたようです。あくまで想像ですが、テキサス州が起こした訴訟は思いがけない「棚からぼたもち」であって、もともとトランプ陣営の作戦ではなかったものなので、それほどの痛手はなかったということなのかもしれません。

 ところで、12月11日、テキサス州司法長官オフィスに、収賄と職権乱用疑惑でFBIの捜査が突然入りました。偶然かもしれませんが、タイミングがあまりにも合致しすぎているのが気にはなりますね。ちなみに司法長官は不正行為を否定しています。

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機械翻訳:FBIは、内部告発者の申し立ての後、テキサスAGの記録に対して召喚状を発行します:報告http://hill.cm/Nl8jNar

 また、テキサス州のアレン・ウェストが「この訴訟を退けることで連邦最高裁は、州には違憲な行動が認められ、自らの選挙法に違反しても良いのだと表明した」と述べ、「法を順守する諸州は団結して、憲法を守る州の連合を結成した方が、場合によっては良いのではないだろうか」などとも述べていたのですが、テキサス州共和党の議長は実際、この後、アメリカ合衆国から脱退を求める声明を発表してしまいました。もっともテキサス州はかなり以前から脱退の動きは見せているようですね。機会をうかがっているようにも思えます。

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機械翻訳:ザ・@TexasGOP 最高裁判所の判決を受けて、脱退を求める以外のすべての声明が出ています。「おそらく、法を遵守する州は、結束し、憲法を遵守する州の連合を形成する必要があります。」

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記事:https://www.washingtonexaminer.com/news/texas-gop-floats-secession-after-supreme-court-defeat

 ともかくこれで、大きく期待されていた訴訟はあっけなく露と消えました。もう12月11日です。これで大統領が決まると言われている選挙人投票日は12月14日です。刻々と期限が迫ってきています。
 追い打ちをかけるように、マスメディアは、トランプの大統領選の結果を覆す試みは絶望的になった、と書きたてました。

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記事:https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20201212-34358475-bloom_st-bus_all
元の記事:https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-12-11/supreme-court-rejects-trump-bid-to-overturn-election-results

 もう駄目なのでしょうか。
 もうなにも打つ手はないのでしょうか。
 一瞬そんな暗い空気が流れ始めますが、それを吹き飛ばすような声があがりました。シドニー・パウエルでした。

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機械翻訳:注意を払う!で緊急申告をしました#SupremeCourt今夜のために#Georgia&#Michigan 。提出します#Arizona#Wisconsinまもなく。これらの事件は憲法上の問題を提起し、大規模であることが証明されていま #fraud。私たちの原告は#standing #WeThePeople許可しません#rigged選挙

 ジョージア州とミシガン州を連邦最高裁判所に緊急提訴した! アリゾナ州とウィスコンシン州もまもなく提訴する、とパウエルは告げました。
 また、ナショナル・ファイルに「原告が当事者適格を有する訴訟を提起する」とも告知しています。これはテキサス州を「当事者適格がない」という理由で退けた連邦最高裁判所に対するものですね。つまり、当事者適格がないということでテキサス州は退けた。しかし私には当事者適格がある。当事者適格を有するこちらの訴訟を退けることはできない、ということを言っているのです。

 また、11月13日にリン・ウッドがジョージア州で起こしていた訴訟があったのですが、これも州の裁判所を経て、12月11日、このタイミングで最高裁判所に到達しました。

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機械翻訳:ついに合衆国最高裁判所に出廷!

 さらにまた、これもよりも3日ほど前ですが、トランプも動いていました。トランプとペンスです。
 トランプとペンスが、ウィスコンシン州のミルウォーキー巡回裁判所に訴状を提出し、バイデンとカマラ・ハリスを訴えました。現役の大統領と副代表が、大統領候補者と副大統領候補者を訴えたのです。これもまた前代未聞です。内容は、ミルウォーキー郡とデ-ン郡の選挙結果に不服を申し立てるものでした。

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記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=12061

 ただ、これがなにを意味しているのか、よくわからない節はあります。トランプ自身が直接動いたのはこれが初めてです。しかもペンスも一緒です。前代未聞の動きには違いないのですが、1州の選挙結果に対するものにすぎず、あまり大局に影響のない訴訟のようにも見えて、なぜこの行動を起こしたのか腑に落ちていないところはあります。なにかの伏線で、のちに意味をもってくるのでしょうか?
 もしかするとそうかもしれません。トランプは実は目先の出来事だけでは動いていず、かなり先を読んで網をめぐらせていると言われています。これをもって、四次元チェスの達人である、と言われているようですが。四次元にて行うチェスで勝利することができる天才だということのようです。

 ともかく、トランプ陣営の打つ手はまだまったく尽きていないようでした。


12.選挙人投票

 12月11日にシドニー・パウエルがジョージア州とミシガン州を連邦最高裁判所で提訴しましたが、これは、11月25日にそれぞれの州で起こしていた大規模な"クラーケン"訴訟が最高裁にまであがってきたものと思われます。

 最初に11月25日に州で起こしたその訴訟ですが、12月7日、これは両方ともそれぞれの州の地方裁判所にあっけなく訴えを退けられています。ジョージア州では、「原告には訴訟を起こす資格がない」「訴訟を起こすのが遅すぎた」などという理由による却下。ミシガン州では、「この訴訟は、原告が求める救済とは異なる」「これはこの裁判所の権限を超えており、政府に対する信頼に関するものである」「原告の主張は憶測と推測に他ならない」などというような理由。

 このあとの動きがうまく追跡できていないのですが……通常で言いますと控訴裁判所に上訴されるはずなのですが、その形跡は見当たらず、代わりに、控訴裁判所を迂回したという話は散見しています。地裁の結果が出たのが7日で、最高裁に提訴したのは11日ですから、このあいだに控訴裁判所が入っているということもなさそうです。ですので、スキップして一気に最高裁判所にあげたように思えます。
 ともかくこういう状況で、12月11日にジョージア州とミシガン州、12月12日にはアリゾナ州をパウエルは提訴しました。その後さらにウィスコンシン州も提訴しています。

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記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=12360
記事内動画:https://youtu.be/azx7DKahoLw

 同じく連邦最高裁判所にあがってきたリン・ウッドの訴訟についても少し戻って書いておきます。
 リン・ウッドは、11月13日、彼個人で訴えを起こしていました。訴訟内容は、ジョージア州の州務長官ラフェンスパーガーと選挙管理委員会を訴えるもので、不在者投票の集計方法変えたのが違憲と主張するものです。テキサス州が起こしたものと少し似ていますね。
 ひとりで動いたのは時間が貴重であるため、とあとで言っています。機動性を考えたのでしょうか。ちなみに、リン・ウッドはジョージア州の弁護士で、また厳密にはトランプ弁護団の一員ではありません。仲間ということでトランプ陣営と言ってもいいようには思いますが。

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機械翻訳:私は本日、ジョージア州務長官による2020年3月6日の同意合意により、ジョージア州11/3の総選挙が違法となることを立証するために、アトランタの連邦裁判所に訴訟を起こしました。
私は確立された法律の下にいます。

 11月13日に連邦地方裁判所に出したこれは、「この選挙による直接の不利益がない原告がこれを訴える法的根拠がない」などということで却下されています。それを受けてリン・ウッドは、11月25日、第11巡回控訴裁判所に上訴しますが、やはり却下されてしまいました。「原告はジョージア州の選挙結果を訴える法的立場にない」というようなことで、結局地裁と同じようなことでしょうか。とにかくそれで今度は連邦最高裁判所に上訴し、そして今度は受理されました。これが、12月11日のこのツイートにつながります。

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機械翻訳:ついに合衆国最高裁判所に出廷!

 ただ、リン・ウッドはこの結果の応答を、12月14日の選挙人投票日の前、遅くとも1月5日のジョージア州上院投票日の前までに、と迅速な対応を求めていたのですが、残念ながら1月11日に設定されているようです。

 そして、12月14日。進行中の複数の訴訟をかかえたまま、選挙人投票の日を迎えました。各州で決まった選挙人たちが集まって投票を行う日です。
 通常、当確が出されたままに票を入れていくのでここで結果が変わることはないようです。ですので、この日までに選挙人をなんとか変えようとトランプ陣営は法廷闘争を繰り広げてきたのでした。ですが、訴訟はいまだ進行しているものの、実際に選挙人を入れ替えることはできていません。もうなすすべがないような状況です。

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記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121400770&g=int

 ところが、直前になって、問題になっている州たちで動きがありました。各州の共和党が独自に選挙人を選び、その選挙人たちが全員トランプに投票したのです。ペンシルベニア州、ジョージア州、ミシガン州、ウィスコンシン州、アリゾナ州、ネバダ州……そして問題の州には入っていなかったニューメキシコ州までもが。

 各州の共和党はこれまでトランプ陣営や支持者たちから「不正を目の当たりにしていながらなにもしない」と批判され「勇気を出して立ち上がれ」と叱咤されていました。デモなどでもそういう声があがっていました。その彼らがようやく立ち上がったのです。
 言うまでもなく、この行動は、われわれはこの選挙結果を認めない、という意思表示でしょう。これは不正選挙であり正しい結果はこちらだ、という意味です。

 ですが、ここで投票した彼らは正規に選ばれた選挙人ではありません。動くのが遅かったともやはり言えます。一方、投票箱の中には正規の選挙人が投じたバイデン票も入っているはずです。つまり重複して入っている状態です。そしてどちらが集計される票かというと正規の票であることは確実と思われます。ただ、その正規の選挙人が「不正に選ばれた選挙人」であるなら話は変わってくるのかもしれません。この選挙が不正であると判定されて周知されるのであれば、おそらく事情は変わるのでしょうし、そうなると、もしかするとこの抵抗にも意味が出てくるかもしれません。

 ここで行われた投票はすぐには開封されず、1月6日まで封印されます。結果は1月6日まで出ないということです。
 重複して選挙人を出した7州に関しては、トランプが有効になるかもしれずバイデンが有効になるかもしれない、あるいは両方破棄されるかもしれない、という、いわばシュレディンガーの猫の状態になったのです。
 どうやらまだトランプにチャンスはあるようでした。
 少なくとも、確固たる事実として大統領はまだ決まっていません。
 しかし、マスメディアはバイデンの勝利をにぎやかに報じました。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/55312141

 バイデンは選挙人を306人獲得、トランプは232人を獲得した、ということになっています。この時点では投票箱は開封されていないのですが。

 なんにせよ、これを受けてバイデンはスピーチを行います。トランプたちを非難し、国民に融和と団結を呼びかけ、民主主義は勝ったと述べ、「わが国の制度への信頼は保たれた。選挙は損なわれていない。今こそ次に進む時、団結と修復の時だ」と訴えて、「ページをめくる時がきた。団結し、傷を癒やすために。これまで述べてきたように私はすべての米国民のための大統領になる」と演説を行いました。

バイデンのスピーチ(フル)※英語音声、字幕なし

 11月7日に当確として勝利宣言のスピーチを一度しているせいか、こちらのスピーチはあまり注目されなかったような気がしますね。動画にしてもあまり残されていないようです。

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記事:https://www.cnn.co.jp/usa/35163863.html


13.連邦最高裁判所の壁

 選挙人投票も終わり、一般世間的(妙な言い方ですが)には、大統領選はすっかり終わったという雰囲気になったようです。もちろんバイデンの勝利です。このときまでまだ祝辞を出していなかった国も祝辞を贈りました。
 けれど、実際にはトランプ陣営の闘いはなおも激しくなりつつ続いていました。

 シドニー・パウエルが4州を訴えた連邦最高裁判所における提訴のその後ですが、ジョージア州とミシガン州のぶんはひとまず受理されたものの、1月14日まで審理されないということになりました。
 選挙人投票による結果を開票して大統領が決まってしまうのは1月6日ですので、それまでに迅速に審理するよう求めたということですが。これでは間に合いません。1月6日までに決着すべき案件ということは当然裁判所も知っているはずで、これに作為的なものを感じないでいるのは無理というものですね。
 前の章に書きましたが、ジョージア州を訴えたリン・ウッドの審理も急がせたにもかかわらず1月11日に設定されてしまいました。同じ状態です。
 また、残るアリゾナ州とウィスコンシン州のぶんは却下されました。その理由は述べられていないようです。
 この状況をパウエルは苛立った様子でツイートしています。電話も返してこないと怒っていますね。

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機械翻訳:ザ・#SupremeCourt電子ファイリングシステムは、私たちの緊急請願書が#Georgia&#Michiganしかし、1月14日まで州の応答がない遅い歩行!
今日それは最終的に私たちを提出しました#Arizona&#Wisconsin金曜日に提出された緊急請願は、不可解にそれらを拒否しました

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機械翻訳:それらは土曜日の朝に電子的に提出され、すべてのコピーが手渡しされ、料金が支払われました。
#SupremeCourt 店員は理由を言うことを拒否し、電話を返しません!
何が起こっている??
前例のないプロ意識の欠如
@realDonaldTrump @GenFlynn @POTUS @Scavino45

 また、12月20日、トランプ弁護団(ジュリアーニたち)も連邦最高裁判所に提訴しました。私のこの記事には書いていませんでしたが、トランプ弁護団はこれまでペンシルベニア州の最高裁判所に何度か提訴しては退けられてきていました。その再審を連邦最高裁判所に求め、ペンシルベニア最高裁で下された3つの判決を覆すことが目的です。
 その3つの判決には以下のことが含まれていました。

 ・開票時、選挙職員による郵便投票の署名の信憑性の確認の禁止
 ・郵便投票の不正行為に対して選挙チームが異議を唱える権利の廃止
 ・郵便投票において署名・住所・日付を正しく記入しなければならない法律の撤廃

 つまりはわざわざ不正できるようにした判決だったのですね。
 トランプ弁護団は「この3つの判決はペンシルベニア州議会の法律に違反し、260万もの違法な郵便投票に関連している」と声明のなかで述べています。
 また、12月24日までに回答をもらえるよう迅速な処理を最高裁に求めました。視界の先にあるのは1月6日です。クリスマスからアメリカは休暇に入りますからこれでギリギリの日程となります。

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記事:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201221/k10012775201000.html

 12月24日。
 回答はありませんでした。
 12月23日に受理はしました。けれども連邦最高裁判所が回答締め切りに設定したのは1月22日でした。
 これも同じです。リン・ウッドの訴訟とも。パウエルの訴訟とも。
 1月6日には間に合いません。
 1月6日には大統領は決まってしまうのです。
 大統領の就任式は1月20日です。
 大統領選の結果に影響する訴訟を大統領の就任式よりもあとに設定してきたのはなぜでしょうか。
 絶対に間に合わせなければならないとわかりきっている案件を、「迅速に」との要求にもかかわらず、「すべて」1月6日以降に設定してくるのは、はたして偶然なのか、と疑念をもってしまうのは仕方のないところでしょう。

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記事:https://www.visiontimesjp.com/?p=12752&

 連邦最高裁判所と言えば、テキサス州が起こした大きな訴訟も忘れてはいけません。ほかの州も支持して巨大なうねりとなった訴訟です。確実に勝訴するといく意見が多数でしたが、連邦最高裁判所は審議に入ることすらなく、門前で却下してしまいました。
 連邦最高裁判所のこの判断は当然だと賢しらに言う人たちもいましたが、どちらかと言うとやはりこれにも疑問の声が多く聴こえました。原告適格の欠如が却下の理由でしたが、多くの人がこれはこじつけの理由であるように感じていました。

 そして、これには後日談があります。
 まず、噂されていたのは、連邦最高裁判所は逃げたのだろうということです。別にバイデンの味方をしたというわけではありません。ただ、判断を下すことから逃亡したのです。
 これを裏付けるように、連邦最高裁判所のジョン・ロバーツ首席判事に関するちょっとしたスキャンダルが出てきました。

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機械翻訳:テキサス選挙人団:「裁判官は密室に入った...テキサス州の訴訟が提起されたとき、ロバーツ裁判官と他のリベラルな裁判官が主張しているように壁から叫び声が聞こえたと彼は言った...彼らが正しいことをしたらどうなるかを恐れた。 。道徳的な臆病」

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記事:https://archive.vn/bZCNv
記事の一部機械翻訳:
裁判官は、標準のように、密閉された密閉された部屋で会合しました。通常はとても穏やかですが、今日は廊下の至る所で叫び声が聞こえました。彼らは電話会議が安全であると信じていなかったので、彼らは直接会いました。
ロバーツ裁判長は叫んでいた。
「この事件を聞いたら、あなたは暴動の責任を負うつもりですか?」
「ブッシュ対ゴア事件について私に言わないでください、私たちは当時暴動に対処していませんでした」
「あなたはここでのあなたの役割がニールであることを忘れています、そして私はもう二人の裁判官から聞きたくありません。あなたがどのように投票するかをあなたに話します。」
クラレンス・トーマス判事は「これで民主主義の終わりだ、ジョン」と言います。

明らかに、ロバーツ裁判長はATNIFA /左翼の暴動に脅かされています。さて、彼は右翼のいくつかの行動によってもっと脅迫できるのではないかと疑問に思う必要がありますか?

 要するに、最高裁の一室で、ロバーツ首席判事がほかの判事に向かって、「この訴訟を受理したら暴動が発生する。あなたたちはその暴動の責任を負えるのか?」と怒鳴る声が部屋の外まで漏れ聴こえていた、という話です。
 つまり、この訴訟を審議すれば選挙不正が明らかになり、トランプの勝利につながる。そしてそれらに対して暴動が起こる。我々はそんな責任は負えない。だから受理してはならない。そういうことでしょう。
 これは、テキサス州の共和党の選挙人のマット・パトリックが暴露した話です。

 これに対して、最高裁の広報は「パンデミックで建物が閉鎖された3月以来、最高裁は電話で遠隔会議を行なっている」「判事は何箇月も互いに直接会っていない」と言っています。
 マット・パトリックの話はデマだと言っているわけですね。
 最高裁のウェブサイトにも声明が貼られています。

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一部機械翻訳:
11月と12月の電話会議の議論の音声に関するメディアアドバイザリー
裁判所は、11月と12月のセッションに予定されているすべての口頭弁論を電話会議で審理します。 COVID-19に対応する公衆衛生ガイダンスに従い、裁判官と弁護士はすべて遠隔地で参加します。口頭弁論は午前10時に開始する予定です。複数の事件が審理される日には、2番目の事件が始まる前に3分間の休止があります。

 マット・パトリックの暴露は証拠のないもので、これに対して最高裁は公式に声明を出しているのですから、ひとまず、マット・パトリックの話はデマであると受け取るべきのようには思います。本当の真実がどうであったにせよ、ひとまずは。

 ただ、リン・ウッドが、「8月19日、ジョン・ロバーツ判事は、トランプを絶対に再選させない、と話していた。スティーブン・ブライヤー判事と、トランプを落選させる方法について話し合っていた」というツイートもしています。

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機械翻訳:議論する中で @realDonaldTrump 8/19の電話での会話で、ジョン・ロバーツ判事は「母親のf#* kerが二度と再選されないようにする」と述べた。
ロバーツはスティーブン・ブレイヤー裁判官と電話で会話し、トランプを投票させる方法について話し合った。

 リン・ウッドは証言者を保護するためこの情報源について明かしてはいません。ですので、これも証拠がないと言えばない話です。しかし、作り話であるとするには具体的でありすぎますし、弁護士であるリン・ウッドが根拠のないでまかせを安易に言うとは考えにくいものはあります。

 いずれにせよ、法の最後の砦とも言える連邦最高裁判所がなにかおかしなことになっているのは間違いないように思えます。
 連邦最高裁判所はもともとはトランプ陣営に期待されていた場所でした。トランプは最初から「最高裁でやりましょう」と言っていました。現在の最高裁の判事はトランプ側のほうが多く有利とも見なされていました。選挙不正は明白である以上、負けるはずもありません。
 けれども蓋を開けてみれば、審議すら行わず、あるいは、必要な刻限を遅延させる、という状態でした。そして最高裁のこの態度により、下位の裁判所たちがトランプ陣営の訴訟をほぼすべて審議拒否(却下)してきたことについてもまた改めて考えざるをえません。
 これを、この結果はトランプの主張が間違っているということだと言う人がいます。たとえば大手マスメディアはほぼそういう姿勢を取っています。反トランプの人たちもです。しかし本当にそうでしょうか。

 リン・ウッドは、「汚職と欺瞞が米国最高裁判所長官に到達した」と悲しいツイートをしています。

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機械翻訳:汚職と欺瞞は、私たちの国で最も強力な役職、つまり米国最高裁判所長官に到達しました。
これは私たちの国にとって悲しい日ですが、私たちが目を覚まして真実に直面しなければならない日です。
ロバーツは、SCOTUSが選挙事件に対応していない理由です。他の関係者。

 トランプはその数日後、「合衆国最高裁判所は、2020年の大統領選挙で行われた大規模な不正選挙に対して、完全に無能で弱い」とツイートしました。

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機械翻訳:合衆国最高裁判所は、2020年の大統領選挙で行われた大規模な不正選挙に対して、完全に無能で弱い立場にあります。私たちは絶対的な証拠を持っていますが、彼らはそれを見たくありません-「立っている」ことはありません、と彼らは言います。腐敗した選挙があったら、国はありません!


14.マイケル・フリン、ハンター・バイデン、その他の話

 今期の大統領選では同時多発的に実にさまざまなことが起こっていますが、すべてを時系列に並べてきちんと書いていくと混沌としすぎてしまうかと考え、私のこの記事では、とりあげたい件についての流れを理解しやすいような書き方をなるべくしています(の、つもりです)。
 そのせいで、とりあげていない事柄もたくさんあります。それらの中でも特に重要ないくつかについて少し拾います。

 まずは、マイケル・フリンについて触れます。
 フリンはこの記事でもすでに登場はしていて、大規模デモでスピーチを行った人です。軍人であるため、フリン将軍と一般的によく呼ばれています。トランプ政権においては、大統領補佐官(国家安全保障問題担当)でもありましたが、ロシア疑惑によりすぐに辞任に追い込まれました。2017年のことです。

 このロシア疑惑(ロシアゲート)は、2016年の大統領選においてトランプを勝利させるために、ロシアがサイバー攻撃や世論工作によって選挙干渉を行った、という疑惑です。これをつかってマスメディアたちは3年ものあいだ執拗に攻撃し続け、この疑惑にトランプは苦しめられました。この事件の内容についてはここでは本旨ではありませんので省きますが、結論だけを書きますと、この証拠は結局なにも発見されず、すでにトランプは無実であるとされています。それどころか、前大統領バラク・オバマがこの疑惑をでっちあげたという見方のほうが濃厚になっています。これをもってこの一連の事件は「オバマゲート」とも呼ばれています。

 このロシアゲート(オバマゲート)の犠牲者のひとりになったのが、フリンです。
 2016年にさかのぼりますが、2016年の12月、大統領補佐官に任命される見込みのフリンはロシア大使と電話会談を行いました。ここで、フリンは「ロシア制裁に対して状況を悪化させないように求めた」とされ、これはローガン法(許可を受けない民間人が外交交渉に介入することを禁じる法律)に抵触すると問題視されました。これに対し、フリンはそんな要求はしていないと否定をしたところ、その否定が虚偽の供述であるということで罪に問われてしまいます。そして司法取引に向かい、フリンは罪を認めて有罪になるのですが……

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記事:https://www.bbc.com/japanese/42202810

 そこに現れたのが、シドニー・パウエルです。この司法取引はおかしいとパウエルが疑義を呈しました。実際、これらはすべて罠であったことがのちに判明していきます。この司法取引自体、フリンを有罪にして葬り去るためのものだったのですね。それからパウエルはフリンの顧問弁護士となります。
 それからフリンの闘いが始まりました。敵は巨大でした。FBIです。フリンはこの闘いで全財産を使い果たし、自宅も売り払ってしまいます。

 事が起こってから約2年後、FBI捜査官の当時のメモが流出して、それがきっかけとなってFBIの捜査に問題があったことが明るみに出ました。偽証の供述を行ったということが偽だったのです。というか、「偽証させる」ためにFBIが策略をめぐらせていたことが暴かれました。当時、トランプ大統領は「FBIがフリンを罠にかけるため偽証をしむけた」としてFBIを強く非難しています。
 さらには、この事態の急変に対してあわててオンライン会議を行ったオバマの音声もリークされました。オバマがこの事件の裏に存在しているということですね。

 それにしてもなぜこんなことが起こったのか?
 フリンはもともとはオバマ陣営の人間でした。寝返ってトランプ陣営側にやってきたのですが、それを快く思わなかったオバマがこれを仕掛けたものとの見方が一般的なようです。オバマ政権の中枢にいたフリンは、隠蔽されているさまざまな事情を知っているものと考えられています。それらの情報も持ったままトランプ政権に入られると困ったことにもなるかもしれません。そこで身動きできなくなるように罠をしかけた、というわけです。このあたりはまだ完全には実証されていない「事情」ですが。

 ともかくそれで司法省はフリンへの起訴を取り下げました。
 けれどもなぜか連邦地方裁判所のエメット・サリバン判事は引き下がらず、フリンの起訴を有効にしたままでした。もちろんこれは不当な扱いであり、異常な状況です。フリンは無実なのですから。
 それをこのたび、11月25日、トランプがフリンに全面的な恩赦を与えると発表し、フリンを開放しました。この恩赦によってフリンは完全に自由の身になりました。感謝祭の日です。

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記事:マイケル・T・フリン将軍が完全な恩赦を与えられたことを発表することは私の大きな名誉です。おめでとう @GenFlynn そして彼の素晴らしい家族、私はあなたが今本当に素晴らしい感謝祭を持っていることを知っています!

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記事:https://jp.wsj.com/articles/SB10793175384125413674804587121920155051782

 長年苦しみ、全財産を失いもしたフリンは、この恩赦に深く感謝して正式な声明も出しました。

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機械翻訳:この「イノセンスの恩赦」は歴史的であり、心から感謝されており、私たちの国では二度と起こらないはずです。私は本日遅くに個人的な声明を発表します。私の家族は昨日発行しました。
ありがとうアメリカ
幸せな感謝祭七面鳥(鳥)
1歴代誌16:32–34

 声明の本文は下のリンク先で読めます。
 ところで、この写真はとても好きです。フリンが味わわされてきた苦しみ、冤罪からの開放、これからの未来、支援者や家族への愛情、自由というだけの素朴な幸福、そういったものがこの写真にすべて現れているような気がします。

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記事:https://uncoverdc.com/2020/11/26/a-personal-statement-from-general-flynn-to-america-faith-family-and-friendships/

 上で紹介している社説にも書かれていますが、この恩赦は疑問の余地なく正しい行為です。しかし、いまだフリンを悪く思い、恩赦したトランプを批判している人も、さすがに数は少ないですが存在しています。そのこともあってこの一連の話はぜひとも書いておきたかったのですが、また、このオバマゲート事件は今期の大統領選に非常に深い関係がある、ということも書き添えておきます。むしろ現在起こっているこの大規模な不正選挙に至るまでずっとオバマゲートが続いているという見方すらできるのかもしれません。

 ところで、トランプがここでフリンに恩赦を与えたことには、トランプの戦略も見えます。前にも書きましたが、フリンはオバマ政権側の闇を知っている可能性の高い人間です。冤罪から解放されたフリンはおそらくトランプに深い恩義を感じていることでしょう。そして苦悩が消え去ったいま、フリンはおそらく全力でトランプのために動くことでしょう。
 さて、フリンの話はこれくらいにして、次に移ります。

 12月4日頃ですが、「これまでウォール街を通してアメリカの政治に影響力を持ってきたが、大統領がトランプに変わってからままならなくなった」などとスピーチをしている中国の教授の映像が流出しました。バイデンに賄賂を贈ったことを自慢などしています。
 それだけと言えばそれだけで、この先に広がるニュースはないのですが、これはつまりチャイナマネーでアメリカに強い影響力を持ってきたということで、とんでもない話です。そして、実際に大金に惑わされて不正選挙に関与している人間が多く存在していることを考えると、この大統領選の隅々にやはりつながってきている話であることがわかるかと思います。
 ここで重要なのは、彼らは間違いなくそれをやっているのだ、ということです。

中国学者の暴露についてのニュース動画

 ツイートからになりますが、当の映像もご紹介しておきます。日本語に翻訳した動画もあったように思うのですが、すべて削除されたようです。この動画や、上のニュース動画も、いつ削除されるかわかりません。

 賄賂がらみと言えば、ジョージア州知事のケンプとカリフォルニア州知事のガビン・ニューソムが、巨額のマネーロンダリングを行ってキックバックを受けていたという情報も出てきました。
 COVID-19対策のためのフェイスマスクや防護用品を中国から大量購入したのですが、実際には品物は届かなかったり、ごくわずかな量であった、といいます。その差額を彼らは自分の口座に入れていた、という話です。
 ケンプに関しては、ドミニオンの購入についても疑惑があり、またパソコンを大量購入していたという話なども出てきていて、もはや驚きもなにもなくなってきていますが……。
 このふたりの記事が出ているのは12月9日ですが、ニューソムに関しては7月7日にすでに記事になっていたようです。

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12月9日の記事:https://www.naturalnews.com/2020-12-09-newsom-kemp-treason-colluding-communist-china-covid19.html

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7月7日の記事:https://www.naturalnews.com/2020-07-07-newsom-wired-half-billion-communist-china-face-mask-money-laundering.html

 マネーロンダリングと言えば、ジョー・バイデンの息子、ハンター・バイデンをここで無視するわけにはいきません。
 ハンター・バイデンにはもともと以前から数多くの黒い疑惑がありました。ハンター・バイデンのパソコンから出てきたデータに関する話……などもあるのですが、長くなってしまうので、ここでは省略します。
 それ以外の疑惑は、ふたつあって、ひとつは「ビジネスで中国企業に関わり、税務無申告の多額の報酬やダイヤモンドを贈られている」というチャイナ疑惑。もうひとつは「2014年からウクライナの会社の取締役に就任して巨額の報酬をずっと受け取っているが、やはり税務無申告」というウクライナ疑惑です。
 にもかかわらず、ハンター・バイデンはずっとまともに捜査されずに放置されてきました。この関連では、バー司法長官が、ハンターバイデンの汚職疑惑を意図的に伏せようと働きかけていた、という報道が出ています。記事内では、大統領選期間中に公開を避けるようとした」となっていますが、疑惑は以前からずっと事実上放置されてきたので、もっと前からこうした動きがあったと考えたほうがしぜんなように思えます。

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記事:https://jp.wsj.com/articles/SB11552629401133704016804587159181801586666

 長らく進展のなかったこの疑惑が、なぜか不意に動き始めました。
 最初に入ったのは米検察当局による税務調査です。しかしこれは単なる税務調査ではなく、ハンターの金の動きを調査し、マネーロンダリング疑惑にも手を伸ばす捜査のための第一歩であるように考えられそうです。

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記事:https://jp.reuters.com/article/usa-biden-hunter-idJPKBN28K06G

 ハンター疑惑の捜査が突然始まったのは、ジョー・バイデン下ろしが早くも始まったからではないかという意見が見受けられます。
 ジョー・バイデンは実は民主党からも大統領の器とは見なされてはいず、当選したあと、すぐになんらかの形で失脚させて、副大統領のカマラ・ハリスを大統領にあげる予定である、と言われています。それを見越して、バイデンを失脚させるための動きがすでに始まったのではないか、ということです。この見方が正しいという根拠はいまのところありませんが。
 ちなみに、あまり注目されていませんが、ジョー・バイデンの弟のジェームズ・バイデンにもこのタイミングで連邦捜査が入り始めました。

記事:https://www.foxnews.com/politics/joe-bidens-brother-james-federal-probe

 そして、ハンター・バイデンの汚職が世間に出るのを妨げていたバー司法長官は、12月15日、辞任を発表しました。12月23日付です。実は司法取引を行ったのではないかとも、事実上は解任ではないかとも言われていますが。

 賄賂の話題ということで、ミッチ・マコーネルについても少し触れておきます。
 ミッチ・マコーネルはトランプ側の共和党のトップに立つ議員ですが、12月15日、バイデンの勝利を認め、バイデンとハリスに祝意を表しました。繰り返しの言い方になりますが、共和党トップがバイデン勝利を、つまりこの選挙結果の正当性を認めた、という意味になります。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/55313599

 このマコーネルの言動は物議をかもしましたが、そのなかから、ミッチ・マコーネルに関する以前の記事が掘り起こされました。「マコーネルはドミニオン側から多額の寄付を受け取っていた」「ミッチ・マコーネルは投票の安全性を確保するための2つの法案を削除した」というものです。

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記事:https://www.newsweek.com/mitch-mcconnell-robert-mueller-election-security-russia-1451361

 なにかおかしな動きをしている者がいるので、その人の背後を洗ってみると必ず「つながり」が現れてくる、とそんな状況のようです。
 私のこの記事では特に目立って気になった人物しかとりあげていませんが、実際にはこういう人たちはかなりの数に及んでいます。

 さて、話はまた変わります。
 12月13日、突然、中国共産党員の195万人のリストが流出しました。少なくとも、「中国共産党員の名簿」と言われているものです。氏名、住所、生年月日、民族までが記載されたリストで、政府関連スタッフから民間企業にまで及び、一部では騒ぎになりました。
 ニュース報道もされています。

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記事:https://www.j-cast.com/2020/12/14401037.html?p=all

 騒ぎにはなりましたが、いまのところこのニュース自体はこれだけのことで終わっています。しかしこれも、タイミングがタイミングだけにやはり大統領選周辺になんらかの関係があるようにも思えてしまいます。

 名簿流出の騒ぎが発生してからすぐ……といっても翌日あたりだったと思いますが、全世界的にGoogleのサービスが障害になり使えなくなるという大規模障害が発生しました。Googleの影響によりYouTubeなども一時使用できなくなっていました。この障害は数時間もかからない程度で復旧しましたが、復旧したときには、インターネット上で公開されていた中国共産党員のリストが削除されていたということです。偶然なのか、別のなにかの関係があるのかは、わかっていません。

 また、その直後に当たるタイミングで、米サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)が緊急指令を発行しています。SolarWinds製品のOrion Platformがサイバー攻撃に利用されているので、SolarWinds Orion Platformをただちに切り離すように、というものです。サイバーセキュリティ会社FireEyeが自社の不正アクセスの調査を行っていたところ、このセキュリティーホールを発見したということです。
 CISAのこの緊急指令が出た翌日には、FBIがSolarWinds本社に捜査に入っています
 Googleの障害とタイミングが一致しすぎているのが非常に気になるのですが、いまのところこのふたつに関連性は見られません。

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記事:https://www.cisa.gov/news/2020/12/13/cisa-issues-emergency-directive-mitigate-compromise-solarwinds-orion-network

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記事:https://cafe-dc.com/security/solarwinds%e3%82%92%e8%b8%8f%e3%81%bf%e5%8f%b0%e3%81%ab%e7%b1%b3%e5%9b%bd%e6%94%bf%e5%ba%9c%e6%a9%9f%e9%96%a2%e3%81%b8%e3%81%ae%e4%b8%8d%e6%ad%a3%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%bb%e3%82%b9/

 SolarWinds製品を通じてハッキングしているということなのですが、SolarWindsは多くの政府機関、民間企業で使用されており、現在大きな問題になっています。これを書いている現在でも、いろいろと騒がれています。上の記事では、「ここ数年で最も深刻な事件」と書かれていますね。

 そして12月15日、ドミニオン社のCEOがミシガン州の公聴会に遠隔参加して、「ドミニオン社はSolarWinds社のハッキング利用されている製品を使用していない」と明言し、投票集計マシンに関する疑惑を完全否定したのですが……
 実はドミニオン社のWEBサイトにはSolarWinds製品を利用していることを記載していました。このあとでWEBサイトからこの記載は削除されたのですが、報道のほうが先であったのですでに証拠は取られています。しかもHTMLでソースを見るとまだ"SolarWinds"の記載があると暴かれています。

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記事:https://bonafidr.com/2020/12/15/%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3%E7%A4%BE%E3%81%AEceo%E3%81%8C%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%AC%E3%83%B3%E5%B7%9E%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E3%81%A7%E8%99%9A%E5%81%BD%E7%99%BA%E8%A8%80/

 これだけではまだ、ドミニオン社の不正を完全立証するのは難しいかもしれませんが、偽証し、さらに証拠隠滅を行っている時点で、やましいことがあるのだろうというのはわかりますね。
 いずれにせよ、ドミニオン社がどう言おうとも、ドミニオンのマシンが票を不正操作していることは、この数日前に行われた科学捜査によって立証されているのですが。


15.上院公聴会

 12月16日、上院にて公聴会が開催されました。上院国土安全保障政府問題委員会です。共和党中心の公聴会は各州で先日行われましたが、連邦政府としての公聴会は初めてのものとなります。マスメディアや一部の人がいかに「不正などというものはない」などと主張して印象操作をしようとも、実際にはそんな認識ではないことがわかります。
 委員長のロン・ジョンソンは、「明白な違反があり、充分な審査が行われていないため、多くの米国人は2020年の大統領選挙の結果が合法だとは考えていない。疑惑を解決する唯一の方法は、充分な透明性と国民に知らせることだ。それが公聴会の目的だ」などと声明を出しています。

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機械翻訳:明日は、2020年の選挙の不正を調査するための監視聴聞会を開催します。アメリカ人の大部分は、これが合法的な選挙であると単純に考えていません。それは私たちの国にとって持続不可能な状況です。
https://www.hsgac.senate.gov/examining-irregularities-in-the-2020-election

 これもまた長時間に及ぶ会となり、私もとうてい全部は観られていませんので、概要だけを記すにとどめますが……
 重要な不正の情報はひととおり挙げられたようです。
 多くの共和党議員がこの重大な選挙問題に言及して「詐欺が起こった。多くの点で選挙が盗まれた」という認識を示す一方、不正自体をあくまで否定する人たちもいました。ここのところで会が紛糾する場面が何度かあったようです。
 ことに、ロン・ジョンソンがピーターズ上院議員を「きみは嘘をつき続けている!」と激しく非難した場面は話題になりました。

上院公聴会でピーターズを激しく非難するロン・ジョンソン

 また、ジョシュ・ホーリー上院議員は、不正はないと主張する民主党議員に向かって、「みんな選挙権を奪われたと確信している。主要メディアや多くの議員はこの4年間なにを話してきた? ロシアゲートの話だ。これは本物のペテンだ。彼らはペテンを使って前回の選挙が不正だとずっと言ってきた。4年後、彼らは有権者に黙れと言っている。この選挙を疑うのは狂人だと言っている。あなたたちに言っておく。7400万人のアメリカ人は黙らない」などと述べました。

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 印象的な発言を少しまとめている動画がありましたので、下にご紹介しておきます。

上院公聴会におけるロン・ジョンソンやジョシュ・ホーリーたちの印象的な発言動画
上院公聴会フル動画

 この公聴会を見守っていたトランプは、クリス・クレブスは化けの皮を剥がされ、間違ってることが証明された」とツイートし、また、ロン・ジョンソンは素晴らしい仕事をしている」ともツイートしています。
 クリス・クレブスは11月17日に更迭された元CISA長官です。クレブスはCISAとして「いかなる投票システムにおいても、票の削除あるいは紛失、改変、その他いかなる方法によっても侵害された証拠はない」と発表していました。

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機械翻訳:クリス・クレブスは、2020年の不正選挙に関する上院公聴会で完全に興奮し、間違っていることが証明されました。大規模な詐欺は、機械、州外から投票する人々、不法滞在者、死んだ人々、署名なしなどで発生しました。

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機械翻訳:上院の公聴会がライブで行われています @OANN 、ちょうど行われた不正な2020年の選挙に関して。
@SenRonJohnson 素晴らしい仕事をしています。ネバダは証言に基づいて裏返されなければなりません!

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記事:https://jp.techcrunch.com/2020/11/18/2020-11-17-trump-fires-us-cybersecurity-official-chris-krebs-for-debunking-false-election-claims/


16.ナヴァロ・レポート

 トランプは多くの大統領令を出しています。そのなかでも昨今特に注目されている大統領令があります。
 2018年9月12日に出された大統領令で、 『米国の選挙で外国の干渉が発生した場合に特定の制裁を課す大統領命令』と題されています。

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米国の選挙で外国の干渉が発生した場合に特定の制裁を課す大統領命令:https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/executive-order-imposing-certain-sanctions-event-foreign-interference-united-states-election/

 全文は長いので翻訳は載せませんが、まずタイトルでおよその想像はつくかと思います。
 概要を簡単に書きますと、選挙が終わってから45日以内に査定を行います。「個人または代理人が選挙に介入する目的で、外国政府と結託して行動したか」の査定です。査定の報告者は、国家情報長官です。
 外国勢力からの関与があったと判明した場合、すべての資産を凍結されるという制裁が科されます。そのほかの措置もいろいろとあるようです。
 直接の関与はもちろん、資金提供や技術サポートを行った者などもこの対象となります。個人に限らず、事業者、団体全体も対象となります。

 トランプは選挙不正の発生は予測していました。そのため事前に行っていた対策のうちのひとつですね。
 この大統領令でなにより大事なのは、選挙がきちんと監査されるというところかと思います。誰がどのように印象操作しようとも、事実はどうなのかという調査が行われるというところです。
 制裁が行われる、となっていますが、結果的にはそれだけではなく連動して刑事訴追なども当然発動するのでしょう。

 ところで、12月の頭くらいからだったでしょうか……そして、12月14日の選挙人投票日が近づくにつれ、この大統領令と戒厳令に関する声が多く聴こえてくるようになってきました。支持者たちからの声はそれなりに以前からありましたが、目立ってきたのは、トランプ陣営からの声です。
 フリンは請願書を発表し、戒厳法を発布して、新たな選挙を行い、内戦の勃発を防ぐようトランプに呼びかけました。マケナニー将軍も「これはクーデターであり、国家反逆罪である」との認識を示しています。
 リン・ウッドは「この国は内戦に向かっている」と主張し、それからたびたび戒厳令を匂わせるツイートをしています。

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機械翻訳:おはようございます。
私たちの国は内戦に向かっています。サードパーティの悪役が彼らの利益のために作成した戦争-WeThePeopleのためではありません。
共産党の中国は、私たちの自由を奪うための悪質な努力を主導しています。@realDonaldTrump 戒厳令を宣言する必要があります。

 ひとつには、不正の規模があまりに大きすぎるからでしょう。ひとりかふたり、あるいは何十人かを逮捕すれば終わる、というような規模ではまったくありません。外国勢力の介入があるのも明白です。そして闇が深すぎました。闇が深く浸透しすぎていて、それで通常のやり方(つまり法廷闘争)で不正をただすのは困難なのかもしれないという考えも一部から出てきていたように思えます。
 そこで大統領令や戒厳令によって全権を軍に移し、一気に一網打尽にするほかないのではないのか、そんな声も出てきていました。

 12月4日には、現政権がマイク・ポンペオ国務長官が中国共産党に脅かされていることをツイートで述べ、そして、12月11日にはジョン・ラトクリフ国家情報長官がテレビに出演して、中国共産党の脅威を述べるとともに、COVID-19のパンデミックは中国共産党による大統領選への干渉を目的として引き起こされたものであることを断言しました。

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機械翻訳:ザ・@realDonaldTrump 政権はそれを明らかにしている-中国共産党によってもたらされる世界的な自由と民主主義への脅威は現実であり、米国はこの世代に一度の挑戦に立ち向かわなければならない。
中国共産党の脅威について語るジョン・ラトクリフ国家情報長官

 このラトクリフの発言は重要です。なぜなら『米国の選挙で外国の干渉が発生した場合に特定の制裁を課す大統領命令』によって選挙の監査を行って報告を行うことになっているのは、国家情報長官であるラトクリフだからです。そのラトクリフが「中国共産党の干渉」があったことをすでに公言しているのです。

 こうした状況で選挙人投票日に近づいていきました。多くの州をまきこんだテキサス州の騒動が動いていた頃でもあります。

 そんななか、12月13日、シドニー・パウエルがインタビュー動画にて、「私たちは外国による干渉の証拠を持っています。2018年の大統領令の発動に充分すぎるほどです。緊急事態下での権限により、大統領令は特別検察官を任命するべきです」などと述べました。


 プエルに呼応するかのようにリン・ウッドは12月14日に「戒厳令を命じるときが来た」とツイートしています。

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機械翻訳:主流メディアのCCPプロパガンダは人々に信じてもらいたい
@realDonaldTrump 米国政府の軍事クーデターを試みます。誤ったナンセンス。トランプ大統領は国と自由を救うために行動しなければなりません。選挙を片付けるために、外国干渉に関するEOに移り、戒厳令を命じる時が来ました。

 そしておそらくこれも12月14日でしょうか(日付は確実ではありません)、フリンもインタビューに答え、パウエルと同じようなことを言っています。
「我々は外国が選挙に介入したことの確実な証拠を握っている。ラドクリフ国家情報長官はこの旨を報告するだろう。そして私なら、2018年の大統領令の執行を提案し、特別な捜査官をしてこの問題を調査させる」。

 さらには、12月15日、「不正投票に対する途方もない証拠が出ている。私たちの国でこんなことはなかった」と嘆くトランプに直接パウエルは特別検察官の任命を要請しています。

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機械翻訳:はい、そうです。世界最大の犯罪。今すぐ特別検察官を任命してください!連邦および州の刑事違反の考えられる原因以上のものがあります。すべて#LEO国ではすべてを押し込めるべきです#Dominion装置
@LLinWood @PatrickByrne @BillWhiteNY @KrakenWood

 こんなふうに機運が高まっていき、トリガーになるラドクリフの報告書が注目されていました。選挙から45日以内に行われるということで、報告は12月18日が期限となります。

 けれども、明日にでも報告書が出るというところで、報告書の提出は遅れる、という情報が流れてきました。
 端的に言いますと、報告をまとめきれていないということです。外国勢力の介入に関して報告の内容がまだ充分ではない、ということのようです。
 充分でなければ報告は不発になってしまいかねません。たとえば「疑惑」で終わってしまう程度では不充分なのです。それでは「悪者」をみすみすのがしてしまうことにもなりかけません。誰をも有無を言わせず説得できる完璧な報告書が必要なのです。
 報告書は1月になるだろうということでした。
 完璧な報告書でないといけないことは理解できますが、やはり遅いと感じてしまいます。支持者たちは失望の声を漏らしました。

 ですが、ここで代わりに、ナヴァロ・レポートが出てきました。
 大統領補佐官のピーター・ナヴァロが不正選挙に関する、36頁に及ぶ調査報告書を公開したのです。
 この調査報告書は、不正に関するきわめて具体的かつ詳細な証拠や証言を多数提示し、不正がなければトランプが勝利していただろうと結論づけるものでした。
 支持者たちのあいだでは、このナヴァロ・レポートでもすでに「充分」なのではないのか? という声もあがっています。

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上の画像はナヴァロ・レポートの冒頭
ナヴァロ・レポート:https://bannonswarroom.com/wp-content/uploads/2020/12/The-Immaculate-Deception-12.15.20-1.pdf

 なお、戒厳令や大統領令の発動の機運が高まった様子を見て、一部の人は、トランプたちがクーデターを起こそうとしているなどと馬鹿げたことを言い出していました。言うまでもなく、逆なのですが。クーデターを起こされているのはトランプ政権です。そもそもクーデターとは体制側に対するものですしね。


17.マスメディアとSNS

 大統領選について非常に大きな影響力を持っていたのは、実はマスメディアやSNSです。マスメディアがこの大統領選をどのように報道してきたか、ということは、これまでにも端々に少し書いていますが、ここでまとめてとりあげます。

 マスメディアが行ってきたのは徹底した偏向報道です。これは、いま現在この記事を読んでいる人の大半が実際に体感していることと思います。私がこの記事に書いてきたことのほとんどは大手メディアではまともに報道されてきていません。アメリカのメディアに限らず、日本でも同じ状況です。また、関連した事柄を報じるときには必ずと言ってトランプが悪人であるという印象操作が執拗にされてきています。

 たとえば、トランプが12月4日に行った「最も重要な演説」を、CNNは、「不平不満を46分間にわたりまくし立てた」「数えきれないうそと陰謀論」「その目的は安全で公正な選挙という概念そのものを盛大に棄損し、平和的な政権の移行を阻害することにあった」「非常に悪質であり、極めて危険なこと」などと書き立てています。むしろこれこそ目を覆いたくなるようなひどい記事かと私は思いますが……

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記事:https://www.cnn.co.jp/usa/35163400.html

 大統領選において重要な不正があったことは疑いのない事実ですが、このように、マスメディアは「不正は存在しない」「トランプは根拠のない主張を続けている」「トランプは主張の根拠を示さない」といった論調で終始報じてきました。いま現在にいたってもまだこれは続けられています。
 言うまでもなく、トランプ(トランプ陣営)は何度ともなく不正の主張の根拠を示してきているのですが、そのこと自体をマスメディアは報じていません。たとえば、トランプの会見を映像で流すときでも途中でいきなり中断して「根拠のない主張だ」と断じるようなことをしてきています。
 自分たちが報じていないのですから、多くの人々には伝わりません。そこでマスメディアが「トランプは根拠のない主張を続けている」「トランプは主張の根拠を示さない」ともっともらしく記事にすれば、それを聞いた人々は、確かにそうだなと信じ、トランプはおかしいのだろうと思ってしまいます。
 マスメディアがやってきたのはそういうことです。

 しかも、ただ印象操作を行っているだけではありません。
 あくまで一例にすぎませんが、たとえば、CNNのアンカー=ダンレモンは「死者が投票したという話は嘘だ」と断言していますが、死者名義の票は実際に大量に発見されています。つまり、マスメディアこそが嘘を言っているのです。

 わかりやすい例では、11月8日、CNNはメラニア夫人が選挙の敗北を受け入れるようトランプを説得しているなどという報道を行いました。
 ですが、そのとき、メラニア夫人は「説得」とはまったく正反対のツイートを行っていました。

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記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110900248&g=int

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機械翻訳:アメリカ人は公正な選挙に値する。すべての合法的な-違法ではない-投票は数えられるべきです。私たちは完全な透明性で民主主義を保護しなければなりません。

 また、情報を追っている人のなかにはファクトチェックをひとつの指針としていることがあるのも見かけますが、残念ながらこのファクトチェックもあまり信用のできないものとなりつつあります。なぜなら、時として「彼ら」がファクトチェックを行っているからです。嘘を流している側の勢力が「その話は嘘である」「それは真実である」と保証しても信じられるわけがありません。
 私たちはいまやフェイクが蔓延する世界に生きているのです。このことを私たちは肝に銘じておく必要があります。

 ところで、なぜマスメディアはこうしたことをしているのでしょうか? というか、マスメディアがそんなことをしているのは本当ですか? という疑惑をもつ人がひょっとしたらいるかもしれません。これについては、先日発生した非常に重大なスキャンダルが参考になります。
 このスキャンダルを暴露したのは、非営利団体プロジェクト・ベリタスのジェームズ・オキーフです。オキーフはCNN内部で行われたオンライン会議を二箇月ものあいだ盗聴していました。そしてこの録音していた会議音声を公開し始めたのです。
 CNNの社長は録音されたこの会議のなかで、トランプをまともな人間のようには報道しないように、と命じていました。一方で、バイデンファミリーのスキャンダルについては報道しないようにと指示しています。さらには、トランプをなんとか敗北させる方法を話し合ってもいました。

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記事:https://www.epochtimes.jp/p/2020/12/65476.html
ジェームズ・オキーフが公開した動画のひとつ

 また、直接には関係のない話ですが、CNN司会者とバイデン陣営顧問が、中国のプロパガンダ国際会議に参加した、というこのような興味深い記事も出ています。

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記事:https://news.line.me/articles/oa-daikigen/69a40ed4cb68

 一方、SNSはマスメディアとはまた少し違ったやり方で大統領選に関与してきています。はっきり言ってしまいますと、言論統制の域に入ってきています。いくつかの例を挙げます。

 11月6日、Facebookが「Stop The Steal」のグループを削除したと報じられました。「Stop The Steal」は、大統領選の不正行為への抗議活動を呼びかけるグループです。「一部のメンバーは暴力を呼びかけていた」とFacebookは一応言っていますが……

 そして、Twitterは、トランプ陣営のツイートに、ことあるごと警告ラベルを貼り続けています。彼らが本当にまったく怪しげなツイートをしているのならともかく、そうではなく真実のツイートですし、なかにはそれこそまったく無害なツイートにさえ、警告ラベルを付けています。
 また、トランプ陣営のアカウントの「いいね」機能や返信機能を停止したり、制限したり、さらには一時凍結するようなことさえしてきています。
 12月1日には、公聴会の証人のアカウントを証言中に凍結しました。
 逆バイデン陣営の側のアカウントにはいっさいこうした処置は行っていません。

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機械翻訳:速報-Twitterはのアカウントを一時停止します @bobbypiton の公聴会で彼の証人報告をしている間#Arizona

 FacebookやTwitterのこうした動きについては、投票が始まる以前から問題になっていて、マスメディアも少し報じています。
 バイデン一家に関するスキャンダル報道の拡散を規制したせいで、有権者がこの時事を知ることができなかった、ということです。実際に、後日有権者にインタビューしたところでは、こうした話を知っていたらバイデンには投票しなかった、と答えた人が相当数いました。

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記事:https://www.bbc.com/japanese/54565258

 また11月には、米上院司法委員会にて、この件に関する公聴会が行われています。そこでそれぞれのCEOは強く批判されています。
 ……が、その後もあらたまっていません。CEOが制御できないところでこうしたことが行われているのか、あるいはCEOが指示しているのか、そのあたりは不明ですが。

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記事:https://www.afpbb.com/articles/-/3316538

 また、YouTubeは12月9日、不正選挙によってトランプが敗北したと主張する新規動画をすべて削除すると発表しました。バイデンが正当に勝利したのは歴史的事実なので、それに反する意見はデマであり、デマは削除する、という論理のようです。
 9日以前の動画は削除しないということなので言論統制と言えるかどうかは微妙ですが、ただ、YouTubeの主張とは異なって現実問題としてデマではありませんし、YouTubeがこれを発表した12月9日に大統領が決定していないのはまぎれもない事実ですので、YouTubeの論理はやはり正しくないと思えます。

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記事:https://japan.cnet.com/article/35163651/


18.トランプが闘っているもの

 こう言ってはなんですが、最初、私はこの大統領選は大変面白いことになっていると思いました。映画のような状況が起こり、二転三転し、目が離せないような状態です。ですが、すぐに、これは面白いだけで済む話ではない、いまとんでもなく恐ろしいことが起こっている、と気づきました。歴史史上に残る大事件です。
 いま、なにが起こっているのか?
 ここにまとめます。

 すべては、力づくでトランプ政権を倒し、独裁政権につながる体制を作るための謀略です。
 黒幕はDS(ディープステート)であると見なされています。DSはいわゆる陰謀論にもよく登場する概念ですが、ここではそういう「ありえない存在」のことを言っているのではありません。いわば世界の支配者層、権力者、超富裕層、などと思えば、まずは理解しやすいのではないかと思います。彼らは現実的に存在しています。
 このDSが、トランプ政権を倒すために手を組んだのが中国共産党です。
 中国、ではありません。中国共産党という独裁政党です。ここは大事なので絶対に混同しないようにして下さい。たとえば日本=自民党でないのと同じことです。ドイツ=ナチスでないのと同じです。問題なのはあくまで政党(集団)であり、決して人種差別や国民差別的な話ではありません。
 DSのほうから中国共産党に持ちかけたのか、逆なのかは、私にはわかりません。なんとなく、後者、つまり中国共産党が先に入りこんできて、利害が一致するので利用しようとDSが考えたような気はしますが。
 ともかくそれで、数年の時間をかけて、DSと中国共産党はアメリカ国内を侵食していきました。その手口は、大金であり、ハニートラップであり、そして、脅迫です。そうして、アメリカのいたるところに――そう、政権中枢はもとより、司法も、マスメディアも、彼らに侵されました。
 その結果が、いま私たちが見ているアメリカの姿です。
 明白な不正の証拠があっても「不正はない」と否定され、裁判所は訴訟をすべて門前払いしてまともに審議せず、トランプはまともでないとメディアが書き立て、そして不正によって選ばれた人間が大統領になろうとしている、この現実です。

 彼らの計画はずいぶん昔から進行していました。前回のヒラリー・クリントンとトランプの対決となった大統領選でもすでに計画されていました。ですが、ここではヒラリーが敗北してしまい、次は全力でトランプを潰す計画を立てました。
 それでこれほどまでに異常に大規模な不正が仕組まれたのです。そのための重要なキーのひとつとなるのは郵便投票でした。そこで選挙法も無理矢理に改正を行いました。郵便投票を推薦して不正しやすくするために、COVID-19を利用しました。投票日には何者かが有権者に電話をかけてまわって、郵便投票をするようにと言ってまわったという証言も出ています。そう、COVID-19も重要な役割を担っています。すべてつながっています。

 このまま彼らの目論見が成功すればどうなるのか?
 民主主義の崩壊です。
 選挙はもう意味がないということになります。
 実際にこのあと彼らは永遠に選挙に勝ち続けることになるでしょう。今回それができたのであるなら、政権をとったあとはそれを継続するのはもっと簡単なこととなるはずです。おそらくいろいろと法律を改正し始めることでしょう。
 トランプは今回は諦めて4年後に戻ってくればいい、という人もいますが、馬鹿げた意見です。「4年後」はもう存在しません。いまが最後の砦、ギリギリの瀬戸際なのです。
 そして、中国共産党の赤い息に染まった政権が無限の時間を手に入れたとき、世界はどうなっていくのか? アメリカという大国がそういう状態になったとき、世界はどうなるのか?
 敏感な人はもう気づいていることと思います。香港、台湾に対する中国共産党の圧力はすでに急速に高まっています。バイデン当確が世界に伝わったあたりから日本も急速に中国寄りになり始めています。危機はもう動き始めています。
 ところで中国共産党はなぜいけないのか? アメリカの代わりに付き合えばいいだけではないのか。そんなことを言う人もいるかもしれません。それもまた馬鹿げた言葉です。相手は独裁政権であり、チベットやウイグルにすさまじいジェノサイドを行っている政権です。すでにナチス以上のことをやっているとも言われています。そこに日本人が含まれたとしてなんの不思議もありません。彼らは「土地だけあればいい。人間はいらない」と言い放っています。なにより中国国民が中国共産党をおそれています。

 トランプはこうしたものを相手に闘っています。
 トランプvsバイデンという話ではありません。
 両候補者の政策の問題などでもありません。
 民主主義vs独裁主義・共産主義であり、これは正邪の闘いでもあります。
 この大統領選はただの大統領選ではありません。歴史に残るすさまじい闘いになっています。この決着次第で、間違いなく世界が変貌します。そんな危機に私たちはいま直面しています。

 ところで、このアメリカの状況と似たようなことが日本でも起こってはいないでしょうか。
 私はかなり似た状況が見られると感じています。
 たとえば、トランプがロシアゲートを捏造されて執拗にマスメディアたちに何年も攻撃され続けたように、日本でも不意に登場したなにかの疑惑で執拗にマスメディアたちに何年も攻撃され続けている政治家はいないでしょうか?
 たとえば、トランプが言葉の揚げ足を取られ、一部の言動の切り取り報道をされて「嘘つきのワルモノ」の印象を拡散されてきたのと同じようなことをされている政治家たちが日本にもいないでしょうか?
 たとえば、トランプについてマスメディアが露骨な偏向報道をするのと同じようなことを、日本のマスメディアも行っていないでしょうか?
 アメリカの政治家や知事たちが中国共産党とつながってドミニオンなどの危険なシステムを導入してしまったのと同じように、日本でも危険視されている会社の製品をデジタル庁に導入しようとしていたりはしないでしょうか?

 そもそもこの大統領選の報道自体もそうです。アメリカのマスメディアが偏向報道するのは、ある意味では理解できます。彼らに利害があるからです。では、それとまったく同じように日本のマスメディアが大統領選について偏向報道しているのはなぜでしょうか? 普通に考えればそんな必要はないはずです。むしろすべてを正しく報道したほうが視聴率も評価も確実にあがります。逆に考えると、利害があるから日本も偏向報道しているのではないか? なんらかの勢力が報道を操作しているのではないのか?

 こうしたことを考え合わせていくと、日本も実はかなりの危機にあるのではないかと薄ら寒くなるものを感じます。
 そして、日本にはトランプはいません。シドニー・パウエルもいません。こうした勢力からの砦となってくれる堅固な憲法もなければ、大統領令のようなものもありません。身を守るものがほとんどなにもないのです。裸で立っているのも同然です。
 こうしたことについて日本国民はいまこそ真剣に考えなければならない時期にきています。


18.リトマス試験紙

 大統領選の情報を追っていると、日本人がトランプを応援してどうするのかとか、トランプ信者はおかしいとか、いろいろと揶揄する声も見つかります。そんな声も理解はできます。まず根本的に彼らは事態を把握していないのでそういう意見になってしまうだけです。私も事態がわかっていなければやはり同じように思った気がします。
 そして、大手マスメディアは人々がそう思いこむように意図的に歪めた報道をしているのです。世間的には、勝利したのはバイデンであり、おかしな言いがかりをつけているのはトランプなのです。トランプはそういう人間だと主張するために何年ものあいだずっとトランプを悪く言い続けてもきました。
 こう言ってはなんですが、私は特別にトランプ支持者というわけではありません。むしろトランプに対してはやはりあまりよくない印象を持っていました。けれどもいろいろと調べていくうち、それらはマスメディアがつくりあげた虚像であることがわかってきました。
 トランプが善人であるかどうかはわかりません。ですが、少なくともマスメディアが植え付けたイメージが嘘であることは確かです。

 話を戻しますが、大統領選に関してときに言い争いなどしている人たちも見かけます。一方は、不正を主張し、一方は不正なんてありえない、トランプがおかしなことを言っているだけだ、という主張。だいたいこういう構図ですが、互いを説得しているのに成功しているのは見たことがありません。
 こうした様子を見ているうちにこの記事――大統領選のなりゆきをひととおりなぞった記事を書こう、書く必要がある、と思いたちました。

 不正選挙は真実であり、トランプは間違ったことは言っていません。
 ですが、それを説明するには意外と難しいものがあります。
 たとえば、裁判で全部トランプは敗訴しているではないか、それがすべてだろう、ニュースでもそう言っているじゃないか、と言われれば、「それは政府高官も裁判所もマスコミもみんなグルになって不正をしているからだ」などと言っても、陰謀論などと言われて失笑されるのがおちでしょう。「中国共産党がかかわっている」などと言おうものならなおさらです。
 すべてのなりゆきを全部説明すれば納得させられるかもしれませんが、それにはかなりの労力が必要で、そんなことはいちいちできません。

 動画やSNSやブログなどで発信している人はたくさん出てきています。けれども断片的なものがほとんどであるようで、全部の流れを通して話されているものは、私の知る限りでは、まだ発見できていません。
 そろそろ全部を見通したものが必要なのではないか。
 より多くの人がなりゆきを知ることができるための記事が必要だと思い、そういったことでこの記事を書きました。

 最初に書きましたが、これを書くに当たってひとつ決めたのは、事実のみによって書くということです。そのため、真偽の怪しい話はできるだけ排除しました。少なくとも、私なりに確証が取れた話を記載しています。
 また、単になりゆきだけを記述するのではなく、「事の次第」がわかるようにツイートや記事などを多く示しています。ひとつには、私が勝手に適当なでたらめを書いているのではないという証明のためです。また、これらの情報を見てみんながそれぞれに判断できるように、です。
 真偽の判断はいま難しい状態にあります。大手マスメディアはのきなみ信用できません。ですので、一次情報、つまり実際の発言者などを探し、あるいは複数の情報を照らし合わせるなどして判断していくことになります。

 そのため、最初に予定していたよりも数倍の分量になってしまい、これだけの長さになってしまうとすぐに読めるというわけにもいかないので、当初の目的(ことのなりゆきをみんなが簡単に把握できるようにする)とは少し外れてしまうのですが……無駄なものを入れたつもりもないので、仕方のないところかと思っています。
 それでいて、ここに書いた出来事はあくまで氷山の一角にすぎません。実際にはもっと大量の不正の証拠があがってきていますし、数多くの出来事が発生しています。

 ところで、大統領選を追っていてひとつ強く思ったのは、陰謀論、という言葉の危険性です。
 信じられないようなことを耳にすると、陰謀論という言葉で終わらせてしまう人がいます。ことに日本人はこの傾向が強い気がしているのですが。いわゆる平和ボケなのでしょうか。不思議と正常性バイアスが強く、そこからはみだす情報は「陰謀論」としてしまいます。今期の大統領選などはこの「陰謀論」の最たるものかもしれません。
 よくわからないこの心理によって、現実にとんでもないことが起こっていても陰謀論で片づけて目をそらせてしまう。しかし目をそらせているあいだに事態は進行し、やがて取り返しがつかなくなる。私が感じた危険性はこういうものです。

 この大統領選は、リトマス試験紙であると言われているようです。
 誰が裏切り者であるか、誰が味方であるか、誰がDSであるのか、誰が買収されているのか、そういった区別が言動によってはっきり見える、という意味ですが、どうやらほかのことについても言えそうに思っています。
 誰が嘘に騙されやすいか。
 誰がでまかせの情報を流しているか。
 誰が正しいことをしようとしているか。
 いろいろなことが見えてくるようです。

 マスメディアを信じて「不正はない」と思いこまされている人は、ある意味でマスメディアの犠牲者です。相手は全力で騙そうとしているのですからこれに騙されることは罪でも恥でもなんでもありません。
 けれども、根拠を示されてもなお否定し、マスメディアが狂っているのだという真実を突きつけられ、われわれ自身にも危機は迫っているのだという事実を告げられてもまだ意見を変えない人がもしいるとするならば、それは愚かなことでしかありません。
 あるいはそうでないのなら、DSや中国共産党側の人なのかもしれません。
 あなたのリトマス試験紙は、いま、どのように反応していますか?

 今期のアメリカ大統領選で起こっていることを映像化した警告の動画がアメリカで作成されています。


19.To Be Continued

 いま現在は、2021年1月2日です。大統領選はまだ決着していません。
 年末からますます多方面にわたってさまざまなことが起こり、情報を追うのが少し困難にすらなっています。
 まずは1月6日に大きな出来事が起こります。選挙人投票の結果が開票されます。一方でトランプはみんなワシントンに集まるようにと支持者に呼びかけています。歴史に残る日になるのかもしれません。

 私のこの記事の目的は、アメリカ大統領選で異常なことが起こっているという真実を伝えることであり、そのこと自体はすでに達成はしていますので、いったんここでおしまいとします。
 状況次第で、続きを書くことはあるかもしれませんが。

 最後に、トランプが12月22日に行った演説をご紹介しておきます。
 この演説も歴史に残るべきもののような気がしますね。マスメディアからはほとんど無視されましたが。


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※この記事をまとめるにあたって、数多くのツイートや記事などを参照致しました。ひとつひとつはとうてい記憶していず、まことに勝手ではありますが、ここでまとめてご報告と感謝申し上げます。
もしも引用に不都合がある場合は、お手数ですが、ご連絡下さい。

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