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4.日本から9000km! いざパレスチナと!

みなさんこんにちは!
第4回目の林充希です!

今回も第3回の続きですので
まだ見ていない方はぜひ!

自己紹介も見ていただけると
僕がただの気持ち悪い変人ではないと
ご理解いただけると思いますので
ぜひよろしくお願いしますね (;'∀')


そしてご報告ですが
長野県内のラジオに
初出演させていただきました!
探究活動の魅力や
パレスチナとの共同演劇の
発端や過程や学んだことを軸に
私の高校をアピールしてきました。

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長野県県内にご在住のみなさましか
聞くことができないので少し残念ですが
ラジオにまた出られるように
頑張ります!


それでは今回は
下準備を終え
いよいよ
パレスチナとつながります!
最後までよろしくお願いします!



数値から見えること

前回は私が実際に行った
「パレスチナへの印象調査」
について書かせていただきました。
結果は以下の通りです。

パレスチナのイメージ-1-removebg-preview (1)

これをみて
暗いと回答した人が悪い!
ということでは全然ないと思います。
なんなら私だってはじめは
パレスチナなんて危ないところ
演劇なんてなくて暗いところ
って思っていたんですから。

じゃあこの数値を見て
僕はどう思ったのか。

「このままではいけない」

そう思いました。
この結果は、数値は
様々な理由があってこうなったんです。
誰が悪いということではありません。
でも
重要なのはそのあとです。

結果がでた。
それで終わりにしては
もちろん意味ありません。
そして
パレスチナには暗いところだけではない
と僕自身は知ることができた。
でも
前の僕のようなことを考えている人が
50人もいた。
このままでいいの?


いざパレスチナと!

第二回ででできた
パレスチナの演劇を翻訳している方、
僕に
「怖いところだから
危険なところだから
文化がないというのはおかしくない?」
と偏見に気付かせてくれた方がいるんですけど
実はその方とのヒアリング後に
ある方をご紹介いただいていたんです。
それは
パレスチナで今も活動されている日本人の
福神さんです。
NGO団体
『国境なき子どもたち』
の一員です。

パレスチナに在住しながら
学校教育の支援や
学校の先生に向けた講習などを行っています。

実は演劇ともかかわりがある方なんです。
学校の先生たちに対して
演劇を通じた授業方法の講習を
行っているんです。
ただ学ぶのではなく
自分が役を演じたり
見ることによって
その人の感情を理解できたり
理解するように意識して聞いたり
演劇はそういったところでも
活躍していて
それをパレスチナで進めているのが
福神さんなんです。


そんな福神さんと
お話をすることにしました。
パレスチナとの時差はなんと
約7時間!
日本が7時間進んでいるということになるので
こちらが朝9:00に福神さんに連絡をすると
福神さんの携帯は
深夜2:00に鳴るわけです。
これは気をつけねば…

さらに、パレスチナには
ラマダン(断食月)というものがあり
なんとその期間中の朝の仕事は
禁止!されているということなので
パレスチナの方々とお話をするには
より慎重に考えて
時間設定をすることが必要なのです。

大変でややこしいと思うときもありますが
日本には全くない文化で
面白いし、なんかリアルに
他文化と触れ合えてよかったと思っています!

そしていよいよ福神さんと
「国境なき子どもたち」で活躍する
パレスチナの方々とzoomでお話ししました。

パレスチナ会議


左の方が福神さん、
右の方がムハンマドさんです。
(ムハンマドさんは
 共同演劇作品の
 パレスチナチームの監督を
 務めていただいたのですが
 それはまた今度、お話しますね!)

はじめてとなるパレスチナとのセッションは
①私の今までの活動について話す。
②パレスチナの印象調査結果の報告をする。
③今後の活動について話す。

この三つを目的に行いました。

①では
私が抱いていた偏見、
それを気づかせてくれた
国際演劇祭の存在と
渡辺真帆さんのお言葉
についてお話ししました。
このお話をパレスチナの人々が聞いたとき
なんと言ったと思いますか?

「お前は偉いし、すごいよ!」

正直、悲しがってしまうかなと思っていました。
パレスチナを暗いところ、危ないところだと思ってました
なんていうのは少し自分自身もきつかったです…
でも、本当のパレスチナの姿を知ろうとしている
私の姿に喜んでくれたのです。
「パレスチナは元気で楽しいところなのに」
「そうだよね!食べ物もおいしいし」
そんな会話もしていました。


②では私が行った印象調査の結果を
パレスチナの人々にお見せしました。
これには先ほどと違って
大きなショックを隠しきれていませんでした。
「こんなにパレスチナのこと知らないひと
日本には多くいるの…?」

怖いところ、危ないところだとおもっている人が
多くいるのは、しょうがないことだと
パレスチナの人々もおっしゃっていましたが
それ以上に
「パレスチナを知らない」
その現実に、パレスチナの人々はショックを受けたのです。

ムハンマドさんは
「もっとパレスチナの魅力を知ってほしいし
怖いところだと思っている人には
真実の姿を見てほしい」
とおっしゃっていました。


③にて今後の活動内容についてお話しました。
私がやりたいことは
◎私の抱いていた偏見を自ら発信すること
◎たくさんの人々に本当のパレスチナを知ってもらうこと
◎パレスチナとのかかわりの中でパレスチナの人々にも
 日本を知ってもらい、好きになってもらうこと

パレスチナの人々が求めていることは
◎パレスチナを日本人に知ってもらうこと
◎パレスチナの魅力を発信すること
◎パレスチナの実態も知ってもらうこと

この二つをかなえるのは
もうこれしかありませんね

演劇

です。

パレスチナで行われていた国際演劇祭は
分離壁という壁を越え
子どもたちが、壁の向こうの世界を知り
壁の向こうの世界とつながるきっかけとなりました。

今回の活動にも『壁』があります。
偏見、知らないという壁です。

それらの壁を超えるのは
やはり演劇なのでしょう。

そして、『共同演劇』という形を提案しました。
お互いに遂げたい目標があるのですから
日本だけの作品でも
パレスチナだけの作品でもダメなのです。
両方の為の作品でなければ。
それに加えて
パレスチナの演劇は
「主張」「告白」という意味があるのだと
福神さんからお聞きし、
日本の演劇とのミックスも面白いかなと(笑

そんなことで共同演劇を提案し、
パレスチナの皆さんもその意見に賛同!
そしてムハンマドさんが
パレスチナチームの監督になり
両チームの共同演劇製作はスタートしたのです。


ということで今回はここまで!

次回は
「アラビアと日本語の『壁』を越えろ!
共同演劇完成までの道のり」
をお送りします!
どうぞお楽しみに!

林充希でした!!

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