無敵じいさんにおれはなる。
この4~5年、在宅訪問マッサージや、機能訓練士として高齢者のリハビリに携わらせていただいています。
で、介護関係のひとはわかるとおもうんですけど、高齢者コミュニティには必ず【職員さんにかわいがってもらえるひと】っているんですよ。
「わたしは贔屓なんかしません!」とか、そういう話じゃなくて。人間は感情で動いてますから、好き嫌いはあって当たり前なんです。
誰にでもあったとおもいます。小学生の時、怖い先生とやさしい先生で態度変えてませんでしたか??アレとおんなじです。
ただ、仕事ですから。そこは公平に。ね❤
さて、話しを戻します。
私はおもったのです。かわいがってもらえる能力を自分が持ったまま、おじいちゃんおばあちゃんになっちゃえば、将来無敵やん。。。と。(最強ではなく、無敵というのがミソ)
なので、かわいがられる要素とは何かと考えてみます。
ぼくがイメージできるひとで言えば、
『笑顔がおおくて、おだやかで、まわりに感謝してる人。』
うん。まぁそりゃそうだわっておもいますよね。
でも、『しかめっ面してプンプンしてありがとうとか言わないひと。』っていますよね。いるんですよ。
自分が介護するときにどちらのひとがいいですか?
ここは理屈じゃないです。感情です。
とは言っても、お仕事でお給料をもらっているのであれば、もちろん公平に対応しますよね。でも、なんでだろうって思いません??なぜ、わざわざ嫌われ要素をだしてしまうのか。
性格?キャラクター?
ぼくは、患者さんの身体をみるときには、呼吸と姿勢を大事にしています。
その観点からすると、高齢者のほとんどのひとが口呼吸で猫背なんです。
「そりゃあ年を取れば猫背になるよ。」ってそれ本当ですか?
若いひとにも猫背はいますよ?(むしろ多い)、90代でもまっすぐなひといますよね。(高齢で背筋まっすぐなひとはだいたいエロい。猫背の若者よりエロい)
猫背は口呼吸から引き起こされます。
は?なにいってんだこのハゲ?っておもいました?(はげてはいない。もう一度言うぞ。はげてはいない。)
では、体験してみましょう。よろしくお願いします。
まず、口で大きく息を吸ってみましょうか。
いま胸が拡がりましたよね。これが口呼吸での胸式呼吸です。
そのまま口呼吸を続けてみましょう。どのあたりの筋肉が動いて胸が拡がるか感じてみてください。
首、肩、胸、そのあたりの筋肉が動きますかね。
しかも、口呼吸を続けると、アゴ上がってきませんか?
そうすると、背中が丸まるんです。
生きてる間の呼吸は止められません。息を引き取るまでに何回もします。それだけの数の呼吸を口でしていれば、そのひとは猫背になってしまうということですにゃ。(これは猫語尾)
で、さらに続きがあって、胸式呼吸は交感神経が優位になりやすいです。
わかりやすく言うと戦闘態勢って感じです。
おだやかな戦闘態勢ってあります?(戦う仏)
口呼吸ばっかしてたらプンプンしやすいしキレやすくもなりまさぁ(どこの方言?)これで、かわいがられないひとの完成です。
じゃ、かわいがられるにはどんな呼吸をすればいいのか。
お察しの通り、鼻呼吸の腹式呼吸(胴体呼吸)です。
練習法はこちらで。
https://note.com/mitsu_iwa/n/ne80207c09513
胴体呼吸は息(気)を下げるので腹が据わります。頭に血は昇らず、おだやかになれるわけです。
さらに、胴体呼吸によって腹圧を上げることで腰がはいり、姿勢は改善され猫背にはならないワン(犬語尾にはなる模様)
これで、おだやかな背筋の伸びたエロいおじいさんの完成です。
これでぼくの将来は無敵です。
ただ、先に言っておきたいんですが、これおじいさんおばあさんになってから始めると多分おそらくきっとめちゃくちゃ大変です。もう出来上がってしまっているので。
この胴体呼吸は、養生でもあるんです。
若いうちからコツコツと毎日積み重ねる。
老化ではなく歳を重ねていくんです。
呼吸は1分で15~20回程度、一日では、およそ3万回です。
(マスクで自分の口のにおいを客観的に嗅ぐ会調べ)
呼吸を変えれば姿勢が変わる。
姿勢が変われば生き方が変わる。
ぜひ一度体験してみてください。
あなたの変わりたいを応援してます。