ゆらぎやすい春に。「自分を大切にする新習慣」のすすめ。
春。草花が芽吹きはじめ、鳥のさえずりが心地よい時期。
梅や桜など色とりどりの花が咲き始め、思わずお出かけしたくなりますよね。外に出る機会が増えて、人との出会いやあたらしい始まりに、心踊る季節です。
3月4月は卒業や入学、新学期など、出会いや別れの季節でもあります。
就職や転職、転勤などで新生活が始まる人も多いのではないでしょうか。
あたらしい場所でどんな出会いや景色が待っているか、想像するだけでワクワクしてきます。
一方で、あたらしい環境に心ときめきつつも、人間関係などうまく馴染めるだろうか、不安な気持ちになることも。
また、転職や結婚・出産など大きな変化は特にないけれど、まわりが変化していく中で「このままでいいのだろうか？」と漠然とした不安を感じる人もいるのではないでしょうか。
春はストレスを感じやすい季節
実は、春はストレスを感じやすい季節とも言われています。
気温や気候の変化によるもの
人間の身体は、体温を一定に保つため自律神経が働いています。
自律神経は、心身を活動モードにする「交感神経」とリラックスモードにする「副交感神経」の2つがあり、互いにバランスをとりながら健康状態を維持しています。
「三寒四温」とも呼ばれる春先は、寒暖差が大きくなります。
また雨が多くなり気圧も変化しやすい季節です。
そのため、健康状態を維持しようと「交感神経」が活発に働き、エネルギー消費が増え、疲れやだるさを感じやすくなってしまうのです。
生活環境の変化によるもの
あたらしい環境での仕事や、新たな人間関係を築いていくとき、誰しも緊張したり気を張ったりすると思います。
慣れない仕事や環境で戸惑うことや、覚えることがたくさんあってなかなか心が休まらない…。
気持ちでなんとか乗り切っても、知らず知らずのうちに身体への疲労が蓄積。ゴールデンウィーク頃に「五月病」としてメンタル不調や体調不良に陥ってしまうケースもあります。
外の変化が多い季節だからこそ、
意識して自分の内側を見つめ、いたわる時間をつくりませんか。
ここではいくつか、自分を大切にするための方法をご紹介します。
忙しい日々の中でも、まずは、なにより自分を大切に。
1.カラダをいたわる
深呼吸をする
先ほどお話した自律神経。
春は何かと交感神経が優位に立ち、バランスが崩れやすい環境です。
さらにストレスを感じているときなどは、緊張状態で浅い呼吸になりがち。
意識して深い呼吸を数回してみるだけで、副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整えることができます。
ふと、思い立ったら深呼吸。すぐにはじめられそうですね。
ゆっくり湯船につかる
暖かくなってくると、シャワーだけでいいかなと思ってしまいがちですが、湯船に浸かることは様々な効果があります。
温まることで血流が良くなり、疲れが取れやすくなります。
また浮力の影響で、体に感じる重さが約10分の1に。筋肉がやわらぎ、体がリラックスすることで、脳にも大きなリラックス効果を得られます。
39℃前後のお湯に20分程度入るとより効果的だとか。
また、アロマオイルやお気に入りの入浴剤などを入れて香りを楽しむことで、よりリラックス効果が得られるでしょう。
「何もしない日」をつくる
めまぐるしい日々の中で、あれもこれも、やらなければいけないことに追われ、自分の気持ちはどこかに置いてけぼり。
気づけば心身ともに疲れ果てているなんてこともあるのではないでしょうか。
たとえば1週間に1日は何もしない日をつくる、というのはどうでしょう。
何もせず、心の赴くままに動く日。マイペースに過ごす日。
本当にやりたかったことに気づくきっかけになるかもしれません。
2.ココロを動かす
映画を観る
現実世界で嫌なことがあった日は、思い切って非日常の世界へ飛び込んでみては。思いっきり泣いたり笑ったりしましょう。
特に涙を流すことで副交感神経が優位になり、リラックス効果も期待できます。
ふらっと旅をしてみる
目的地は決めずに、リュックには必要最低限の荷物だけを。
今日は理性もスマホもパソコンも置いて、心の赴くままに。
電車に乗って好きな駅で降りてみるのもよし、家の近くを歩いてみるのもよし。いつもの景色が少し違って見えて、あたらしい何かに出会えるかも。
身体を動かす
心を前向きにしたいと思ったとき、身体を動かすことは効果的です。
散歩やウォーキング、軽くジョギングをしたり、ヨガをしたり。
ストレスの緩和には有酸素運動がおすすめです。
外での運動は気分転換にもなり、公園など緑が多い場所で過ごすことでリラックス効果も期待できます。
3.自分と向き合う
外の変化が多い季節は、外側に目が向きがちになります。
身近な人がフリーランスでやりたかった仕事を始めていたり、結婚したり出産したり、変化の多い季節だからこそ、そういったSNSがついつい目に入ってきてしまうことも。
意識して自分と向き合う時間をつくることで、外の変化に揺るがない「自分らしさ」を見つめてみませんか。
想いを言葉にする
モヤモヤしていることや、日々感じていることなどをノートなどに書き出してみましょう。
1日5分、ノートを開いてただ浮かんでくる言葉を書いていくだけでも、だんだんと思考が整理されていきます。
なりたい自分や本当にやりたいと思っていたことが少しずつ見えてくるかもしれません。
思い切って行動してみる
もしひそかに抱いている想いがあるのなら、周りを羨むことは終わりにして、思い切って行動してみては。
今はまだ漠然としていても、想いを言語化するうちに見えてくることもきっとあるはずです。
まずは趣味からはじめてみたり、スキルアップとしてキャリアスクールに通ってみたりするのはいかがでしょう。
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春は自分を大切に
様々な変化が多い季節。
外の変化に流されることなく、自分を大切にする時間をつくりましょう。
「自分らしく」生きるために最も大切なことは、自分自身が健康であることです。
心身ともに健やかに、心躍る春をたのしく過ごせますように。